2020/08/02
【岐阜】「舗装(土間)は建物(家)と同じくらい目立つ」視野専有率・勾配・平ら・トップコート #2

岐阜県中津川市馬籠。新築戸建て住宅の前庭舗装。家の顔ともいうべき最も目立つ大面積であるため、施主の希望でトップコートを施工。平らで高耐久性の舗装がわずか2日間で完成した。透水性コンクリートの隠れた性能「視野専有率」という面からその性能を解説。その2。
製造:中津川生コン有限責任事業組合 落合工場(担当:山本)、施工者:裁建築(51m2、80mm厚、生コン5m3、2名、2時間)。
#1:https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/_1_12.html
視野専有率の高い舗装(土間コン)を好みの色でコーティング
トップコートはスプレーガンを標準としている。
風などで飛散してしまう懸念があるため、周囲は十分に養生(シートなどで塗料が付着しないように注意する)しておく。
選べる8色から施主の好みの色を選ぶことができる。
また、120m2以上などロットがまとまればその他特注色もオーダー可能。
「小さな面積でも他の色を選びたい!」
ということであれば割高になるけれど、老舗塗材メーカーフッコーにて対応可能。
建物の色と相まってすげえおしゃれだと思うのは僕だけだろうか。
すげえ、おしゃれ。
マジ、おしゃれだ。
こんな家に住みたい。
そう思わせてくれる理由は、実は土間コン(透水性コンクリート)にあった。
これは言い過ぎか(笑)。
ちなみにこのトップコートは頑張ればDIYもできる。
ただ、スプレーガンのような特殊設備は初心者には取り扱いづらいため、ローラー施工となる。
ローラーの場合歩留まりが悪い。
スプレーガンだと1缶で20m2塗装できるが、ローラ施工は10m2となってしまう。
土間コン(舗装)の色は選べないは嘘!
「駐車場と言ったら土間コン。選択の余地なし」という常識(まやかし)を覆したいと思う。
居酒屋に入ったら「とりあえず、生ビール」は日本だけの文化だ。
「とりあえず、赤ワインボトルで」
ある時期徹底してこの「とりあえず、赤ワインボトルで」を貫いていたことがあるが、今はやっぱり生ビールに落ち着いている。
そんなことはどうでもいいことであって、とにかく庭の「とりあえず土間コン」という風習が許せない。
土間コンはコンクリートの白。
どんなに建物(家、建築)がこってりしたテラコッタ風?北欧風?よくわからんがゴリゴリのゴテゴテ、パテ塗りみたいなデザインだったとしても、
「駐車場は無機質な土間コン、しかも水勾配で斜めっている」
これが、今の日本の庭の常識。
こんな無体な常識があっていいものだろうか(いや、ない)。
また、別のブログで詳しく書きたいと思うが、
「土間コンには塗装ができない理由がある」。
一方、ドライテック(透水性コンクリート)なら塗装ができる。
これは、知られざる強みだ。
ゴテゴテゴリゴリのゴシック建築で、オレンジ色のおしゃれなお菓子見たいな家だったら、それなりの色を土間コン(透水性コンクリート)に塗りましょう。
みたいなことができるようになるのだ。
書いていて、なんだかすごいことのような気がするのは、昨日の飲み会が愉快でついつい飲み過ぎてしまったことになんらかの原因があるのだろうか。
とにかく、「舗装は建物と同じくらい目立つ」。
その舗装、駐車場、土間コンの色が選べるということは、家全体の雰囲気が大きくグレードアップするということを意味する。
庭は家の顔だ、とはよく言ったものだ。
その一生付き合って行く家の雰囲気が土間コンのせいで台無しになるか、それとも透水性コンクリートでトップコートを選ぶか。
これは大きな違いとなる。
賢明な施主諸君には後悔しない庭づくりをどうか楽しんでもらいたいと切に願う。
宮本充也