2020/02/09
「演劇人材の活躍の場としてのエクステリア(透水性コンクリート他)」時給3,000円

役者菅野貴夫(出典:https://www.dcpop.org/vol06/)
日課のランニング中にふと降りてきたアイディア。世間はどこもかしこも人手不足。そして、僕が生コンを始める前身を置いていたのは小劇場など演劇の世界。旧知とのプロジェクトが始まる。「演劇人材の活躍の場としてのエクステリア」
演劇他カルチャー人材の現実
昨日(2020/02/08)演劇時代の友人が出演する舞台の観劇に博多を訪ねていた。
生コン入職まえにとっぷりとはまっていた演劇時代の友人の数名は今も舞台に立ったりドラマやCMに出演したりなどしている。
70点ダイアリーズは前回の熊本公演、そして今回の博多(本日もあり!)、そして次回東京と続く1時間半弱の演劇。
菅野貴夫(右上)さんは一貫して舞台俳優・役者を追求している。
舞台俳優にとっての副業は「選べない」という現実
華やかな舞台の裏側は過酷だ。
誰もが知るように俳優一本で生計を建てるのは至難。
そのため副業でいろんな仕事を模索するのだけれど条件面で選べないのが現実。
舞台期間が始まれば副業どころではない。
さらに、不意に入ってくるオーディションや役者業などシフトに穴を空けざるを得ないこともあり、調整に難儀する。
条件のいい仕事を選ぶことはできない。
そんな話を以前から聞いていた。
そして、ふと降りてきた。
「透水性コンクリートなら時給3,000円という好条件で彼らに応えることができる」
エクステリアには比較的軽作業で専門性の低い作業が多い
個人的な想いではあるけれど僕を育ててくれた演劇に何か貢献できないか思っていた。
「スポンサーになる」なんてまだまだおこがましい業容。
それでも菅野さんとの交流の中で何かの役に立ちたいという想いは心の隅に引っかかっていた。
ある日神戸の街をランニングしていた時に不意に降りてきたアイディア。
エクステリア(透水性コンクリート)なら短時間で好条件(時給3,000円)を提示できる。
僕が15年来打ち込んできた透水性コンクリートは動画にもあるように初心者の女性でも難なく施工できる。
昨年末からDIYの実績も急増している(https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/diy_7.html)
演劇人材(他)とエクステリアのネットワーク同士を繋ぐ
演劇などカルチャー人材の副業が至難である理由は本業が流動的・偶発的でそれに引っ張られるからに他ならない。
一方のエクステリアに関連する軽作業も偶発的で1つ1つは小さな規模で無数に発生する。
このアイディアの相談に乗ってくださったエクスショップ(https://www.ex-shop.net/)の加島さんによれば、
「毎月数千件単位で受注し常態的に人手不足が深刻」
⚫︎演劇人材のネットワーク
⚫︎エクステリア物件の群
これをマッチングさせることで演劇人材は自在に好条件の副業を選択できる。
仮に不意のオーディションが入ってしまった場合でもネットワーク(先輩後輩や仲間など)とシフトを融通し合える。
俳優の本業としての稽古は大抵平日の夕方〜夜にかけて。
本業に影響がない時間帯に働ける。
日本は先進国の中でもとりわけ文化活動に対する評価が低いと思う。
役者や画家でその本業のみで生計を立てられる人は多くない。
でも、もしかしたらこうした連携がそんな彼らに「本業に打ち込む」機会を提供できるのかもしれない。
僕がまだ10代の頃に作・演出をした舞台が「初舞台だった」と今も懐かしく話してくれる菅野さんは今日も舞台で熱演を披露している。
そんな友人、そして彼と同じように真剣に文化活動に打ち込んでいる多くの人たちにとって何か貢献できれば何よりの幸甚だ。
「演劇人材の活躍の場としてのエクステリア(透水性コンクリート工事他)」
いよいよ週明けにはそんな夢が動き出す。
宮本充也