2021/04/22
「プレート調子良いです」ドライテック専用幅広プレートコンパクタ

タケザワウォール(北海道札幌市)の竹沢社長から共有された「プレート調子良いです」。そういえば、施工者の方から頻繁に寄せられる質問「なんか、幅の広いプレートみたいなのあるけど、あれ何?」。そういえば、あまりにも当たり前すぎて意識すらしてこなかった。ドライテック専用幅広プレートについて。
ベニア板いらず
プレートコンパクタで締め固め(転圧)することで転回時の凹凸(プレートマーク)を防止することができる
タケザワウォールさんから共有してもらった幅広プレートの動画。「プレート調子良いです」とのこと。ドライテックの仕上げに利用される
特製のプレートに通常のプレートコンパクタ(30kgタイプ)を搭載した幅広プレート。
まさつぐによれば、10万前後のプレートコンパクタ本体に加えて、鉄板加工と取り付けに130,000円(消費税・送料別)がかかる。
全部で23万円〜かかるらしい。
まあ、これを商売にしてるわけじゃないけど、必要に応じてお作りして販売もしている。
幅広プレートの何がいいの?
プレートコンパクタで締め固め(転圧)することで転回時の凹凸(プレートマーク)を防止することができる
⚫︎参考記事: 「2代目まさつぐが伝授?【透水性コンクリート】絶対に失敗しない仕上げのコツとは」
プレートの操作にはコツがいる。
僕みたいな素人だとなかなか難儀する。
一方、普段からアスファルト舗装などでプレートコンパクタに慣れ親しんでいる施工者はまるで体の一部のように操作する。
でも、アスファルト舗装に慣れている人って、施工者全体でもそれほど多くない。
何が起きるって、プレートマークと呼ばれる凸凹が発生する。
それが仕上がりの性能(平坦性)に問題を与える。
(「プレートマークと呼ばれる」と書いたが、ググってみたら全て当社の記事だった。呼んでるのは僕だけ?)
だから、参考記事にもあるように転回するところは特にベニアを噛ませることによってプレートの荷重が点でかからないように分散させる。
プレートマーク対策としてベニアは有効。
でも、やったことある人なら、わかる。
面倒臭い。
もう、ワイヤーメッシュがなくて、乾き待ち(ブリーディング)、金鏝仕上げがないドライテックで楽しちゃって、楽に慣れちゃってる体だからということもあるが笑。
ベニア板って嵩張るでしょ。
それをいちいち湿らせて敷いたりするのって結構面倒なんですよ、実際。
そこで、幅広プレートの出番。
ベニアを使う理屈を説明した通り、要は「プレートマークが発生しないための荷重分散」が目的。
それなら、最初からプレートの面積を大きくしちゃえばいいじゃん、である。
だから、普段からドライテックを施工される皆さんはたいていこちらをご利用されている。
(もちろん、アスファルトの施工などで通常のプレートに慣れている方には不要かもしれません)
今回タケザワウォールさんは当社に製作をご依頼いただいたようだ。
竹沢社長など熟練者なら必要ないかもしれないが、これからますます忙しくなった時に自分の手から離れて若手などに任せる時のために。
初めての人でもなんなく施工ができるようになるように。
そんな用途で幅広プレートコンパクタは大好評を博している。
今回はベニアいらずの幅広プレートのご案内ブログでした。
やった、これで、3本ブログ書き上げた。
さあ、仕事に行こう。
宮本充也