長岡生コンクリート
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2022/01/25

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《生コンキャンプ》「キックオフキャンプはどんな感じにしようかな?」

「生コン工場の、生コン工場たちによる、生コン工場のための」体感型ワークショップ《生コンキャンプ》を思いついてから日々あれこれ妄想している。これから交わる多くの生コン関係者の方々と具体的につくりこんでいくのだろうそのベースとして簡単に構想してみた。



キックオフ生コンキャンプ

⚫︎参考記事: 《生コンキャンプ》「生コン工場の、生コン工場たちによる、生コン工場のための、体験型ワークショップ」

「飽きたらやめよう」

「目的達成したらやめよう」

「様式にこだわらないように注意しよう」

「誰もが意思決定して誰もが行動に移すことができる」

「時々に目的が生まれて、その目的に対して既に取り組んでいるけれど、なかなかその目的が達成できなくて苦しんでいる」

生コン工場従事者が1時間半の壁の中ではとても知り得ない情報を他の生コン工場と交流することで手に入れて自発的に成長していく。

そんな場所を夢想して、生コンキャンプというプロジェクトを想起した。

今後、生コンポータルとしても、こちらの生コンキャンプというプロジェクトをベースに生コン関係者らとの交流を図っていきたいと思っている。

そんな生コンキャンプだが、まず、どんな形で、いつ頃から始めたらいいか。

流動的でシームレス、ルールや様式、前提にこだわらない、と言っても、まずどんな感じで始めたらいいか、たたき台という言葉はあまり好きではないけれど、それに近いようなものがなければ人は集まりようがない。

先日のブログからあれこれ僕の頭の中でこの構想について考察を巡らしていた。

以下のような感じで言語化されている。


《キックオフ生コンキャンプ(案)》

⚫︎時期はごろ、桜満開に合わせて開催したい
⚫︎場所は生コンポータル(有限会社 長岡生コンクリート)。その時には研修・温泉・宿泊施設(通称「kr」)が完成している(https://www.nr-mix.co.jp/owacon/blog/24.html

⚫︎テーマは色々やりたいなあとは思うけど、「生コン工場のDx」(生コン屋さんのWEB戦略)でいきたいと思う。うちでやるんだから、これだろう。
⚫︎参画可能者は生コン工場とその職員。生コン屋さんのWEB戦略・情報発信に既に取り組んでいる方々
⚫︎費用は例えば50,000円/社でどうだろうか。思いつきだから、もっと安くしても、高くしてもいいと思ってる。誰が決めることでもないし、やりながら修正していけばいいと思う。また、このお金を元手にその分野に明るいゲストコメンテーター(あくまで基調講演など一方的なものではないことに注意したい)を呼んでもいいし、あるいは懇親会の費用に充ててもいい。必要が生じればその経費に回す。当然のことながら利益が目的ではない。
⚫︎参加可能者は生コン関係者。こちらはリモートもリアルもOK。費用は10,000円程度。リモートなら5,000円てところだろうか。取材だから無料ってわけにはいかない。そもそも、取材なんかいらねえ。
⚫︎リアル定員はせいぜい20〜30名ってとこだろうか。今回は施設の都合上やコロナ禍も考えるとあんまし大勢呼べないし、大勢になると議論も希薄になってしまいかねない。
⚫︎キャンプの中身は、13:00スタートで3時間かけて各社にプレゼンをしてもらう。仮のお題としては、テーマに対しての「現状の取り組み」「現状の課題」「課題に対してどのようにしようと思っているか」など。それに対して、周り(参画者・参加者・専門家のゲストコメンテーター)からフィードバック、といったところでどうだろう。例えば、生コン工場が8社参画したとしたら、1社22分程度の時間となるので、その時間厳守で回す感じの3時間(途中休憩を適宜挟む)
⚫︎16時からはプレゼンを踏まえてのゲストコメンテーターへの質問を柱にしたフリーディスカッション。ここでは、すべての参加者が発言する。生コン工場にとってのDXというテーマに対して相乗的に議論が広がればベストだ。誰かが最後に講話をする必要もないし、挨拶も不要。ただし、ご当地の生コン工場職員から一言締めくくりがあってもいいかもしれない。特に様式にはこだわらない。あってもなくてもいい。その場のノリで、雰囲気で。
⚫︎18時から懇親会。やっても、やらなくてもいいと思うが、せっかく遠方まで来ているのだから、リアル参加者は日中の議論を踏まえて楽しく会話に花を咲かせてもいいだろう。費用は上記予算設定であれば十分に賄えるはずだ。ただし、注意しなくてはならないのは、「二次会はどうぞご自由に」というスタンス。懇親会が定型化してしまっては、ポンコツがのさばりはじめる懸念があるから要注意だ。いきたい奴は勝手にいけ、というスタンスで、同調圧力は御法度。ちなみに、僕は、帰宅します。
⚫︎翌朝は11時生コン工場(今回は長岡さくら工場)。前日のディスカッションを踏まえて、長岡さくら工場の実態をそれぞれ視察。受け入れ工場の職員は質問に答える。また、その時期、その工場の旬な取り組みについて、当該工場からリアル参加者にプレゼンやデモンストレーションしてもいいだろう。およそ1時間半(12:30頃まで)を目安として視察を行う。
⚫︎13:00頃から会場を会議室に移してランチディスカッション(今回はご当地名物「鰻重」で行こうかと思ってる)。お題は、実際やって見て、それぞれがどのように感じたか、そして、次回もやってみたいか、などについて各社それぞれ5〜10分フィードバックありで会話する。およそ1時間半の時間の中で「生コンキャンプ」に寄せる各位の想いはシェアされる。また、その時に「次回」をやるのか、やらないのかを、その場で決める。次回のテーマは何にしたいのか。どの工場で開催したいのか。どんな生コンキャンプにしたいのか。ここで注意しなければならないことは「やることを前提にしないこと」。やることを前提にしてしまうと、組織(ネットワーク)は硬直化してしまう。僕の場合はすぐに飽きちゃう。やる気が出ない。楽しくない。
⚫︎14時半にはある程度煮詰まるとして、その後は三三五五観光へ行くでもいいし(ちなみに静岡県伊豆の国市は現在大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で注目を浴びている観光地だ)、そのまま地元に戻るでもいいし、そんな感じで幕は閉じる。大切なのはルールやテンプレートで縛らないこと。


