2021/06/13
【兵庫】「95:5のたった5のさらに5%にも満たない、そんな小規模でちょろちょろやってていいプロダクトではない」あかつきの森・森友会

兵庫県明石市。今、成長著しい認可保育園グループ森友会が新たに出店する、あかつきの森建設工事にまたもやドライテックが採用された。大型施設の外構計画となるとドライテック一択ではなく他のポーラスコンクリート舗装(パーミアコンなど)も選べる。All ポーラスコンクリートで変えよう世界の舗装の常識!
盛り上がれAllポーラスコンクリート舗装
施工Before。
森友会の新しい人か保育園あかつきの森の駐車場にドライテックが指定されていた。
以前より保育施設の外構舗装としてご採用をいただいており今回も理事長の「透水性コンクリート」ご指定で採用となった。
⚫︎参考記事:【大分】図面が最初から透水性コンクリート
「パーミアコンとドライテックの違いはなんですか?」
メッセンジャーで突如寄せられた立山理事長からのご質問。
聞けば工事が外構に及ぶにあたり、設計事務所を通じて施工業者から「パーミアコン」の推薦があったという。
住宅エクステリアなど比較的小規模な分野ではほとんど競合することはない。
大先輩プロダクト「パーミアコン」もいわゆる透水性コンクリート。
⚫︎参考:https://www.watanabesato.co.jp/products/permeacon/
(パーミアコンは、交通バリアフリー法の構造に関する基準に示される「歩道は原則として透水性舗装」に適合する、高機能なポーラスコンクリート舗装です。)
その歴史は40年近くを数え、道路会社佐藤渡辺により主に公共施設外構など大型物件に広く実績を誇っている。
我が国透水性コンクリート舗装の草分け、代名詞といってもいいプロダクトだ。
今回の認可保育園は駐車場部分も含む300m2ほどの大規模な計画だったため出入りされていた施工業者もその名を知っていた。
(一方、エクステリアなど小規模民間工事においては商習慣は棲み分けされていることもありパーミアコンの認知度はそれほど高くない)
「ドライテックしかダメにしました。アブナイアブナイ」
立山理事長、未来経営塾での交流があったということもありゴリ押しでドライテックをご採用笑。
秘技!ECOひいき笑。
友達ってありがたい笑。
だが、事実「大規模案件はパーミアコン」という認知が根強いことを示す事例だ。
そして、僕は、こうした同類製品の衝突をとてもいいことだと思っている。
大先輩パーミアコンも、そしてここ16年力をつけてきた生コン工場発のドライテックも、いずれも「地球に蓋しない」コンクリート舗装。
市場を眺めれば95:5の5がコンクリート舗装。
ほぼ、ないに等しい。
そのほぼないに等しいコンクリート舗装のさらに5%未満が透水性コンクリート舗装と考えられている。
市場がまるでないに等しい。
冷静に考えればそんな市場で競合なんてバカみたいな話だ。
今は全ての透水性コンクリートがせっせと実力を磨く、競争(争う)ではなく共創(ともに市場を創る)の時期。
パーミアコンも、ドライテックも、その他有象無象の皆さんも笑、力を合わせてこの分野の認知を世間に発信すべきだと信じている。
鍵は、道路 × 生コン の融合。
施工After。
「綺麗に施工してくれてますね。」
現地を立ち寄った立山理事長からのメッセージ。
この度もありがとうございました!!
なお、成長著しい森友会は未来経営塾の塾生たちにとっての大型発注機関となっている笑。
「フッコーの塗壁もモリモリ」
ドライテックキーバインダー製造フッコーの本業塗壁もたくさん採用いただいておりやすっ。
ポーラスコンクリート舗装が社会に役立つのに争ってる場合じゃない
正直、16年ほど前はパーミアコンの背中を追いかけていた。
とにかく買ってくれそうなゼネコン、道路、設計、工務店、あらゆる先を訪問し、見積もりを入れさせてもらえるよう努力していた。
当時、先行プロダクトパーミアコンはベンチマークだ。
設計に「パーミアコン同等品以上」みたいな指定が入っていれば「ぜひ、当社でも見積もりさせてください」などと息巻いていた。
途中で気づいた。
この段階で限定的な市場で先行プロダクトが切り開いた市場に乗り込むことを誰も欲してない。
施工・納品経験の浅いドライテックが値段を下げたりプレゼンをすることでパーミアコンが指定されている市場を奪うことはまるで発展性がない。
ある時達観し、戦うべき場所を変えた。
インターネット × エクステリア。
パーミアコンはその組織力で官公庁や大手設計への設計折り込みを展開している。
一方、長岡生コンクリートは地方の生コン屋さんの1。
ほぼ僕1人の営業力では局地戦では採用されることがあっても全体では圧倒的に分が悪い。
同じような戦い方をしていたらいつまでもうだつの上がらない田舎のポンプ屋みたいになっちゃう。
長岡生コン(生コンポータル)、もっと言えば、生コン屋さんの強みってなんだ?
「0.5m3に魂を燃やせ」
全国各地で3000工場以上展開する小ロットから納品するその製造インフラ。
さらに、現代のツール「インターネット」。
僕たちにしかない武器。
インターネット × 企業間連携。
独自の流通ルートを確立したドライテックはその後パーミアコンとほとんど実際の現場で出会うことは無くなった。
たまに今回のように出会い競合に晒されることもあるけれど僕はこういう事態を歓迎している。
それはきっと佐藤渡辺も同様なのではないか(聞いたわけじゃないけど)。
ポーラスコンクリートは「地球に蓋しない」水を通すだけが性能じゃない。
カーボンフリーの文脈で考えるとその表面積全体で生じるコンクリート独自の現象「中性化」はCO2の回収効果を発揮する。
95:5のたった5のさらに5%にも満たない、そんな小規模でちょろちょろやってていいプロダクトではないのだ。
佐藤渡辺も、生コンポータルも、全ての道路会社、全ての生コン工場が力を合わせてこの分野の拡大に向かわなければならないのだ。
もう、僕の中で、競争という概念は消え去った。
全員が地球市民として市場と顧客が求めている価値を自社の強みを最大限に活かして発信すべきだ。
(と、僕は思ってるんだけど、相手がどう思ってるかはわからん笑)
まあ、結局、どう足掻いても僕にできることは僕自身の発想や行動を磨いていくだけ。
引き続き情報発信と企業間連携に勤しんでいきたいと思う。
全ての道路会社、全ての生コン工場が共通の目的に向かって前進する未来を創造したい。
競争から共創へ時代のパラダイムは急速に変化しつつある。
宮本充也