2018/12/19
「どっちが安いの? 【コンクリート】 vs 【アスファルト】」

駐車場を整備するにあたり、「コンクリート」と「アスファルト」どっちが安いの? これもよくある質問。両者に言い分があ流とは思うが、普遍的疑問、コンクリート vs アスファルト の謎に迫る。
コンクリートとアスファルトどっちが安いの?
コンクリート
vs
アスファルト
永遠のテーマのようにも見える。
この比較。
これ、実は施工業者さんにもあまり知られていない。
であれば、一般にはなおさらだ。
コンクリート vs アスファルト
結論から言おう。
透水性コンクリートの方が安い。
これは、施工業者にとっての真実だ。
「アスファルトは自分で施工できない」と語る斎藤建設斎藤氏(https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_601.html)
自分で施工できないということはどういうことか?
たしかに僕たちにとってのお客さん(施工業)に尋ねるとこう答える。
「アスファルトは自分で施工できない」
専門業者に、
材工
という発注形態で施工者であったとしても発注する慣習になっている。
材工って、なに?
材工共(ざいこうとも) |
材料と加工や取付けの手間賃をくわえた見積り金額。複合単価ともいう。 最近では材料単価と、手間賃を別々に計上するようになってきたが、小規模なものでは合算した金額が使われている。材工共で表記すると、内容の明細が判らないので査定のしようがなく、設計者は歓迎しない表現である。 材工共の場合には、見積書の備考欄に<材工共>と記載されることが多い。 |
https://www.kenchikuyogo.com/211-sa/002-zaiko_tomo.htm から引用
つまり、自分の工事であったとしても、建設業者が「施工を他者に委ねなければならない」ということ。
例えばあなたがお饅頭の製造者だったとする。
普段仕入れている餡子製造者が、
「これから、うちは皮つきで販売することになりましたんで、高くなります」
と言ってきたとする。
あなたができる仕事は、
包装して販売するくらいだ。
饅頭製造は餡子屋の仕事になってしまう。
つまり、店頭販売価格もその分高くしなければならないってこと。
自分で施工すれば自社の経費でできるはずのアスファルトを他者に委ねる。
それはつまり、原価が高くなることを意味する。
透水性コンクリートは材料販売が基本
一方、生コンは「自分で施工する」が慣わしとなっている。
最寄りの生コン工場から材料が届く。
それを、「自らの手で」施工する。
施工の経費は自前となる。
他者にゆだねるのではない。
だから、原価管理が融通しやすい。
外注しなければならないアスファルトに比べて、
原価はコンクリート舗装の方が安くなる。
これがからくりだ。
それでも面倒臭がって、図面に書いてある通りにしようと思ってる?
ちょっと待った。
今回の斎藤建設さんのように。
ちょっとした勇気を出してみないか?
「図面に排水性アスファルトって書いてあるんだ。わざわざリスク冒してまで・・・」
気持ちはわかる。
施主さんからの問い合わせの中によくある、
「使ったことないし買い方がわからないって断られちゃったんです」
そんな悩み。
普段通りの材料と施工方法でやりたい。
それはよくよくわかるのだけれど。
でもそれじゃ、進歩がない。
安心してください。
生コンポータルが工場手配から施工指導まできちんとサポート。
原価が安い、つまりは儲かる。
そんな生コンでいいことをみすみす見逃す手はない。
コンクリート vs アスファルト
永遠のテーマの幕が降りようとしている。
さあ、これからの時代は透水性コンクリートだ。
生コンでいいこと。
宮本充也