長岡生コンクリート
オコシコンは高い透水性を持ちながら表面強度・曲げ強度に優れたポーラス構造の高強度コンクリート

2020/04/30

ドライテック【透水性コンクリート】のメリット&デメリット\話題の素材/(補足と回答 #1)

ドライテック【透水性コンクリート】のメリット&デメリット\話題の素材/(補足と回答 #1)

以前の動画で反響が大きかったリクエストの多かった「ドライテック」について長岡生コンクリートさんから資料提供もいただいたので特集動画を作成しました!(出典:庭ファン・Youtube)。
https://youtu.be/EoslPA4h2AE



一晩で2000回以上再生された庭ファンの【ドライテック】特集

現役エクステリア資材商社マンのspring_bd氏の人気エクステリアYoutubeでは常に一般・お施主さんの視点に立ってあらゆるエクステリア周りの話題を取り扱っている。

以前の動画「外構のプロが語る「私なら自宅の外構で、採用しないもの」5選 」の「土間コンクリート」のコーナーでご紹介いただいた際多くのコメントが寄せられた。

⚫︎参考記事: 「居酒屋のように駐車場は《とりあえず、土間コンで》が通例」エクステリア界のコペルニクス【庭ファン】

そして、多くの一般の方々の関心が寄せられていることは一晩で多くのコメントが寄せられていることからもわかる。

その回答については今後シリーズとして扱っていきたい。

Youtubeコメント欄に直接入れようとも考えたが、悪趣味な宣伝・売り込みと捉えられる懸念もあるため、自社サイト内での回答に留める。

あくまで、本動画はspring_bd氏の私見として作成されたもので、いかに担い手の生コンポータルといえども横からくちばしを挟むいわれはない。



寄せられた質問とその回答#1

naomasa K
ドライテックか土間コンクリートで駐車場を検討している者です。敷地が歩道に面しているため排水の事を考えるとドライテックが魅力的ではありますが、洗車時に発生するシャンプーやプレーキダスト等の汚れが水と共に地中に吸収されることは自らの土地を土壌汚染している気がするのですがいかがなものでしょうか?

生コンポータルからの回答:新しい発想の質問で現時点では十分な答えを持ってはおりません(「シャンプー」「プレーキダスト」に含まれる成分に関する知識が薄い)。
ただ、それらが市販されているということはそれなりの環境基準を満足したものと考えられるため大きな問題はないものと考えられます。
水質汚濁法上の特定施設で懸念されているような毒性の高い成分(6価クロムなど重金属)が仮に入っているとするならばその点は行政などと十分検討すべきと思います。
ただし、仮にそのような毒性の高いものが含まれていた場合、それらが排水設備(U字溝など)を通じて河川や海洋に廃棄(自然界に還元)されてもいいのでしょうか。
自らの土地は汚染されなければ、他は汚染してもいいということなのでしょうか。
「自分さえ良ければ他はどうでもいい」という考え方にも通じる発想に懸念を抱きます。
その上で対策としては、洗車や車両整備のたびに発生するそれら全てを管理状態にして適切な処置をすることが考えられます(例:「揚げ物をした後の油を固化させて燃えるゴミとして廃棄処分する」など)。
ご懸念の汚染物質が入っていた場合、通常の土間コン・透水性コンクリートいずれも、そうした措置は必要ということになります。

(#2 につづく)



ゴリゴリのBtoBマター「生コン」がBtoC「エクステリア」に登場という意義

15年の歴史を数え47都道府県全ての地域で施工実績を積んだドライテックはいよいよ市場と顧客の関心を捉えて「選べる土間コン」として認知されるようになっている。

⚫︎施工実績:https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/case/(至近4カ年1000件以上の施工実績紹介)


実際生コンはエクステリアでも必須アイテム。

駐車場やアプローチ(玄関周り)の舗装といえばまず第一に検討される(あるいは他を選べない)存在。

一方、生コン工場の側としてはビルやダムのように大量に効率よく製造・出荷される市場領域ではないため、それほど魅力的な分野としての認識はない。

だから、努力や研鑽もなかった。

エクステリアからはそんな生コンは「意識もされず最初から諦められていた存在」

生コンは、BtoBの殻に閉じこもり社会一般(BtoC)のことを無視。

その証拠に数あるエクステリア資材の雑誌にも「生コン」を特集している記事は見当たらない。

生コンといえば、生コン。

そんな生コンにBtoCの光が当たったことの意義は大きい。


新設・リフォームを合わせて仮に年間100万件のエクステリア工事があったとして、その一々で5m3(立方メートル)の生コンが利用されたとした場合、

500万m3

の新しい市場が生コン産業にもたらされることを意味する。

(※実際は共同住宅や公園の舗装などを考え合わせれば1,000万m3以上の市場が想定される)

低迷の一途を辿る生コン産業にとってこうした新しい市場の扉を拓くことの意義は大きい。

「特殊コンクリートなんか面倒くさい」

「エクステリアのような少量は効率が悪いからいらない」

従来の姿勢では永遠にその時はやってこない。

いよいよBtoCエクステリアの世界で注目を集めるに至った(今はまだ)特殊コンクリート透水性コンクリート「ドライテック」はその扉を開く鍵となる。

70年産業生コンが今ようやっとエクステリアという市場を契機としてBtoCにデビューすることになった。

そんな趣旨で今後生コンポータルでは庭ファンで特集された「ドライテック【透水性コンクリート】のメリット&デメリット\話題の素材/ 」に寄せられた一般からの質問への回答や補足をシリーズとして連載していきたいと思う。

「水の次に流通する材料」生コンがいよいよBtoCに脱皮し進化する。

これまで産業内向きに発展を遂げ、外部・社会一般との接触を怠ってきた生コン産業が情報発信を始める。

そのきっかけを提供してくださった庭ファンとspring_bd氏にはこの場をお借りして御礼申し上げます。

70年産業・1兆円産業「生コン」がいよいよエクステリア産業に登場。

この出来事は一重に生コンだけではなくエクステリアにも新しいチャンスを届けるきっかけになるはずだ。

BtoCを意識して製作された透水性コンクリートDIYマニュアル動画(映画「透水宣言」より)。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士

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