2020/08/08
【千葉】「最近の素人さんは本当に凄い」「たった2人で17m2を1時間半」DIY・ヤマカ建材工業

千葉県中央区。最初プロの施工者の見積を取り寄せたが予算が合わなかったため、材料を購入して自分で施工してみようと思い立ちたった2人で敢行。ウッドデッキ、フェンスなども御自分で施工したそうだ。門扉を取り付ける前に奥から順番に施工して行くとのこと。それにしても、最近の素人さんは本当に凄い。
製造:ヤマカ建材工業(担当:葛田直人)、施工:施主(DIY、17m2、100mm厚、2名、1時間30分)
最近の素人さんは本当に凄い「たった2人で17m2」
施工Before。
それにしても、当今の素人さんは半端ない。
これ、プロの施工者に依頼したのではなく自分たちで整備した路盤。
道具だって全て揃えられている。
知識や情報に関していえば素人とプロの垣根は無くなった。
インターネットはあらゆる情報の垣根を取り払い誰でもその気さえあれば必要な情報を手にすることができる。
もちろんだからといってプロの領域がなくなるというわけではないし、むしろ本当のプロの仕事がさらに求められる時代になるとも言える。
そういった意味で中途半端でやる気のないプロ(といえないような人たち)はそのポンコツがすぐにバレる時代と言ってもいい。
「見積もりを取り寄せたけど予算に合わなかった」
そんな理由で簡単にDIYに切り替えられてしまうのだ。
今回のお施主さんはなんとウッドデッキやフェンスもご自身で施工されたという。
さらには、門扉の取り付けまでDIYで挑戦するという気合の入りっぷり。
施工開始。
材料供給は千葉県の頼れる生コン屋さんヤマカ建材から届く。
とても素人とは思えない見事な施工。
きっと動画やブログで随分予習したのだろう。
見事なトンボ(レーキ)捌きで平坦性が確保されれば、あとはプレート転圧が追いかけるだけ。
1時間そこそこでもう施工は終盤戦に入る。
奥に見えているウッドデッキやフェンスもこのお二人で施工されたもの。
施工After。
例によって手前にまさつぐ(がさつぐ)の影が写ってしまっているが、見事な出来栄え。
⚫︎参考記事: 「クレームどしどしとお寄せください」《まさつぐ》ドライテック担当者の【取扱説明書】
素人さんたった2名で1時間半の作業。
最終的に門扉を設置する前に奥から順に庭をDIYで整備していくという。
もう、もしかしたら庭は自分で工事する時代なのだろうか。
このお二人のクオリティを見ていると中途半端な仕事をしているプロ施工者には先がないなと思ってしまう。
インターネットは本物がきちんと見出される時代なのかもしれない
お庭作りは0円マッチング庭コンでは透水性コンクリートなど先端テクノロジーに前向きなプロの施工者と無料で繋がることができる。
インターネットは万能ということではないけれど、でもそれなりの時間と努力を割けば有益な情報に繋がることもできる。
コロナで在宅の機会も増え、さらに移動時間がなくなることで自由な時間を捻出しやすくなる。
そうなれば「DIYで庭づくり」にも気が向くだろうし、そのための知識を得るための時間だって確保しやすい。
日々寄せられる問い合わせもこのところ目にみえて「DIYを検討しています」が増えた。
業界の都合なんかBtoCでは関係ないのだ。
ものづくりのプロである僕たちは新しい時代をきちんと受け入れて、それなりの姿に変化していかなければならない。
原価も含めてオープンに、そしてプロとしての仕事に堂々と値札をつける姿勢が求められている。
ともすると「隠す」を前提になりがちな建設産業。
情報格差を前提にした流通はもうこの時代には通用しない。
だから、引き続き生コンポータルではどのように原価が構成されているかを堂々と公表していきたい。
もちろん素人さんの中にはろくに調べもせず「何でもかんでも安くしろ」という失礼な方々もいる。
世の常だが、そう言った人たちはこちらも選ぶ権利があるので相手にしないようにしている笑。
それにしても、最近の素人さんには驚かされる。
まあ、こちとら365日24時間生コンのことだけに集中しているので追いつかれるということは万に一つもないけれど、それにしても時代は変わったのだなという実感がある。
プロを名乗るポンコツにはもはや将来はなさそうだ。
宮本充也