2021/03/16
【神奈川】「建設B2Bにもいよいよインターネットが本格的に到来するようだ」榎本建設・東伸コーポレーション

神奈川県横浜市。こども園外構舗装工事。元請が図面に透水性コンクリートが指定されていたためインターネットで検索して庭コンで最寄りの施工者を探し、近くの榎本建設が紹介されていたため連絡したところ気持ちよく対応してくれたので施工を頼んだ。(施工指導員:透水性夫)
製造:東伸コーポレーション(担当:広瀬弥)、施工:榎本建設(担当:榎本純一、82m2、120mm厚、9名、4時間30分)
元請けも庭コンで検索
施工Before。
居並ぶ錚々たるプロ施工者を向こうに堂々と施工指導を行う透水性夫。
なんでも、こちらのこども園施設にはもともと透水性コンクリートの指定が入っていた。
経験のない元請け会社がインターネットで調べたところ庭コンで近くに施工実績のある施工者を見つけることができた。
https://www.nr-mix.co.jp/niwakon/subcontractor_list.html
早速問い合わせたところ気持ちよく相談に乗ってくれてこのたびの発注となった。
⚫︎参考記事:【神奈川】「JR東日本でも採用!」武蔵小杉駅・ゴミ置き場周囲舗装・水はけ
勝手口の水はけはこれで問題がない。
犬走りも排水や衛生管理がテーマとなるものの、ドライテックを施工することで問題解消。
施工After。
82m2の施設外構舗装は9名で4時間30分(半日)で完成。
雨水流出を懸念した設計指定は元請けの調査により見事叶えられた。
お庭づくりは0円マッチング《庭コン》は優良施工者と無料で出会えるマッチングサイト
この着想は今絶賛バズり中のとなりのカインズさんの火付け役清水さんとのミーティング中に生まれたもの。
ご縁は同氏が建設インターネットメディア最大手施工の神様の創業編集長時代に遡る。
「施工者と元請け(あるいは一般発注者)を無料でマッチングさせるWEBサービス面白くないですか?」
そもそも、マッチングとかシェアリングエコノミーは、その間に立って手数料収入を収益機会にするもの。
仮に0円だったとしても、広告料のようなものでマネタイズするより運営費の捻出はできない。
一方、生コンポータルはそもそもプロダクトの発信にオウンドメディアを運営している。
発注者と施工者が結びつけばそこにはドライテック(生コン)需要の発生が期待できる。
「お庭づくりは0円マッチング」
みみっちい手数料収入や広告料でマネタイズするのではなく、ものづくりの担い手は堂々とものづくり(コンクリートの製造あるいは仕入れ販売)で利益を得る。
このサービスを始めたおかげで昨年は大きく話題となり多くの顔を見たことのない施主さんと庭コン登録者が繋がり土間コン一択だったエクステリア業界を変革した。
今でもそうだが元請けは今回のように未知なるプロダクトに遭遇した時なかなかインターネットで検索をしない。
出入りの商社や下請け、あるいは仕入れ先生コン製造者の仲良しにTELが一般。
そのグルーピーの中でも未知なるマテリアルの情報が得られなければ諦める。
設計変更を依頼する。
それが、慣わしだ。
一方の施主・一般の方々は感度が高い。
何せ、自分の暮らす住まいのことだ。
簡単には諦めない。
インターネットで隈なく調べる。
すると、生コンポータルやエクスショップ、YouTubeやSNSでわんさと出てくる動画やブログ。
なんとかかんとか施工者を探し当て(あるいはDIYを決意し)ドライテックは舗装される。
この傾向はcからbへ徐々に浸透していくことだろう。
今はまだググらない、インターネットを活用しない、B2B元請け各位も、今回の元請けさんのように積極的にインターネットを活用する時代がすぐに到来する。
そうなれば規模は1〜2桁増大する。
今はまだ戸建て住宅外構が主戦場だが、B2Bでもインターネットが当たり前になれば、きっとその時には公共施設や一般道路舗装などへシフトしていくだろう。
インターネットが当たり前になれば、これまでしがらみでしがらんでいた建設が大幅に変化する。
ブログ毎日3本365日丸10年にコミットして、今は丸5年と16日目となるが、前半戦はB2Cだったと振り返ることができる。
これから迎える後半戦はいよいよB2Bの分野でインターネットが真価を発揮する時期なのかもしれない。
事実多くの行政から秋波を寄せられるようになった。
今回のように戸建て住宅ではない公共性の高い建築・施設の外構でも採用は太くなってきている。
建設B2Bにもいよいよインターネットが本格的に到来するようだ。
縦割り・階層で辺境が凍結・抑圧されていた世界に春が訪れる。
多くのタレントが解放され建設の景色が一変していく。
大地を削らない、汚さない、蓋しない、CO2を収容するコンクリートで世界の景色は塗り替えられていく。
宮本充也