2019/12/09
「エクスショップの仕事はおいしい」エクステリアネット通販日本1(その2:工場編)

その1ではなにかと「安そう」と思われがちのエクステリアネット通販の施工が実は「おいしい仕事」だということを検証した(https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/1_23.html)。今回は「生コン工場にとっても超おいしい仕事」であることをあきらかにする。
生コン工場にとってもエクスショップの仕事がおいしいワケ
いよいよ始まるエクステリアネット通販日本1のエクスショップとの協業。
生コン工場にとってはこの本格的な「ネットで生コン(透水性コンクリート)」はどのような意味を持っているのだろうか?
「ただ売り先が変わるだけじゃないの?」
「なんか安さを全面に出してるし叩かれる?」
もしかしたらそんな短絡的なイメージを持っているかも知れない。
実はネット通販と組むことこそ生コン工場にとって「おいしい」仕事となる!
その理由をここではあきらかにしたい。
施工込みで販売するネット通販。
エクスショップはインターネットを通じて一般家庭(C)に物品を販売する立場だ。
ただし、Amazonや楽天と異なる部分がある。
「施工を伴う」
という部分。
エクスショップでは物品(カーポートやフェンス)をただ送りつけるだけじゃない。
それを設置してくれる施工者(B)が1,000社以上存在する。
そのネットワークは全国に及ぶ。
かくしてカーポートやウッドデッキは施主の手を煩わせることなく庭に設置される。
もっと言えば、
「ネットで庭が届く」
その物品にこの度生コン(透水性コンクリート)が名を連ねる。
それがエクスショップとの協業の意味するところとなる。
通常土間コン何時に指定される?
これから迎える冬本番は特に厳しい。
生コン工場(B)にとっても、施工者にとっても土間コンは過酷な条件を突きつける。
「朝一」
「いやぁ、朝一いっぱいでして」
「なんとかならない?」
「他(の工場)にも確認したんですけどいっぱいでして」
こんなやりとりが全国の生コン工場と施工者の間で取り交わされることになる。
なぜか?
それは、土間コンには「どうしても朝一に済ませなければならない」理由があるからだ。
ブリーディングに悩まされる土間コンと悩まされない土間コン。
特に冬場はブリーディングといって生コンから浮いてくる水がなかなか引かない時期に差し掛かる。
通常の生コンの場合朝一に敷設を済ませなければ仕上げ完了は真っ暗闇なんてことになる。
午後1なんかに始めたらおそらく午前様。
翌日の早朝に仕上げなんてことになる。
だから、いずれの施工者も土間コンは朝一を要求するのだ。
一方透水性コンクリート。
(透水性コンクリートはペーストが極端に少ないためおこし状のポーラス構造となっている。だからブリーディングがない)
写真でもわかるように敷設、均し、直後に仕上げ(プレート転圧)。
だから、早ければ駐車場1台分なら30分以内に終わらせてしまうことになる。
夕方、午後2番以降忙しくなる生コン工場。
毎日配信している「翌日の空き状況」。
この様子から見てもいかに「午後2番(1530着)が空いてるか」がわかる。
それだけ午前または午後1番に注文は殺到するのだ。
そんな操業度の空き枠。
午後2番。
そこに注文が殺到する。
生コン経営者なら垂涎の的ではないだろうか。
誰しも操業度をあげたいとおもっているのだから。
エクスショップの仕事はやっぱり超おいしい!
もう御賢察の通りである。
施工を伴う物販。
午前中、午後1番に施工者は別の仕事に勤しんでいる。
⚫︎解体
⚫︎撤去
⚫︎すきとり
⚫︎路盤
⚫︎カーポート設置
などである。
午後2番3時を超えたあたりにはいずれの作業も目鼻がつく。
さて、透水性コンクリートでも打設するか、となる。
そんな現場が日本中に無数に生み出される。
そして、あなたの工場の出番だ。
そんな無数に生まれる現場からは前向きなあなたの工場に注文が殺到する。
午後2番が忙しくなる。
そして、荷下ろしはあっという間に終わる。
施工者もさっさと済ませて帰りたい時間帯だからだ。
単価も利益も輸送効率もいい!!
ね、わかったでしょ?
エクスショップの仕事はおいしい。
これは、協力しない手はない。
宮本充也