長岡生コンクリート
オコシコンは高い透水性を持ちながら表面強度・曲げ強度に優れたポーラス構造の高強度コンクリート

2020/04/04

「友達1,000人切っても問い合わせが増える」365日欠かさず3本ブログを書いて4年と1ヶ月目に起きたこと(その2)

「友達1,000人切っても問い合わせが増える」365日欠かさず3本ブログを書いて4年と1ヶ月目に起きたこと(その2)

今週いよいよブログ毎日3本4年と1ヶ月で生コンポータルの月間PVが100,000を突破した。市場と顧客とは一体誰のことなんだろう。「友達に生保を売り込み友達なくす」。欠かさず3本5年目を迎えた情報発信で気付くこと。その2。
その1:https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/10pv3653411.html



「市場と顧客」と「知人や友人」は別物

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僕のFacebookトップページに「友達42人」と表示されている。

およそ1年前は1,070人もいたFBの友達をその1でも書いた通り1,000人切ってみた(20人代にまで減らしてみた)。

一部でいろいろ心配くださった方もいたという。

中には電話までかけてきて「Facebookで俺をボイコットしやがって!」と叱責もいただいた。

ちょうど時期を同じくしてとある生コンの会を解散宣言したり脱会したりなどもしていたため多くの方の話題になったという。

(直接連絡をしてくることはなくほとんど身辺は無風状態だったのだが、ある人に言わせれば「台風の目は無風ですよ」と指摘されやけに得心したのを覚えている)


こうした行為は全て実験であって、誰かが気に入らないとか好きじゃないとかでFBの友達を切ったのではない。

そもそも友達としての関係性の度合いとFBで友達であるかどうかに因果関係はない。

FBで友達でなくともすごく親しい(例えば家族とか)こともあれば、FBでよくコメントもらったりいいねもらったりしてもあまりよく知らない人もいる。

PR・広告・情報発信にSNSを活用しようとする多くの人々がいる。

果たして効果があるのか。

そうした意図から友達1,000人切りを断行してみた。

結果、PVこそ一時期月間5,000ほど減少したものの、問い合わせ数、成約件数、売上、利益共に減るどころか増加した。

そう考えるとせっせと他人の記事にコメント入れてみたりまめにいいねをつけてみたりという行為は市場と顧客に届いていなかったことになる。

「友達に生保売り込んで友達なくす」

聞いたことないだろうか。

そもそも友達や知人は商売の相手(市場と顧客)ではない。

友達の活躍は応援したいけど、だからといって友達から物を買うとか買わないとかとは関係ない。



市場と顧客の構成要因を冷静に分析するための実験

闇雲にFBやTwitter、Instagramで友達を増やすのではなく、そもそも製品はどういったプロセスを経て市場と顧客に届くのかを冷静に分析した。

もちろんSNSをきっかけに知る(AIDMAのAttention)ことはあるかもしれないが、ネット時代大量に流通する情報にあっては埋もれることになる。

基礎活動として毎日生コンに関する記事を3本以上WEBリリースする。

最初のうちはおそらくほとんど誰にも読まれていなかっただろう。

あるいは内輪(生コン産業の知り合いや友人など)くらいのものだ。

当然、まるで反応がなかった。

「宮本さん、毎日たくさん記事書いてますね」

話題に出してくださる方もいたが、だからといってその人が製品を買ってくれるということではない。

SNSを眺めていると記事にちやほやコメントを寄せられてそれに答えているやりとりを見ることができる。

うらやましくなくもないが、冷静にこれらは価値の情報発信と関係があるのか。

「もしかしたらこれはまやかしなのではないか。市場と顧客を見誤る行為なのではないか。友達や知人にその活動を認知・承認してもらうことと、製品が販売・普及されることの間にはもしかしたらまったく因果関係がはいのではないか」

これが、友達1,000人切りという実験に至ったきっかけだ。

(きっと切った友達の方はお読みになっていないと思いますが、あなたが嫌いとか好きとかで切ったのではないのでどうかご気分を害さないでください)。

そして、「市場と顧客」と「友達や知人」は似て非なるものであるという結論にたどり着く。

こう考えるとしがらみにあくせくしていた自分や未だにとらわれている身近な多くの人たちが微笑ましくもすらある。



DMという手段に原点回帰

情報発信に関して社外のビジネスパートナーも交えてブレストしていた時のこと。

そもそも透水性コンクリートを直接購入いただく人は施工者。

もちろん、庭に土間コンを整備する人が最終的な購入者なのだが、その手前で施工者の存在は必要不可欠。

そして、施工者の大半はITリテラシーが低い。

いまだに電話とFAX。

「FAXDMをやってみたらどうか?」

2017年にブログに続いて始めた施工見学会。

その告知をその地域の建設関連業種にFAXDMで配信する。

これは見事に当たった。

どのくらいの効果が見込めるのかを早期に判断するために1ヶ月100万円の広告宣伝費を割いた(2018年度)。

直接の購入者(市場と顧客)である施工者の認知が進み見学会にも来場者が姿を見せるようになった。

これがカンフルとなりPVにも好影響がもたらされ目標としていた60,000PVを突破し順調に80,000から時には90,000PVに届く月も出るようになる。

それに伴い2017年には113件だった問い合わせ件数も2018年には443件と激増した。

市場と顧客はだれか?

冷静な分析がITの現代まさかのFAXDMという手段に帰結しその結果がPVと問い合わせ件数の増加というまさに適正な市場と顧客の反応を勝ち得ることになった。

市場と顧客を冷静に分析する。

何もかも順調に進んでいるように見えた。

そして、この数字の増加は雪だるま式にうなぎ上りに上がっていくものと当事者の僕たちは信じていた。

しかし、2019年にPVの増加は一服を見ることになる。

闘い方は変えていない。

なのに突然現れた踊り場。

もう一度僕たちは市場と顧客は誰なのかを冷静に見つめる機会を得た。

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イノベーター理論。

(出典:https://www.onemarketing.jp/lab/btob-marketing/innovation-theory_195


(つづく)



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士

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