2020/11/19
【神奈川】「埼玉から来ているため、早く仕上げたいから。」Individual・長岡生コンクリート

神奈川県小田原市。以前、埼玉県で渋谷建材から透水性コンクリートを購入して施工した経験のある施工者Individualからの採用理由は「埼玉から来ている為、早く仕上げたいから」。こんな採用理由もあるんだ。さらには、小田原市なのに静岡県伊豆の国市から届いている材料。いずれにせよ、ミラクル。
製造:長岡生コンクリート、施工:lndividual (50m2、100mm厚、4名、2時間)。
施工動画
早く仕上げたいから、ドライテック。
施工Before。
今回の採用理由は、なかなかすばらしい。
鬼舞辻無惨風に言えば、「気に入った」である。
「埼玉から来ているため、早く仕上げたいから」。
なんと、自己都合笑。
素晴らしい。
気に入った。
こういう施工者がどんどん増えると、日本は良くなると思う。
生コンポータルがお届けしたいと思っている価値は幾つかあるが、それを簡単にまとめると、
「楽して儲かる」
という1行に集約される。
とにかく、施工者には楽してほしい。
儲けて欲しい。
そんな生コンポータルから言わせて貰えば、「埼玉から来ているため、早く仕上げたいから」なんて採用理由はもうご飯3杯はおかわりができる。
埼玉にお住まいの施工者Individualからすれば、小田原市での仕事は遠方。
従来の土間コンクリートで考えた場合丸1日を覚悟せねばならない。
一方の透水性コンクリート《ドライテック》はたった2時間。
さっさと終わらせ帰途につき、まだ明るいうちからご自宅で缶ビールをプシュとできる。
「埼玉から来ているため、早く仕上げたいから」。
素晴らしい採用理由ではないか。
「埼玉から来ているため、早く仕上げたいから」。
早く仕上げたい。
埼玉県内の現場で渋谷建材から購入した経験を持つIndividualは味を占めてしまったのだ。
早く仕上げられる。
材料を敷設し、トンボやプラゴテまたは定規などで平らにしたら、転圧(締め固め)するだけ。
以上だ。
一方の従来の土間コン。
そんなわけにはいかない。
材料を敷設し均すまでは一緒。
そこから地獄が始まる。
余剰水(ブリーディング水)が表面に浮き出てきて、それが乾くまで待ちが発生する。
それでは終わらない。
金鏝仕上げと言って、真っ暗闇になってもひたすら表面を仕上げなければならない。
この働き方改革の時代にあってとんでもない作業を強いるのが従来の土間コンクリート。
もう、やめようよ、従来の土間コンクリート。
人を馬鹿にしすぎだ。
透水性コンクリートに変えなよ。
施工After。
そして、当然のことだが、施工者の満足だけでは終わらない笑。
当たり前のように施主の満足も叶える。
今回はフィーチャーしてないが、写真でもわかるように「真っ平ら」にしても「水はけ」の問題は解消される。
当然だが雑草に悩まされることもない。
さらに、見方によってはツルツルの没個性の従来の土間コンクリートに比べて、ゴツゴツとした表面は味がある。
50m2という面積を4名という少人数でたった2時間で完成させてしまった。
施主も満足させつつ、施工者も「楽して儲かる」スーパー土間コンクリートが透水性コンクリートだ。
さらに日本中大体どこでも届けられる理由。
今回もしれっと書いてあるが、「小田原市の現場に静岡県伊豆の国市から届ける」はまあまあミラクルだ。
今回はミラクルの多い現場だ。
土地勘の無い方にはわからないと思うので、km数で言うと48km。
プロの施工者や生コン製造者ならわかるが、通常の生コンの輸送距離ではない。
高速道路を利用して1時間10分で到着するようなので、JISが定める1時間半はなんとか満足しているとしても、通常なら生コンは届かない範囲だ。
そこに、しれっと届けている。
これ、結構すごいこと。
<p大分豊後高田から北九州まで運んだりした実績もある。
⚫︎参考記事: 【福岡】「北九州の、小さいけれど、大きな一歩。」All Round・大分綜合建設
そう。
つまり、頑張れば、どこだって運べるのだ笑。
僕の中での最高記録は、伊豆から大阪まで運んだことがある笑。
まだ、20代の頃の話だ。
なせばなる笑。
その理由はJIS規格を要求されないことに尽きる。
箸の上げ下ろしまでとやかく指図されないというのが理由だ笑。
そんなミラクルだらけの今回の現場。
お施主さんをもちろん満足させ、さらに「楽して儲かる」という施工者の満足も獲得し、生コン製造者に対しても自由度が高い。
もっともっと知られることで、多くの人たちに喜んでもらいたい。
そして、最後に。
まだ書いてないことがある。
施主、施工者、製造者を満足させるだけじゃない。
この、大地に蓋しないコンクリートは、環境さえも満足させる。
降雨は舗装に遮られることなく直接地下水脈に還元される。
自然と人が調和する世界を創造する。
まだ何にも覆われていなかった200年前の大地を再生する。
これぞ、ミラクルなのだ。
今日も明日も少しずつ僕たちの「大地を削らない、汚さない、蓋しない」コンクリートが大地をミラクルに再生する。
宮本充也