僕の中でこのところ思考を巡らしていた内容はざっとこんなところだ。

もちろん、これが全てではないし、押し付けるつもりもない。

興味がなければもちろん参加しなくてもいい。

誰も誰かに何かを押し付けたり強制したりなんかしない。

共感・興味ありきで物事は進んでいくべきだと信じている。

今回は行きがかり上(?)当社がいわゆる「言い出しっぺ」なので当社を会場として選んでいる。

ただ、実は、僕が今興味・関心を持っているのは当然ながら生コンのDXではない。

個人的には「生コン工場試験室の最適化」に興味があって、会場を白石建設(岡山県岡山市)になってもらって、JIC森先生をゲストコメンテーターにお招きして、社内企画など標準化業務の無駄・無理を徹底的に炙り出す、そんな生コンキャンプに参加したい。

本当は、最初から、これがやりたい。

まあ、出たとこ勝負で、キックオフでそんな流れになればなったで嬉しいし、ならなかったらならなかったで、またそれもいいだろう。

ここ6年徹底して生コンDX(ウェブマーケティング)に集中してきてわかったのが、インターネットという空間にはほとんどルールがないってこと。

僕たち世代(40代)は制御・統制という空間で育ってきたから、なかなかインターネットのようなルールのない空間に馴染むのが難しい。

一方、ミレニアル世代とか、ジェネレーションYとか呼ばれるインターネットネイティブはその意味で鎖に嵌められてないと思う。

以下に、そんなWEBについての、ゲイリー・ハメル(経営学社)の指摘を引用したい。


▶︎優れたアイデアを誰も握りつぶせない
▶︎誰でも協力者になれる
▶︎誰でもリーダー役を務められる
▶︎誰も指図できない
▶︎目的や目標は自分で決める
▶︎誰かの成果を簡単に活かせる
▶︎ゴロツキや暴君に耐える必要はない
▶︎出る杭は打たれない
▶︎優れたものがたいていは勝つ(平凡ではそうはいかない)
▶︎情熱を削ぐような方針は覆される
▶︎素晴らしい貢献は周囲から認められ、祝福される
(「ティール組織」より引用)


「生コンてのはこういうもんだ」みたいな決めつけは鼻で笑おう、あしらおう。

生コンてのは俺たちが作るんだ、そんな気概で楽しみたい。

キャンプなんだから、楽しまなくっちゃ。

難しい顔して、言葉の端々に注意して、そんな会議なんかやる必要ない。

会社に行けと言われたからいくイベントなんかクソ喰らえだ。

生コンキャンプ。

とりあえず、やってみっか。

やったら、やったで、なんかまたわかるっしょ?

そんなノリでやってみよう。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:採石業務管理者/2級FP技能士