2018/10/04
「9,800円はどこまで含まれた値段なの?|透水性コンクリート」

製品ページに表示されている、9,800円/m2。駐車場2台分(30m2)でおよそ294,000円。これって、何が含まれていて、何が含まれていないの?いくら払えば透水性コンクリートになるの?わかりやすそうで、わからない。あとを絶たないこの質問にじっくりお答えします。
【工事店リストは記事最下段】
⚫︎参考記事: 「5,000円/m2の水がたまらず草の生えない土間コンクリート」DIY施工指導員制度について
9,800円はどこまで含まれた値段なの?
透水性コンクリート。
次世代の土間コン。
これは、外構工事(エクステリア、造園)という全般工事の一部。
「透水性コンクリートで駐車場を整備したい」
ということになっても、
付帯する様々が付いてくる。
・そこがすでに土間コンが施工されて20年経過している
とか、
・これから建てる新築で住宅工事の後に透水性コンクリートを計画
みたいに、
それぞれの条件で付帯する様々も変わる。
一番手っ取り早いのは、
親しいエクステリア工事業者さんにご相談ください。
みたいな話になっちゃうのだけど、
「親しい工事店さんもいないし、実際工事するわからないので失礼にあたるし。ざっくり知りたいんです、ざっくり」
という質問は後を絶たない。
9,800円/m2はなにが含まれていて、なにが含まれていないのか、ざっくり教えて!!
※価格概念図(生コンポータルのハイパーメディアクリエイター小松英樹により作成)
ざっくり言って3種類の工種で構成されている
・路床
・路盤
・ドライテック
これは、どんな舗装でもまるで同じことになっている。
それぞれについて簡単に補足をしておきたい。
・路床
透水性コンクリートを施工しようとする地面(自然地盤)のこと。
どの高さを土間コン(透水性コンクリート)の表面(天端:てんば、高さのこと)にするかで、
どれだけ路床をいじる(削ったり、盛ったり)必要があるかが変わる。
それに関する工事(土を出したり盛ったり)、
あるいは周辺に構造物があってそれを撤去しなければ工事ができないなんて時には、
解体撤去
に関わる費用も考えられる。
・路盤
下層路盤砕石層のこと。
これは、アスファルトでも土間コンでも、インターロッキングでも。
ありとあらゆる舗装工事の下地に必要とされる層。
だから、これはかかる費用だと思ってもらって間違いない。
下層路盤
【英】:subbase course,lower subbase
路床直上に舗設される路盤の下層部分。下層路盤は上層の層に比べ作用する応力が小さいので、経済性を考慮して粒状材や安定処理した現地産の材料を用いる。(Weblio辞書より)
通常、100mm〜150mmを推奨している。
・ドライテック(表層)
9,800/m2としているのはこちらの表層部分をさしている。
例えば、10m2の土間コンなら98,000円となる。
その表層の費用の他に、上述の路床・路盤の費用がかかる。
「じゃあ、そこは一体いくらなの?目安でもいいから教えて!」
となるかもしれないが、
付帯する工事については詳細な図面や写真あるいは現地立会いのプロセスを踏んでから算出される。
具体的な条件を示していただければ対応もしているし、
生コンポータルでは最寄りの親切な専門工事店の紹介も行なっている。
遠慮はいらないからじっくり検討して後悔のないお庭整備をしてもらいたいと願う。
9,800円はどこまで?
現状はamazonみたいに手軽に1クリックみたいになっていないのが心苦しい、
透水性コンクリートの購入。
出来る限りユーザーフレンドリーな体制を整えていきたい。
生コンでいいこと。
生コンポータルの使命です。
宮本充也