長岡生コンクリート
オコシコンは高い透水性を持ちながら表面強度・曲げ強度に優れたポーラス構造の高強度コンクリート

2021/01/21

【青森】《犯人だ〜れだ》「生コン110番を設置致します」#3

【青森】《犯人だ〜れだ》「生コン110番を設置致します」#3

量質転化を優先し、登録数に走っているのは否めない「お庭づくりは0円マッチング」庭コンの施工者・製造者リスト。たまに寄せられる気の毒な一般の方からの悲痛な声。生コンポータルでは、こうした声を余すことなくブログとして紹介し(生コン110番)、少しでも消費者が保護されるように努めていきたい。「同社で新築した場合のみ施工いただける?!」



「エビでタイを釣る?!」驚愕の抱き合わせ販売の手口

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【お施主様引き合い】
株式会社旭工務店(青森県)対応について。
施工業者一覧に掲載されておりました同社に、ドライテックの相談をしたところ、施工不可との回答を受けましたのでご報告申し上げます。
同社で新築をした場合のみ施工いただけるとのことですが、連絡の時点で断っていただければ良かったものを、ローンや、資金計画など根掘り聞かれたあとでしたので、非常に残念な思いをさせられました。

さて、本サイトの施工業者一覧に掲載されている企業の皆様は、どこも上記のような対応でしょうか?
私のように外構のみの依頼にも対応いただける、青森県内でドライテックが可能な企業様の情報をお持ちでしたら、ご紹介いただきたいと思います。
お手数をおかけいたしますがご対応のほどよろしくお願いします。



ドライテックをダシにあれこれ情報を引き出された。

透水性コンクリートは今年で16年の歴史を持つ歴としたプロダクトだ。

ただ、まだまだエクステリアの定番「土間コン」と言ったようにあまねく全国で認知されているとは言い難い。

そのため、生コンポータルでは5年前よりインターネットによる情報発信に舵を切った。

さらに、それまで蓄積してきた草の根の生コン製造者らとのネットワークを駆使してそれぞれの地域の施工者らへのアプローチし、なんとかドライテックの製造・施工体制を全国区に及ばせようと努力してきた。

無論、そんな製造者・施工者の大半は「新しい材料に前向き」という時点で非常に良心的で真摯に市場と顧客の声に耳を傾けものづくりに勤しんでいる。

ただ、中にはいるのだ。

「人気ある《商材》で顧客にふっかけてやろう」

そんな、不届き者と言わざるを得ない向きが。

⚫︎参考記事: 【東京】《犯人だ〜れだ》「ドライテックだと土間コンの6から7倍の費用となることが多いです」《注意》嘘つき施工者に御用心

そもそも、僕は「商材」という言葉が好きになれない。

この言葉、主語が「売る側」になっているところがその理由なのだと思う。

本来プロダクトというものは「買う側」つまり、市場と顧客が主語であるべきで、作る・売る側はその主語に続く述語であるべき。

ものづくりの担い手である僕たちは常に市場と顧客の要請に敏感であり、都度求められる姿に自らを変化していかねばならない。

なのにいつしか主語が自分たち売る側になってしまい自らを正当化し(インターネット以前は)無知な施主から暴利を貪ろうとする。

嘆かわしい現実があった。


一方、インターネットと企業関連系は上記のような閉鎖的で情報が拡散されにくい空間を一変させてしまった。

嫌な思いをした顧客はすぐにその事実を明るみにすることができるのだ。

僕が施主だって、これは怒る。

そもそも「ドライテックにしたい」という希望が主語であり、その旭工務店の売る「家」はその希望にとってどうでもいいこと。

なのに、その問い合わせに対してローンや、資金計画など根掘りという行為は完全に押し売りの沙汰。

結果的に、同社で新築をした場合のみ施工という回答はどう考えても信義に悖る行為と断じざるを得ない。

自分がそんなことされたらどう思うだろう。

こういうのを法律では「抱き合わせ販売」として処罰の対象になることだってあるほどなのだ。

相手が求めていない「新築」を、求めている「ドライテック」に無理やり抱き合わせようとしているようにしか見えないからだ。


抱き合わせ商法(だきあわせしょうほう、tying)とは、本来の商品サービス(主たる商品)とは別の商品・サービス(従たる商品)をセットで販売する方法・手法の総称を指す。抱き合わせ販売とも呼ばれる。(中略)
日本においては、このような販売方法は不公正な取引方法の一般指定(10項)により指定されており、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(独占禁止法)第19条違反となる[1]。(Wikipediaより引用)。




生コン110番設置。

 にしても、ここ数十年であらゆることが激変してしまったと思う。

僕が子供の頃(もう30年以上前)、近所の売店で購入したチョコレートから蛆虫が湧いていたことがあった。

幼少その記憶は多少トラウマになっている。

両親に知らせお客様相談センターに電話をしてその旨を伝えた。

あれこれあったが数日後、新品のそのチョコレート(蛆虫がないもの)が郵送されてきて幕を引いた。


今なら炎上間違いなしの出来事だったと回想する。

まず、間違いなく蛆虫入りのチョコレートはスマホで撮影(動画、画像)されそのままネット上にメーカー名とともに晒されるだろう。

Twitterとかで速攻拡散。

「〜〜のチョコレートはウジムシ入ってるらしい」

とか、

「蛆虫入りい〜〜のチョコレートを購入してみた」

みたいな投稿が頻発することだろう。

今、僕たちはそんな時代に生きているのだ。

冒頭の工務店さん、もしかしたら悪気はなかったり、数字目当てでそのようにするように上層部から指示を受け、それをそのまま行なっているだけなのかもしれない。

(まさか、社長自らがそんなことを指導しているとは思えない)

ただ、今の時代は上層部が仮に把握してなかったとしても、会社の下っ端の起こした不出来は瞬時に拡散してしまうのだ。

そのことに社長や管理職が知らないなんてこともあるだろう。

エクステリア、建設業界がまだまだ閉鎖的であることは否めない。

それはITが浸透してこなかったことや重厚長大なものを扱うという業態特性から、ある面では仕方のないことだったかもしれない。

世間一般の評価に晒されにくい分野とも言える。

ただ、これからは違う。

閉鎖的・内向きな世界でチヤホヤ互いを褒めそやし悦に入っていられた時代は終わった。

その時代の終焉を少しでも早めるために、生コンポータルもその一翼を担いたい。

生コン110番。

今回のように辺境で消費者が窮地に立たされたときに気軽に相談できる存在として生コンポータルは常に市場と顧客とともにありたい。

事実は事実として気軽にメールフォームで連絡を寄せてほしい。

その事実は、事実として、きちんと世界に公表していきたい。

生コンポータルは「購入者」のパワハラには屈しない。

なぜなら、従来の縦割り・階層からは距離をとったビジネスを展開しているからだ。

1人でも多くの顧客が安心・安全な消費活動ができるようになる。

少なくとも、僕たちが取り組んでいる生コンに関して、そんな市場を創造することは、生コンポータルだけじゃなく、全ての生コン関係者にとっての責務だと思う。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士

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