2021/05/09
【埼玉】《実録》「生コンビニを 《知っている or 知らない》 で大きく差が出る施工の現実」渋谷建材・池田ブロック #1

埼玉県桶川市。午前中は古いカーテンゲート撤去、午前中にコンクリートカッター入れ11m、コンクリート土間取壊しはハンマードリルと大ハンマーによる、厚さ50mm厚、掘削、渋谷建材にて残土処分とカーテンゲートとRC砕石の積み込み。
製造:渋谷建材(担当:大曽根勇太)、施工:池田ブロック(5m2、10mm厚、3名)
まさに生コンビニ!渋谷の実力
施工Before。
30年前に完成した土間コンクリートとカーテンゲート。
先日の大風でいよいよ壊れてしまったということで今回エクスショップで激安のカーテンゲートを購入(渋谷建材に一時保管)。
さらに、写真でもわかるように水たまりに伴い汚れが溜まっている箇所の土間コンをドライテックにすることで水はけ、汚れ解消を期待した。
まずは故障したカーテンゲートの撤去と土間コンクリートの削り。
なんと驚いたことに、はつってみたらたった50mmしか土間コンクリートは施工されていない。
30年前の設計ではもしかしたら50mmでもOKって思われていたのかもしれない。
実際、車の乗り入れは何度もしているがひび割れはまるで起きていない。
土間コンクリートは100mmも打てば絶対OKということがこれでわかる。
古きを知り新しきを知る(?)なのかもしれない。
そして、掘削(すきとり)は路盤100mmドライテック100mm合計200mmを確保。
現代では一応土間コンといえば100mm厚となっている。
オーバースペックかもしれないが、「無難」ていうやつだ。
掘削と並行してカーテンゲート柱の基礎穴を確保。
ここまでの工程で発生した、コンクリート塊や残土は最寄りの生コン屋さん渋谷建材で引き取ってくれる。
まずはコンクリート塊を処分。
続いて残土処分。
生コンビニの真髄ともいうべき「近くて便利」「なんでも揃っちゃう」が渋谷建材の強み。
⚫︎参考記事:" 生コンをもっと身近に"「はじまる《生コンビニ通信》が請求書に同封されて全ての取引先に届く」
空になった荷台にはこの後路盤工に用いるRC砕石と、エクスショップから手配されたカーテンゲート一式が積まれ午後からの現場に備えられる。
動線にまるで無駄がない。
渋谷で全部揃う。
施工者目線からすれば、渋谷建材が「自社の置き場」みたいに機能しているのがわかるだろう。
埼玉など関東で自社の置き場を確保するというのはなかなか難しい(土地代が高い)。
渋谷建材は施工者にとっての置き場を買って出ているという見方もできる。
午前中の仕事はこれでおしまい。
材料と部材を積み込んで現場に戻る道すがら(20分)にどこか食堂に寄ってお昼休憩と言ったところか。
実に無駄がない。
ボリュームもそこそこになってきたので午後の様子は #2 で紹介したい。
午後は砕石を敷設して路盤100mm。
カーテンゲート柱の建て方。
ドライテックだからワイヤーメッシュの敷設作業は省略できる。
しかも、ドライテックをそのまま基礎コンクリートとして適応するからそのままドライテックで舗装をかける。
水引き待ちがないから、そのまま完成。
通常2日はかかってしまうところだが、なんの無理もなく1日のうちに完成してしまうはず。
生コンビニを 知っている or 知らない で大きく差が出る施工の現実。
いったいどれ程の違いがあるかがこの実録ではものすごくよくわかる。
#2 に続く。
宮本充也