2021/03/04
「はじめまして。1級造園施工管理技士の宮本充也です」

昨日3月3日は令和2年度1級造園施工管理技士の合格発表があった。「おはよう皆。今日はとてもいい天気だね。空は青いのかな?」。1級造園施工管理技士として迎える初めての朝はとても清々しい。身近で草花や樹木のことを聞ける専門家がいないって?コンクリートの専門家の僕だけど、良ければ草花のことだって尋ねてもらって構わない。だって、1級造園施工管理技士ですから。
資格試験取得を思い切り自慢するブログ
(このところ多い自己陶酔ブログ。舞い上がり上り詰めれば詰めるほどその後やってくるどん底は辛く苦しむのについついやってしまう)
身近にいるだろうか。
コンクリートの専門家でありながら、草花や樹木への愛が溢れる人物。
そんな素敵な人物が果たしているのだろうか。
大地を削り、汚し、蓋し、CO2を焚き続ける産業に従事している一方で、人々の目を癒やし、大地を再生し、実る緑陰で暮らしを豊かにする造園に精通している人物。
そんな人いないって。
いるわけないじゃないですか。
もちろん、勉強はしましたよ。
どんな花がいつ咲くかとか、移植するときの注意事項とか、庭園の歴史とか。
でも、真逆のコンクリートの専門家が万が一にも受かるはずがないじゃないですかあ。
そんな奇跡、ないと思いますよお。
⚫︎参考記事: 「1級造園施工管理技術検定試験を受験いたしました」(週刊生コン 2020/12/07)
ダメもとで2回目受けてみたんですよ。
昨年の12月のことでした。
もう、完全に忘れてて、ふと昨日(2021/03/03)が合格発表だってことに気づいてHPで受験番号を探した。
昔のように受験番号の記された受験票を震える手で目くばせしながら探すのとは違って最近の合格発表はCtrl+Fで一発で検索できてしまう。
秒で合否が下されるのだ。
情緒もクソもあったもんじゃない。
https://www.jctc.jp/kentei/210303z1_hy89r8/index.html
いよいよ審判の時が来た。
東京会場で受験したから、東京のタブをタップする。
出た。
無機質で残酷な数字の羅列。
この数秒後、僕の運命は決まる。
だって、ほら、僕はコンクリートの専門家だから、万に一つも1級造園施工管理技士合格なんてあり得ないっしょ。
震える手でCtrl+Fを押す。
雷のように131052という数字の羅列はハイライトされた。
あった!
コンクリートの専門家なのに、樹木や草花の専門家の皆さんを差し置いて、1級造園施工管理技士の栄誉を獲得してしまった!
快挙!
昨日は休肝日に当てていたのだが急遽コンビニにビールとハイボールを買いに行き飲みながら関係各所に1級造園施工管理技士という称号を得た自らを報告しまくった。
これは、誰がなんと言おうと、自慢だ。
自分のこと、自分に関係の深いものを、自分でほめ人に誇ること。
自慢だ。
よく、自慢できることを謙虚に内側に秘めている人がいるが、便秘になるから自慢したらいいのにと思う。
頑張ったことは正々堂々と身の回りにいる人に喋りまくって戸惑わせるべきなのだ。
中途半端はいけません。
とことんやるべきです。
例年コンクリート技士合格直後に舞い上がって「来年は(主任技士の)受験資格がないんで、コンクリート診断士ですかね」くらいのことをおっしゃる人々をたくさん目にします。
そんな彼らのうちでただの1人も翌年合格したのを見たことがありません。
中途半端なやつばかりです。
中には、「ポンプ業界初コンクリート主任技士飛び級合格」を宣言しておきながら「事務員さんが間違いて会場行ってみたらびっくり」とちゃっかり技士に転向した偽物もいる。
「主任技士持ってる奴らよりも現場のこと知ってる」と言って周囲を白けさせ、そのことを社長に叱られると不貞腐れ元々下に見ていた近所の生コン屋に転職したキャバクラ狂いの豚野郎もいる。
そう。
資格試験というのはそれだけ心理的に消耗が激しいのだ。
だらしないところが全て暴かれる。
あれだけかっこいいこと言ってたポンプ屋の社長があんなにだらしなくなるなんて誰が想像しただろうか。
あれだけ現場に詳しいことを自負していた豚野郎がなぜみくびっていた生コン屋に転職したのか。
恐るべし、資格試験。
さあ、今は3月4日。
夏にはコンクリート診断士、11月末にはコンクリート技士・主任技士の試験が今年もあるだろう。
僕の次なる目標は1級舗装施工管理技士。
すでに、かなりの時間を勉強に費やした。
ずいぶんアスファルト舗装の考え方に明るくもなった。
そのことで僕の専門分野であるコンクリート舗装(とりわけポーラスコンクリート舗装)のいい点、悪い点について深い知識を得るに至っている。
(昨年うっかり願書を申し込み忘れてたがコロナ禍で流れてラッキーと思ってたら、今年度は昨年エントリした受験者のみということで受験できないから来年受験することになる)
自慢は今日で終わりにしよう。
次が終われば、またさらに、次がある。
資格試験の道に終わりはない。
どこかで終わると思うから辛くなるのだ。
「いつまでやるの?」
「ずっとだよ!!」
ゴールがないから突き抜けられる。
コンクリート主任技士がゴールだと、主任技士になるのもおぼつかない。
そういうもんだ。
志は果てしなく高く!!
自己啓発の日々は続く。
宮本充也