2021/05/02
【長野】「なんとたったの3750円で幅広プレートの出来上がり」小諸生コン

先日幅広プレートの製作費用「24万円〜」と紹介したばかりなのに、パートナーからメッセンジャーグループで衝撃の共有がなされた。「専用プレートは自作したそうで、BBQ鉄板(3750)をフラットバーで補強して取り付けたそうです。幅広プレートとして十分実用に耐えるものと思われます」(小諸生コン掛川さん共有)
⚫︎参考記事: 「プレート調子良いです」ドライテック専用幅広プレートコンパクタ
なんとたったの3750円
鉄板はネットで3750円だったそうです。溶接機と溶断用のガスだけで加工したそうなので、これ以上コスパのいいものはないと思います。(掛川さん共有)
注目の幅広プレート製造原価がなんと10万円以上カットできた汗
「まさつぐによれば、10万前後のプレートコンパクタ本体に加えて、鉄板加工と取り付けに130,000円(消費税・送料別)がかかる」とブログで紹介したのはつい先月の22日のことだ。
⚫︎参考記事: 「プレート調子良いです」ドライテック専用幅広プレートコンパクタ
舌の根も乾かないうちに、「3750円だそうです」とお伝えしなければならない心中をお察しいただきたい。
13万円が3750円。
詐欺みたいな話だ笑(一部笑い事じゃない方、本当にすみません汗)。
もちろん、当社としてはこれで暴利を貪っているわけではない。
生コンポータルとして最善を尽くした結果、130,000円かかったのだ。
それが、どうだ。
これぞ、オープンイノベーションの強みと言わざるを得ない。
3人よれば文殊の知恵。
1人、1社だけの知恵なんて知れている。
いろんな経歴を持つ人々、いろんな視点を持つ人々の目に晒して、同時にいろんな環境でそれぞれ考える。
すると、1人、1社ではとても考えられないようなアイディアが生まれる。
アイディアに値札をつけるのは恐縮だが、10万円以上ものコスト圧縮があっという間にされちゃったのだ。
その後まさつぐは公式の場で回答を避けているばかりか行方をくらませている。
(GWという大型連休という隠れ蓑を巧みに利用しているのかも知れない)
プレートコンパクタ(30kgタイプ)の本体価格はおよそ10万円
溶接などの手間賃やフラットバーなどの細かい経費を除いて+3750円で幅広プレートの出来上がり。
ドライテックが普及して携わる人々の裾野が広がれば広がるほどいろんな知恵やアイディアが生み出される。
なんとたったの3750円。
今日日、居酒屋でもこの金額じゃ収まらない。
プレートの幅が広がれば施工が格段に最適化される。
プレートマークと言って転回時に発生する凹凸も防止することができる。
そんなアイディア、そんな利便性が立ったの3750円で実現してしまうのだ。
こうした出来事ってインターネット以前には難しかった。
僕が小学生の頃、まだインターネットが始まる前の頃、情報といえば雑誌(少年ジャンプ)、テレビ、ラジオ、新聞(は大人が読むものだから読んでなかった)、友達や家族などコミュニティ、に限定されていた。
今もあると思うけど、回覧板とか町内放送はかなり重要な情報源としての地位があった。
特定の脈でしか降りてこないそのような情報に僕たちは翻弄されることも少なくなかった。
ニュースソースがあまりにも限定的で、だからこそ嘘みたいな都市伝説が実しやかに流布されていたのだろう。
インターネットの時代。
一度共感した個人と個人はその後物理的に会うことは難しくともネットを介していつもつながっていられる。
長野県にお住まいの掛川さんが現場で実感したその情報は瞬時に世界に共有されるようになった。
たとえば透水性コンクリートのメッセンジャーグループには100人の個人が参画している。
もちろん、温度差もあるが、それでも200の瞳にその掛川さんが抱いた実感はさらされることになる。
現代は共感が生まれやすい時代とも言えるのかも知れない。
その共感を元に、また、それぞれの地域でそれぞれの個人が何かに挑戦する。
その挑戦した経験はまた瞬時に200の瞳に晒されることになる。
情報が画一的だった時代に比べると変化のスピードが桁違いということがわかる。
「生コンにインターネットは関係ない」
いまだに先端テックを拒もうとする向きも少なくない。
そんな方々に変われったって無理な話だ。
僕たちにできることは、自分たちが変わること。
自分たちが変わることで世界を内側からいつの間にか変えてしまって生コンをもっと実りあるもっと素晴らしい職業にすることだってできるはずだ。
宮本充也