2020/04/28
「見た目も環境に調和する必要がある。ここではトップコートと呼ばれる着色の工程について説明をしたい。」透水性コンクリート・トップコート・DIYマニュアル

「透水性コンクリートが普及するためには機能だけでなく見た目も環境に調和する必要がある。ここではトップコートと呼ばれる着色の工程について説明をしたい。」(映画「透水宣言」より)。
トップコート(着色)DIYマニュアル(映画「透水宣言」より)
左から水・プライマー・トップコート接着剤(白)・トップコート顔料・容器。
土間コン用標準トップコートはフッコーの商品。
透水性コンクリートの施工後1週間以上経過している場合はトップコート施工前にプライマーの施工が標準となる。
1セットでスプレーガンなら20m2、ローラー施工の場合は12m2程度塗装可能。
DIYで考えた場合スプレーガンはハードルが高すぎる(コンプレッサーなど特殊機材も多く、風などで飛散した場合の養生も大変)ため、DIYマニュアルではローラー施工を推奨している。
使用道具は左から、攪拌機・バケツとローラー・刷毛、柄杓(ひしゃく)・計量カップ・インパクト。
攪拌機の入手が難しい場合はインパクトにマゼラーを装着することで代用できる。
トップコートを所定の割合に水で希釈して攪拌したら準備完了だ。
事前準備として着色したい箇所以外をマスキングテープや養生テープで養生する。
プライマー施工。
トップコートと基材(透水性コンクリート)の接着を強めるための措置で、透水性コンクリート施工後1週間以上経過してしまってからの塗装の場合は必須となる。
施工After。
プライマーが乾燥したらローラーで塗装するだけ。
この色はニューグレー。
基本カラー8色から選択可能。
120m2以上などある程度ロットがまとまる場合はオーダーメイドでどんな色でも対応可能となっている。
⚫︎参考記事: 【東京】「色はイロイロ選べるの?」基本カラーは8色・DIY
「見た目も環境に調和する必要がある。」(映画「透水宣言」より)
レミーブラウンなどアースカラーが人気だ。
真砂土のそれのように、土の質感が備わり、環境との調和性も高くなる。
土のような見た目だが、駐車場としての機能を備えぬかるむようなことはない。
雑草も生えてこない。
透水性コンクリートだから大地に蓋をするということではない。
雨水はきちんと大地に還元され、根系に水と酸素が届くことで周辺の草花や樹木は生き生きと生長する。
自然と人が調和するコンクリートテック。
昨日だけでなく、「見た目」も環境に調和したい。
それなら、トップコートの施工を推奨している。
透水性夫(とうすいさがお)が実際に施工してくれたように素人・初心者でも簡単に施工ができる。
もし施工した後「ちょっと飽きてきたから色変えたいな」みたいなときにはDIYをお勧めしたい。
透水性コンクリートのもしかしたら最大の強みは「DIY可能」という点なのではないかとこのところ強く思うようになってきた。
透水性夫のDIYマニュアルシリーズ映画「透水宣言」は今のところフィクションであり物語だ。
人と自然が対峙し荒廃した100年後の未来から現代に降り立った透水性夫。
普及のために必要なことをコツコツと積み重ねていく先に、自然と人が調和する世界が生まれる。
その活躍の動画はYoutubeで紹介されている。
透水性コンクリートDIYマニュアル(映画「透水宣言」より)。
100年後の未来から現代に降り立ったシーン。
透水性夫の信念。
透水性コンクリートの普及にはDIYマニュアルが必須だ。
この活動を通して自然と人が調和する世界は創造される。
宮本充也