2020/09/01
【福岡】「北九州の《ドライテック》は俺に任せろ!」All round

普及が難航していた福岡県北九州エリアで強力な施工パートナーが現れた。ballaholicのバスコートのプロジェクトの道の途中で偶然出会ったAll roundの新井さん。製造供給体制の貧弱さにも負けず同地での透水性コンクリート《ドライテック》普及に意欲を見せる!
北九州の《ドライテック》はAll roundにお任せ
(出典: https://www.instagram.com/p/CEgf8G2AJnQ/?utm_source=ig_web_copy_link)
北九州は透水性コンクリート《ドライテック》の供給体制が確立されていない地域だ。
以前はお隣大分県の大分綜合建設さんのご協力を仰ぎ高速で2時間かけて供給・施工したこともある。
生コン工場の供給体制がなければ普及はおぼつかない。
ほとんど諦めかけていた同地区で声を上げた猛者がいる。
建設・外構工事を専門とするAll round新井さん。
出会いは(というか、最近の出会いのほとんどは)インターネット・オンラインセミナー。
普通にしていたらきっと一生出会うことのないお互いは同世代。
インターネットでドライテックを見つけ興味を持ってもらったのがきっかけ。
オンラインセミナーのまさにその当日の記事がバスケットコートに透水性コンクリートを採用したというもの。
偶然にも新井さん、そしてご家族(5人全員)ともバスケフリーク。
「バスケットボールを《道》として考えている」
県大会や、全国大会、プロを目指すなど、バスケットコートにのめり込みすぎて燃え尽きるのではなく、人生を歩む上での《道》として捉える。
そうすれば適度な距離感で人生という長期間で共にあることができる。
「バスケ大好きなエクステリアのプロ」
ちょうど並行して進んでいるストリートバスケブランド《ballaholic》との協業、自宅設置用バスケットコートパッケージの最後の足りなかった1ピース。
数奇な巡り合わせで新井さんとは出会うことができ直ちに意気投合。
⚫︎参考記事: 「何でもかんでも安くしろ」ストリートバスケブランド《ballaholic》との協業 #6
製造協力プラントは見つからないけどパッケージタイプのドライテックで早速施工練習とサンプル作成
居ても立っても居られないということで袋タイプのドライテックのサンプル送付のご依頼をいただく。
小規模舗装やDIYなどで大活躍するパッケージタイプのドライテックは10月をめどに大々的に販売が始まる予定だ。
この製造マニュアルは「5回ほど視聴させていただいてます」とのことだった笑。
プロの仕事にくちばしは挟めません。
まずはドライテックの素(F材+セメント)を所定の量の水で溶かしペーストを作る。
封入されている骨材に「ドライカレーを作るように」ドライテックの素のペーストをかけてかき混ぜる。
バスケットボーラーの息子さんも感激して完成したドライテックの感触を確かめる。
ご満悦のようだ笑。
今度はもっと大きな、それこそバスケットコートサイズのドライテックの上でバスケットの練習をしてもらえればと思う。
できない理由で引き下がらない。
やると決めたら、ちゃんとやる。
ドライテックの歴史がそのまま生コン工場や施工者のパートナー探しの歴史と重なる。
今やほとんどの地域で生コン製造者の協力を得られるようになった。
ただ、北九州など一部の地域では引き続き協力が取り付けられず苦労することもある。
そんなエリアで操業するAll round新井さん。
普通なら、諦めてもいいところだ。
だって、戦線に弾が届かない、みたいな話だ。
ネタがなければ仕事はできない。
なのに、やる。
「北九州の《ドライテック》は俺に任せろ!」
こうした熱い人たちの共感に支えられた今透水性コンクリート《ドライテック》は日本の舗装の常識になろうとしている。
大地の呼吸を止めない舗装。
それは、仕事が楽しくて仕方ない情熱ある大人達の歩みも止めることはないようだ。
北九州エリアでの普及の未来が今から楽しみで仕方ない。
宮本充也