2019/11/29
「12月1日エクスショップからドライテック(透水性コンクリート)リリース!」建設ECコミュニティ第1回交流会(その3)

施工・製造・流通が新たな文脈で再定義(アップデート)される具体的なあり方として「12月1日エクスショップからドライテックリリース!」。いよいよエクステリア販売日本1と全国の生コン製造、そして全国の施工が結びつき動き出す。
点で終わらない。面になる。常識になる
生コンが現場に届く。
地元生コン工場で製造された生コンが地元施工者に届く。
地元商社(建材店)が窓口になる。
この営みはこれまでその土地限定の現象であり、いわば点として完結してきた。
いかにその「点」で生み出された価値が素晴らしくとも。
また、その価値が世の中の常識を変え、人々の暮らしに貢献するモノだったとしても。
その「点」はこれまでの産業構造では見出されることなくその土地で埋もれてきた。
それが、情報格差を前提に置いた従来の縦割り階層型の産業構造だったとできる。
施工を伴う建設資材のネット販売で急成長するエクスショップ(https://www.ex-shop.net/)。
10年で10倍の売上100億を達成した成長企業と生コンが出会った。
本年12月1日いよいよ公式に透水性コンクリートがエクスショップから販売されるのだ。
遡ること15年前。
透水性コンクリートの普及活動の動線上に生コン工場の企業間連携が生まれている。
これまで地域や枠組み(組合など)を超える必然性の乏しかった全国の生コン工場がITを支えとして連携する。
今やその数250の生コン工場が透水性コンクリートの製造をそれぞれの地域で担っている。
もしこの取り組みが10年以上前だったとしたら。
こうした取り組みは出口を失い日の目を浴びることはなかったかもしれない。
時を同じくしてネット流通(小売)という分野で急成長を遂げた企業に接続する。
それが、ネット通販と生コンが出会うことの本質。
どこかの地域で生み出された、
⚫︎施工
⚫︎製造
の素晴らしい関係性やテクノロジーが新たなITという現代のツールに乗る形として、
⚫︎流通
と出逢う。
すると、どこかの地域の特定の価値はその土地で埋もれることなく普及の可能性を帯びる。
企業間連携だけではどうしても出口を見出しづらかった新たな文脈に沿うテクノロジー群。
それらはネット小売という新たな流通と出会うことによっていよいよ解放される。
本当に人々の暮らしに貢献できる価値として見出されることになる。
それが、
「12月1日エクスショップからドライテックリリース!」
キラーコンテンツ「カーポート&ドライテック」の施工見学会の様子(https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_859.html)。
こちらは「ウッドデッキ&ドライテック」の現場視察。
こうした技術も埋もれず普及するためにはエクスショップのような流通の役割が絶対不可欠だ。
点で終わらず面となる。
12月1日からエクスショップによる透水性コンクリートの販売が始まる。
具体的には来年3月までを目処に以下の地域でパイロット販売を開始する。
⚫︎千葉
⚫︎茨城
⚫︎埼玉
⚫︎東京
⚫︎神奈川
⚫︎静岡
新たな関係性として定義されたとはいえ、実際の建設プロセスに落とし込まれていく過程で想定外のトラブルもきっと浮上するはず。
全国に一気に拡大するまえに、需要地で丁寧に経験を積む。
これまで供給してきてくださった製造(生コン工場)や形にしていただいた施工はもちろん、まだまださらに多くの製造と施工の協力が必要不可欠となる。
階層構造で考えた場合どうしても底辺となりがちな、
⚫︎施工
⚫︎製造
のラストマイルたちは壁や垣根なく招かれ必要とされるようになる。
「とる」
「ひく」
の関係性ではなく無限に広がる立体的な空間で相互に結びつく。
階層的ではなくそれはさながら蜘蛛の巣状の形をとるのだろう。
新しい価値をその関係性から生み出す。
その経験はITの文脈に乗り世界中と共有される。
「とる」「ひく」の関係性から本来のパートナーとして、施工・製造・流通が交わる。
その交わりは高通気性で境目が曖昧。
誰もが自分が心から追い求めていることに仕事を通して主体的に向き合うことができる。
現状の産業構造はその時代のリアルを表した形だった。
そして、時代は変わった。
ITであらゆるものと人と情報の流動性が高まった。
それに従って市場と顧客のものづくりに寄せるニーズも変化した。
産業構造の破壊ではなく進化。
そのような位置づけとして僕たちはこの取り組みを捉えていたい。
否定されるものはいない。
誰もが貢献を期待される。
役割は自然と生み出される。
エクスショップからドライテックリリースの様子は適時紹介していきたいと思う。
宮本充也