長岡生コンクリート
オコシコンは高い透水性を持ちながら表面強度・曲げ強度に優れたポーラス構造の高強度コンクリート

2020/01/05

「DIY 庭の外交で大量のセメントをしたいのですが」

「DIY 庭の外交で大量のセメントをしたいのですが」

WEB上で取り交わされているコンクリート周辺の疑問に勝手に答えるシリーズ。それにしても、産業人としての「あたりまえ」と一般人の「あたりまえ」のギャップにいつも新鮮な気づきをいただく。「DIY 庭の外交で大量のセメントをしたいのですが」。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14107916769



誤「外交」→正「外構」、誤「セメントをしたい」→正「生コンを打設したい」

ここまで来ると絶句する。

そろそろ生コン20年に差し掛かる僕からすると素人さんの生コンに関する認識に毎度新鮮な気づきを得られる。

もう、誤解のオンパレード。

しかも、物知り顔(かどうかはわからんが)に答えている人たちも随分素人。

もう、インターネット上は間違いのオンパレードなのだ。


まず、「庭の外交」

2つまちがいが含まれている。

「庭」の時点で既に外構、また、外構を外交と書いている。

この時点で回答を避けたくなる。

さらに、「大量のセメントをしたい」。

思わず大辞林を引いてしまうところだ。

「セメントしたい」

という動詞はあったろうか(いやない)。

「生コンしたい」

まあ、考えようによっちゃ、「いやぁ、退屈だからそろそろ生コンしたくなってきたなあ」なんて言葉を多用すれば生コン業界も多少は世間の光が届くような気もするが、それにしても「セメントしたい」とは何事だ。

そもそも、セメントですらない。

生コンなのだ。


⚫︎DIY×生コン

を志向している素人の皆さん。

どこぞの氏素性もわからない馬の骨のアドバイスを真剣に聞かないで!

ちょうど個人的に「内向きで閉鎖的な生コン産業」に課題を立てていたところだ。

今後WEB上で散見されるあらゆる「まちがい」を頼まれてもないのに正すシリーズを継続することで「生コンをもっと身近に」することでDIY施工者にとっても生コン産業にとっても有益な関係性の構築を企図したいと思う。

それでは今回の迷える生コンDIYerのために以下の通り回答をしたいと思う。

きっともう手遅れだと思うのだが。


(太字が回答)

eig********さん

2013/5/2722:38:09

DIY

庭の外交で大量のセメントをしたいのですが広いので自分で練るのは大変何か良い方法はないでしょうか?

>そもそも、「外構」「生コン」という言葉を勉強してから他人に質問しよう。さておき、生コン工場に発注することをお勧めします。ホームセンターや建材店で乾燥生コンは手に入るのですが、「広い」面積に施工する場合は割高となるため、0.5m3(およそ4m2程度)以上施工される場合は生コン工場から納品してもらうのが割安で手間もかかりません(現場で製造するのはとても大変)。


出来るだけ低コストにしたいです
あとちょっと高いような気がするんですが固まる砂はどうなんでしょうか?

>「出来るだけ低コスト」は誰もが望むところだろうけれど、上述の通り地元の生コン工場に注文するのが正解。ただし、通常の生コン工場は基本的にゼネコンや道路会社、住宅メーカー、エクステリア専業者など「プロ」を相手にしているため、居酒屋で生ビールを注文するような感じではないことをある程度覚悟しておいた方がいいでしょう。

>「固まる砂」とはおそらく真砂土舗装などの製品をさしていると思われるが、4m2(生コン0.5m3)を超えるロットで考えた場合生コン屋さんの生コンに価格でかなう製品は皆無だ。


よろしくお願いします。

補足生コン工場が個人でいけるとは知らなかったですW
その場合型枠を済まして流し込むだけの状態で呼べばいいんですね?
固まる砂よりかなり安いですよね?

>「w」なんの笑いかよくわからんが、プロをなめないほうがいい。簡単に「型枠をすまして流し込むだけの状態で呼べばいい」と書いてあるが、それこそプロの領域であるため付け焼き刃で生コン打設に臨むと火傷しかねない。もう少し勉強するべきだろう。

>「固まる砂よりかなり安いですよね?」とまた発言しているが、この方はDIYとか施工とかの前にもう少し人としての研鑽を積んでから社会生活を始めた方がいいようだ。

(原文ママ)



この手の素人が付け焼き刃の知識で生コン工場に電話したとしたならどうなるだろう。

常連客への生コン出荷で忙しい生コン屋さん。

とんちきなこと言ってしかも中には「金払うのは俺だぞ」くらいの態度の素人がいるだろうから不幸は目に見えている。

こうした、

⚫︎生コン産業

⚫︎世間一般

の間に横たわる溝に着目し両者間の円滑な橋渡しをすることに意義を見出している。



ところで最新のDIY×生コンの紹介。

https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/diy_7.html

従来の生コンはやっぱり敷居が高い。

ただ、このところ「透水性コンクリート」という生コンにDIYの熱視線が集まっている。

その生コンは非力で素人な女子2名でも簡単に施工できる。

生コンポータルではキラーコンテンツ「透水性コンクリート」を通じて生コン産業と世間一般の橋渡しをしたいと考えている。

「生コンクリートをもっと身近に」

そのことで、

⚫︎生コン製造者(工場)

⚫︎施工者

両者がより世間に理解されよりよい産業が生み出されると信じているから。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士

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オワコンとオコシコンの違い
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