2019/02/19
水はけ、草むしり、パター(ゴルフ)の練習。 透水性コンクリートを下地にした【人工芝】の施工マニュアル #3

人工芝は透水性コンクリートと組み合わせることによってようやく本来の機能を発揮する。水はけも気にせず真っ平らなグリーンで自宅でパターの練習。ゴルフの練習。そよ風なびく庭でごろり寝転びうたた寝。さあ、夢の生活を透水性コンクリートで実現だ。〜後半〜
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/_2_3.html
接着剤ごと透してしまう透水性コンクリートならではの接着剤塗布
さあ、いよいよ固定するために専用接着剤(ディノグリップ)を塗布。ただ、ここで問題になるのは下地の「透水性」。まずは、通常の土間コンで施工するさいの要領でやってみる。
映像からも分かる通り、スクレーパーで接着剤を広げようにも空隙に吸収されてしまって思うように施工が捗らない。
そこで新兵器登場!スクレーパーではなく、ローラーを用いて透水性コンクリート表面に満遍なく塗布。
接着剤を施工する理由は「固定」だけじゃなく、人工芝そのものの収縮を防ぐためもあるため、特にキワの部分は丹念に施工するのがポイント。
コツは急がず靴で人工芝を踏みつけながら「しわ」「より」が発生しないように慎重に接着する。
そして、ここからが独特の施工方法。
とくとご覧ください。
人呼んでヒゲダンス工法。
ただ踏みつけるだけでなく、手を映像のようにひらひらさせてリズミカルに何度も踏むのが大切だそうだ。この工程は必須であるため、必ず行うようお勧めする(メーカー)
たったこれだけ。
1日程度接着剤が乾くのに時間を要する。
翌日から
・パターの練習
・寝転がって昼寝
お好きなように楽しめる。
車だって載せることができる。
車を載せたって下地が凹んだりすることはない。
いつまでも真っ平らなグリーン、芝生が楽しめる。
(もちろん、タイヤでぐりぐりすえぎりをしてしまうと芝自体はちぎれてしまうため、注意が必要)
雨が降っても全然平気。
じんわりと水を透す。
すぐに乾く。
いよいよ、エクステリア業界に新提案がスタート。
エクステリアの文脈で考えると、
・人工芝
・透水性コンクリート
いずれも新参者。
無論、生コンそのものは数十年もエクステリアの必須材料として利用されてきた。
それなのにエクステリアの資材としてはまるで注目されることがなかった。
そんな、生コン。
これから、「生コンでいいこと」はどんな風を巻き起こすだろう。
車も載れる人工芝。
そんなどこにもない価値は世界に1つだけの庭を演出する。
生コンでいいこと。
宮本充也