2019/09/22
【宮崎】「濡れずに歩けるのはうちの庭だけでした」台風17号・透水性コンクリート性能

未曾有の被害をもたらした15号に続いて今度は17号が日本列島を襲う。排水設備を軽減させたり、水勾配不要で真っ平らにできる透水性コンクリートって「洪水対策にはなるの?」はよくある質問。
家を中心にさまざまな地点を撮影しましたが
(以下、Facebookの投稿より引用)
そういえば紹介させてください
「透水性コンクリート」
今朝の大雨でも透水性コンクリートを打った場所は全然水浸しになりませんでした
家を中心に様々な地点を撮影しましたが、濡れずに歩けるのはうちの庭だけでした
すごーーーい
リフォームお考えの方はお庭やガレージにぜひ
でも、今夜の台風は心配...皆さまに被害がありませんようにー
家を中心にさまざまな地点を撮影しましたが、濡れずに歩けるのはうちの庭だけでした。
台風による集中豪雨の凄まじさがわかる。
透水性コンクリートがあたかも「硬いスポンジ」のように豪雨を貯水しすんでのところで洪水を免れている様子がわかる。
現実的なifとしての「舗装が全て透水性コンクリートになったら」
(リンクは台風15号の報告:https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_852.html)
日本全国には3,000以上の生コン工場が隈なく散在している。
日本の舗装の95%はアスファルト。
つまり、生コンではなくアスファルト工場が全国に網のように供給体制を構築している。
意外なことに、その数1,000にも満たない。
生コンが3,000を超えているのに、舗装のたった5%しか占有していない。
この現実をどう捉えるか。
どのように生コン産業を再定義するのか。
ここにこそ、if「舗装が全て透水性コンクリートになったら」を実現するための要素が眠っている。
身近な生コン工場は洪水被害に貢献できるという自覚を持っていない。
宮崎で供給した工場のように。
それ以外の地域でも日夜透水性コンクリートに取り組んでいる前向きな生コン工場のように。
今、そんな「覚醒した」生コン工場は全国に223工場だ。
このifに共感する生コン工場を5年以内に800にする。
数の上でアスファルト工場に比肩する規模とする。
そうすることでif「舗装が全て透水性コンクリートになったら」を形にするためのインフラを整える。
するとifは現実になる。
これまでの生コン産業の定義から脱皮し、新しい時代の新しい役割を意識した新しい生コン工場による生コン産業。
それは、全ての地面が豪雨でも冠水せずに、洪水被害をもたらすこともなく、貴重な水資源は排水設備でダイレクトに河川や海洋に廃棄されることはなく、地下水系に還元されて湧水を再生する。
本気の生コン人の本気の共同が今そんな世界を創り出そうとしている。
宮本充也