2019/11/01
【岐阜】「早速透水性コンクリートの現場が決まる」プロ集団小倉左官店との連携(その3)

意気投合とはこのことだろう。尊敬する「左官」の中でもその技術で業界をリードしつづける岐阜は瑞浪市の小倉左官店。日曜日に出張講習した反応は11月4日透水性コンクリートの施工決定というスピードで返ってくる。連携その3。
あっという間に施工現場を決めてしまった小倉左官店
日曜日(10月27日)に出張セミナーで同社を訪ねその左官チームの実力にとても感動した。
シリーズとして何回かに分けて同社のすばらしさをブログにしようとしていた。
2回が終わった今週の水曜日に小倉志信さんから上記のご連絡。
なんと、あっという間に決めてしまっていたのだ。
それも、5m3(40m2程度の面積)。
普通の施工者さんは新しいものに対しては常に及び腰。
口では、
「新しいものに挑戦します」
「今を踏襲しても、その先にはなんもありません」
とはいいつつも、行動は伴わないのが世の常だ。
それに比してこの小倉左官店さんのスピードは素晴らしい。
講習会の最中も身を乗り出して新技術に熱中されていてそれはそれはすごいと感動していた。
よくあるのだ。
「いい話が聞けました」
以上終わり。
ああ、そんなセミナーあったっけね。
全国でセミナーや見学会をやっていると肌感で「十中八九」はその後行動が伴わない方々。
有言実行。
面白いと思った。
それなら、即実行。
これが、小倉左官店の実力なのだろう。
そして、さらに朗報は続く。
お取引関係にあられる造園設計士の方に先日の展示をお見せして提案したところ、
「これ凄く面白い、この表情が好き」
という評価を得られたという。
志信さん自身も「今後が楽しみ」と意気込みをご報告していただく。
https://www.nr-mix.co.jp/calendar/index.html/
そしてなんと、その現場を見学会場として公開いただくことにご協力をいただく。
もちろん、施工は小倉左官店。
そして、製造は日ごろのお取引もあるという丸代西山生コン。
フットワークの軽さ、顧客からの評価は非常に高い地元の老舗生コン工場。
小倉左官店のような施工者に会いたい。
生コンポータルでは全国で見学会をほぼ毎日開催している。
それは、小倉左官店さんのような。
そして、丸代西山生コンさんのような。
施工者や製造者と会いたいからだ。
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_879.html
本当に、現実を変える力を持っている人たち。
口だけでなく、理想を形に変えられる人たち。
透水性コンクリート普及活動の15年はまさに建設階層構造の底辺に埋もれている、だけど実力のあり光施工者や製造者と出会うための歴史だった。
そして、今。
そうしたラストマイル(施工者、製造者)との縁が活性化してきている。
それを裏付けるような透水性コンクリートの普及の拡大。
日曜日の出張セミナー。
きっと職員の方々も調整に大変だったはずだ。
にもかかわらず、終始目を輝かせて取り組んでいた皆さん。
その熱意に感動している。
その感動は今回のように具体的な案件として身を結んでしまった。
一部の素晴らしい人たちがこれからも世界を変えていく。
そんな仕事に立ち会うことができて僕たちは本当に幸せです。
宮本充也