2019/10/24
「モノタロウでどうやって買えるの?」生コンとITの出会いは必然だ(その2)

10月23日いよいよモノタロウに透水性コンクリート(施工含む)が掲載された。同社にとっても初の「施工を伴う物品販売」、生コンのネット通販。未知数のこの試み。「いったいどうやって買えるの?」
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/10it1.html
モノタロウでどうやって買えるの?
ついに掲載!(https://www.monotaro.com/g/04477965/)
注文はm2数を指定して行う。
4m2〜100m2の範囲で1m2刻みで購入可能。
以下、注意事項(モノタロウ引用)。
注意<メーカー現地調査により数量変更となった場合>
※数量増:増えた数量分のご注文をあらためてお願いいたします。またご注文完了後、その旨をモノタロウまでご連絡ください。
※数量減:減った数量分を決済方法に応じて、ご返金とさせていただきます。
<施工の注意事項>
※現状の「コンクリート」「土」「砂利」「芝生」は撤去し、10cm以上のよく締め固めた砕石層を造成し、外枠を納品日前日までにご準備ください。
※施工納品前までに準備画像までお願いいたします。
※施工完了後、7日間は車の駐停車はできません。
※施工完了後、翌日から歩行ができます。
※透水性能が低下した場合は高圧洗浄等で清掃してください。
※材料に微量の鉄分が含まれますので、サビ等が発生する場合がありますが使用に問題はありません。
※材料の一部が欠け・剥離する場合がありますが使用に問題はありません。
※天然材料を使用しているため、粒の大きさが一定ではありません。
※年間平均気温が0度を下回らない地域のみの対応となります。
※施工当日の気温が氷点下となる場合は施工ができません。
※施工当日が雨天の場合は施工ができません。
※車両重量3t未満のみの耐用となります。
※納入車両が通る道幅は3m、高さは3.5m必要となります。満たさない場合は施工ができません。
※地下水流等により水が湧出している箇所は施工ができません。
※屋上・ベランダ等は対応外となります。
※施工納品は平日9時から16時までとなります。
※商品特性上、ひび割れることがあります。
※天然材料の色や原料の成分により色の濃淡が発生します。
※施工準備のため敷地の一部及び水道・電気を貸与いただく場合があります。
※凍害・7日以内の車両乗入れ等不可抗力で発生した変形については免責となります。
※クラック幅2mm未満のものは免責とさせていただきます。
※100平米あたりの剥離(骨材飛散)は骨材個数(大きさ5mm以上)が300粒を超える場合は協議の上補修施工となります。
※小運搬一輪車(幅70cm・高さ2m)の経路が30mを超えたり不可能な場合は施工ができません。
※ロット違いにより色ムラや色違いが発生する場合がありますが品質に問題はありません。
いよいよ施工を伴う生コンのネット販売開始。
注文者は必要m2数をバスケットに入れる(支払い)するだけ。
すると、30日を目安に生コン(透水性コンクリート)と施工が届く。
お好きなスペースに透水性コンクリートが施工される。
モノタロウにとっても初の試みとなった生コンのネット販売。
市場の反応は未知数だ。
お届けするのは庭コンの製造者と施工者。
シーンに応じて選べる買い方が重要だと思う。
例えば庭づくりや外構工事全般を一括して請負ってもらいたい時にはモノタロウではない方がいいだろう。
庭コン(https://www.nr-mix.co.jp/niwakon/)は選択肢の1つだ。
また、カーポートやウッドデッキなど明確な資材の購入が念頭にあるようならエクスショップ(https://www.ex-shop.net/)のような手段が最適になる。
(※現在エクスショップでの透水性コンクリート購入ができるよう協議中)
ただただ単純に透水性コンクリートが買いたい。
余計な交渉とかめんどい。
今すぐ欲しい。
そんな時にはモノタロウでの購入は理想かもしれない。
そして、そのモノ(施工を伴う透水性コンクリート)は庭コンに登録してくださっている全国の生コン製造者と施工者が担当する。
生コンポータルから注文のあった住所の最寄りの製造者、施工者それぞれにご連絡を行い納品や施工を依頼する。
これが、生コンのネット通販の舞台裏だ。
この初の取り組みをご担当いただいた伏見さん(MonotaRO)によればWEB上で本格的に認識されるには2〜3ヶ月の時間を要するという。
透水性コンクリートという言葉がネット通販のプロの手によりプロモーションされることになった。
これまで生コンポータルでは3年と8ヶ月ほど毎日ブログ3本以上という取り組みを重ねてきたが、所詮僕たちは生コンのプロであってITのプロではない。
このところ接触の増えたITのプロの経験とノウハウには敵わない。
その、経験とノウハウに生コンという工業製品でありかつ半製品が接続した。
誰も経験したことのないこの取り組み。
縦割りで保守的・閉鎖的な生コン産業がリニューアルするきっかけになればこれに勝る喜びはない。
宮本充也