2020/11/25
【静岡】「立水栓、駐車場、歩道、車道、サイクルポート基礎」《透水宣言》と《旧友からのLINE》コラボ企画!!(その9:ドライテック)

2つのDIY企画《透水宣言》と《旧友からのLIN》のコラボ企画は2日目、いよいよ前日組み立てられたサイクルポートを基礎穴に立て込み、小島君念願の透水性コンクリート《ドラテック》施工開始。僕の個人的な友人たちをものづくりが一つにした美しい物語が現実的な形として完成した。
⚫︎参考記事: 【静岡】「小島君、ありがとう。」《透水宣言》と《旧友からのLINE》コラボ企画!!(その8:サイクルポート組み立て)
立水栓、駐輪場、歩道、車道、サイクルポート基礎
待たせたな。
今日はいよいよ水と空気を通すコンクリート「ドライテック」の出番だ。
昨日完成したサイクルポートの建て込みをしながら、一気にドライテックも施工する。
なお今回は、ドライテックを綺麗に仕上げるためのちょっとしたコツも、伝えていきたいと思う。
では、さっそくやっていこう。
(映画「透水宣言」より)
左はおなじみ透水宣言の主人公・透水性夫役の菅野貴夫さんは大学生の頃演劇をやっていた頃の友人。
右は高校時代からの友人で小島君はLINEのタイムラインで透水性コンクリート《ドライテック》に興味を持ってもらい連絡をよこしてくれた。
さあ、いよいよ施工が始まる。
まずは、透水性夫による材料の目利きから始まる。
材料に艶があり、透水のための空隙が確保されており、排出後容器にすだれ状にペーストが付着していることを確認。
「よし、いいだろう。OKだ」(映画「透水宣言」より)。
そして、今回の大きな特徴の一つに、「基礎コンクリートと舗装コンクリートを一体としてサイクルポートを支える」というのがある。
基礎コンクリートの役割は通常台風などによる風倒被害を防止するというのが主となる。
通常のコンクリート基礎でも十分であることに加えて、今回は舗装コンクリートと一体化(つまり、基礎と計算できる)させることによって、より強力な基礎とした。
使用材料6.25m3だったので、密度2.0で計算するとおよそ12.5tものコンクリート基礎がサイクルポートを支えて(固定して)いることになる。
どんな台風が来たって、飛ばされたり、風倒したりはおろか、びくともしないだろう。
施工の先生たちと、透水性夫や小島君など施工初心者のコラボ施工が始まる。
淀みなく進むのも、透水性コンクリート《ドライテック》の施工優位性の証拠だ。
なんなら、素人だけで敢行するDIYerもたくさんいるくらいだ。
施工After。
今回立水栓や雨樋の水受けも透水性コンクリートとした。
初心者、プロの混成施工班5名により53m2の土間コンクリート(サイクルポート基礎含む)はたった3時間で終了。
撮影との兼ね合いもある中で、半日もかけずに外構舗装が完成させられてしまった。
そして、この「形」は今後小島君とご家族の暮らしに寄り添いいつまでも足元を支えることになる。
DIYドキュメンタリー、そしてDIY映画のコラボで証明された「透水性コンクリートの施工は簡単」。
さて、今回のDIYはこれで完了だ。
サイクルポートの組み立ては、思っていたよりシンプルで簡単だったというのが正直な感想だ。
そしてドライテックの施工では、プロの職人さんによる熟練の技を垣間見ることができた。
綺麗に仕上げるためのポイントが詰まっているので、ぜひ参考にして欲しい。
これでまた一つ、地球に優しい場所が出来上がった。
さあ、次の現場へ行こう。
(映画「透水宣言」より)
施工者に頼むか、DIYに挑戦するか。
大学時代の友人か、高校時代か。
何事も、二者択一、こっちかあっちか、で決めない方がいい。
今回は僕にとっても個人的にメモリアルな現場となった。
高校時代、大学時代、そして社会人になってからの友人たち(取引先を友人と呼ぶのは妙に見えるかもしれないが、僕はそう思っているから仕方ない)が交わって出来上がってお庭。
普段全く別の仕事についている学生時代からの友人たちと一緒に楽しく施工。
3時間。
サイクルポートと合わせてもたった5時間。
基礎穴掘りを入れたって、きっと1日の中で収まる時間で立派なお庭が完成してしまった。
その中心価値を成すのは透水性コンクリート《ドライテック》。
もし、これが従来の土間コンクリートだったらこうはいかない。
余剰水が乾くのを待ってから金鏝仕上げ。
それだけで、丸っと1日かかってしまうのだ。
その土間コンクリートが初心者とプロの混成施工で撮影をしながらという条件でもたった3時間で終わる。
一般の方々にはなかなか伝わらないかもしれないが、これぞ僕たち生コン工場から建設現場にお届けできる喜び。
昨日、同じ舞台で一緒に働いたみんなはまたそれぞれ別の舞台に散って行った。
今日の僕の予定は都内で座談会に参加することになっている。
それぞれ、全く別のフィールドに出かけていった。
でも、それぞれはそれぞれの場所で素晴らしい舞台になるんだと思う。
いろんな世代の友人が偶然一つの舞台に集まって熱演した今回のドライテック施工。
小島君とも今日に至るまであれこれ紆余曲折あったけど最後は笑顔で幕引きができて本当に良かった。
そして、こんな素敵な経験を僕たちの中だけに止めるんじゃなくて、もっと多くの人たちにお届けできればいいなと思ってる。
透水性コンクリート《ドライテック》を通じて生コンはもっと身近になっていく。
もっともっと、多くの人と交わって、もっともっと具体的な形ある喜びを作り続けていきたい。
宮本充也