2018/01/01
「2018年の透水性コンクリート」

2018年の覚悟は先ほど年頭の生コンブログで表明した。
まず最初に必要なのは覚悟。
切って絶つ。
そう決めた。
後は具体論、各論に移っていく。
当社で考えれば生コンに関連した事業がある。
成長をもたらすとすればこうした事業の発展にかかっている。
その中のポジティブなテーマ。
15年に及ぶ取り組みとなった、
透水性コンクリートの普及
この事業について考え方を述べたいと思う。
生コンブログの始まりである。
2017年は急激な成長を記録した。
おかげさまでほぼ毎日のように透水性コンクリートの実績を更新することができた。
これまで一つ一つのプロジェクトを追いかけていた事業だったが、
安定的に引き合いをいただき供給させていただけるようになった。
当社事業年度は2月末決算となっているが、
昨年度対比で早い段階で200%を超え、
着地予想は300~400%に迫る勢い。
確実に変化が起きた。
これはインターネットと見学会を織り交ぜた戦略が奏功したものであり、
さらには全国の生コン工場の理解が広がり、
相乗的に成長したもの。
2018年はどのようにするか?
新年早々新年度に向けて予算を固めることになる。
見学会を開始したのは2017年6月からのこと。
そこから9か月(2月末まで)の当社自発的な取り組みと、
実際の引き合い数や成約・受注数の相関関係を冷静に見つめ、
現段階のリソースで可能な取り組みを考えた場合、
いかに受注を増やしていくことができるか。
この事業戦略の仮説は本物なのか?
その検証を粛々と進めたい。
普通にしていれば下っていくエスカレーター。
そこに成長曲線をもたらすことを企図した仮説としての闘い方。
この真価が問われる1年になるだろう。
2017年に経験した成長というシーズ
芽吹き順調に成長していくとしたならば。
生コン工場にとっての新たな事業機会となったとしたならば、
これは生コン産業全体にとっての福音だ。
なにもしていなければ萎んでいく。
萎んでいけば雇用も萎む。
仕入れも萎む。
じり貧というやつだ。
生コンという産業は市場環境に翻弄される業態。
橋やビルが計画されてようやっと必要とされる。
後追い産業ど真ん中。
経済がなくなれば、
僕たちは不必要となる。
経済を産出せない存在。
その中で芽吹いた若木としての事業。
きちんと育てていきたい。
自ら需要を生み出す。
朽ち果てる生コン産業でイノベーションを起こす。
あらたな成長カーブを生み出す。
なんとしてでも達成しなければならないことは、
「自ら需要を生み出す」
という一言に尽きると思う。
なんとしてでも主体的に新たな事業分野を構築する。
他人任せではない。
口を開けて待っていれば割り決(わりけつ)が与えられるではなく、
自分の行動が生み出す新たな事業機会。
その具体的な形を生み出す。
大げさに言えば、
2018年の透水性コンクリート普及
に関する目標は上記の様なことだ。
その先に土間コンの常識が変わる
全国で毎年数十万棟建てられている住宅の駐車場をはじめ、
たった5%といわれる舗装の中でのコンクリートのシェア。
ここが市場となる。
とても大きな市場だ。
数千億円の市場となるだろう。
生コン産業がここに活路を見出す。
確実に市場はある。
そこに行くのも行かないのも、
主体的な生コン工場1社1社の判断となる。
当社は行くと決めた。
この闘いの果てに舗装の常識を変える。
それが透水性コンクリート普及に寄せる僕たちの覚悟。
本年も透水性コンクリートにつきまして引き続きよろしくご鞭撻のほどお願い申し上げます。
2018年元旦