2019/10/05
【栃木】「日本中どこでもDIYできちゃうんですか?」

栃木県栃木市。一般の方からお問い合わせ。仕事の関係で出張続きなのでこの日を休みにし同僚の方にも手伝って頂いて雨模様ではあったが施工を決行。「個人だと生コン屋さんが相手にしてくれない」と悩んでいたところ材料だけでも買えるドライテックにたどり着いた。施工動画を見る限りDIYもできそうだ、ということで採用。
製造:大木生コン(株)、施工:施主によるDIY(3人、2時間、24m2)。
日本中どこでもDIYできちゃう透水性コンクリート
施工Before。朝1番雨に叩かれたが、せっかくとった休みであるため、施工を決行する。
ブルーシートで雨養生しながらの施工。皆さん一般の方で建設作業の経験は無い。
材料は生コンポータルがお近くの生コン工場を手配。今回は大木生コンさんにご協力いただいた。
施工After。見事な仕上がり。
駐車場兼アプローチも見事に仕上がったが、雨養生のためお見せできず残念。
外向きな産業へとチェンジする生コン産業。
「個人だと生コン屋さんが相手にしてくれない」
けしからんことだが、事実こうした傾向はある。
生コンはばっきばきの法人営業。
B to B産業。
買う人は建設会社。
半製品生コンであるから、使う人にもそれなりの専門性が求められる。
だから、素人さんから電話を受ける生コン工場は皆無だ。
たまにかかってきても、適当にあしらう。
それが、生コン産業だった。
きっかけはインターネット。
5年前のある日。
長野県の一般の方からの問い合わせ。
当時まったく力を入れていなかったホームページに載せていた透水性コンクリートに関心を持たれご連絡をいただく。
まさかの、受注。
突然降って湧いた数百万円の売り上げ。
生コンとインターネットが出会う。
今年からはモノタロウのようなネット通販での販売も始まる。
(※モノタロウでの販売開始:https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/10it1.html)
70年の生コン産業の歴史では考えられないようなことが続々と起きる。
そして、一般の方からの問い合わせも増える。
まさかのDIYが頻発している。
生コン産業が脱皮しようとしている。
生コンポータルでは全国200以上の生コン工場との取引がある。
ネットを通じた不特定多数の問い合わせに対して最寄りの工場を手配し材料を届ける。
もちろん基本はDIYじゃなくて、施工者もご紹介した流れで透水性コンクリートは消費者に届く。
(お庭作りは0円マッチング:https://www.nr-mix.co.jp/niwakon/)
多段階に及ぶ流通構造でお互いの顔が見えなかった需要と供給が結びつく。
ITが生コン産業の風通しをよくする。
いまいちイメージのよくない生コン。
闇が深そうに思われる生コン。
その生コンが活気ある明るい産業となるためには、ただただ光を当て、垣根を取っ払うしかない。
そのために、生コン×ITに全力を投じていく覚悟だ。
宮本充也