2020/05/13
【北海道】「北海道で2ヵ年の冬を経験しました。見てください」タケザワウォール・水はけ・水勾配・凍上・凍害

北海道札幌市。寒冷地で2ヵ年の厳冬を経験し手応えを感じて土間コンの標準として採用が始まったタケザワウォールの透水性コンクリート。「施工中、雨降ってワヤでしたけど、養生しながら納めました」。積雪寒冷地でも安心して採用できる透水性コンクリート「ドライテック」。
製造:大世紀生コン、施工:タケザワウォール(54m2、100mm厚、3名、2時間)。
寒冷地でも安心の実績透水性コンクリート「ドライテック」
アプローチから犬走にかけて。
犬走は水はけが問題になりやすいが排水設備は見当たらない。
ぐるりブロック塀に囲まれた旗竿地か。
ずいぶん広いお庭だが、水勾配(排水のための傾斜)や排水設備が見当たらない。
排水、そして凍害、凍上(とうじょう)に関する2カ年の実績
本州、それも伊豆のような温暖な土地に住んでいると北国の厳しさは実感できない。
2018年に札幌で開催されたセミナー(当時はWEBセミナーはしていなかった)になんと熱心に2回も参加いただいた竹澤社長。
「冬の北海道はめっぽう寒い。本州で実績があったとしても、慎重に冬場の経過を確認したい」
お客様に勧める以上生半な覚悟で提案はできない。
タケザワウォール(私たちが目指すのは「心を豊かにする空間づくり」)
一切営業活動を行わず、すべて「口コミ」での仕事。
だから裏切ることのできない信頼。
⚫︎参考記事:「自宅に施工したいなあ|透水性コンクリート」
施工当日はやおら雨に見舞われ、
「施工中、雨降ってワヤでしたけど、養生しながら納めました」
そういえば2018年夏最初の施工も雨でしたねw。
透水性コンクリートの強みの1として、雨養生が楽。
土間コンクリートではこうはいかない。
降水確率50%を越えようものなら基本的には施工は諦められる。
ドライテックは80%でも、100%でも、小雨や晴れ間がのぞけば敢行できる。
2020年夏を迎えている。
これまで幾度となくご採用いただき、その度にこうして施工実績をお寄せいただいている。
よくある質問「凍上(とうじょう)は大丈夫?」。
⚫︎参考記事:「凍上(とうじょう)について詳しく解説」ドライテック【透水性コンクリート】のメリット&デメリット\話題の素材/(補足と回答 #2)
積雪寒冷地で特有の現象、凍上(とうじょう)は地盤が凍結して迫り上がってくる現象。
タケザワウォールさんのようなプロであればその懸念を第一に思い浮かべる。
その土地の凍結深度をきちんと確認し、ゆとりを持って路盤を施工したり、時には地盤改良(凍結抑制層の設置)を行う。
凍上だけじゃない。
凍害(凍結融解を繰り返すことによってコンクリート表面が劣化する現象)も懸念される。
この現象は冬場氷が溶けず凍結し続けている環境であれば逆に起きづらい。
また、凍結対策で塩化カルシウムのような防止剤を撒かれるような環境でない限り凍結は起きづらい。
理屈で説明するよりも、「北海道で2ヵ年の冬を経験しました。見てください」という方がよほど説得力があるというもの。
本州では売れてても、北海道ではなかなか普及しない。
初採用までには時間がかかった。
多くの人たちは「採用しない理由」「やらない理由」を並べることはあっても、実際にアクションを起こす方は少なかった。
タケザワウォールさんは自社に展示を兼ねてドライテックを採用した。
実に2ヵ年の厳冬を経験している。
問題ない。
ドライテックはタケザワウォールと共に北海道でも力強く普及が始まっている。
寒い地域で暮らしている皆さんにも安心して採用してもらいたい。
「北海道で2ヵ年の冬を経験しました。見てください」
これに勝る証明はない。
宮本充也