2021/07/21
【大阪】《New Need Challenging》「いよいよエヌ・エヌ・シーが動き出す」

昨日、初めてドライテックを施工される業者様の事前試験施工ということで、エヌエヌシーさんからドライテックを出荷されました。エヌエヌシーさんの名刺にNew Need Challengingとあります。私にはなんとなくのニュアンスしか分かりませんが、言葉通り有言実行、新たな挑戦をされています。(本田さん共有)
製造・施工:エヌ・エヌ・シー(担当:試験室鈴木さん)
New Need Challenging
施工Before。
エヌ・エヌ・シーは今後大阪エリアでのドライテック普及にご協力を表明いただいている。
本格的な出荷に先立ち同社内敷地でドライテックの試験製造・施工。
立会は大阪若手のエースドライテッカー本田さん。
先の久保田建材もそう。
⚫︎参考記事:【大阪】「大阪のドライテックの輪が広がっていきそうです」久保田建材店
大阪兵庫広域工業組合でも透水性コンクリート(大阪版ドライテック)の開発が始まる。
いよいよ関西最大の都市大阪でも「地球に蓋しないコンクリート」の製造に業界全体のボルテージが上がっている。
施工スタート。
これぞドライテック(透水性コンクリート)の強み「生コン車からの直接荷下ろし」の儀。
ワイヤーメッシュの敷設を前提としていないため、生コン車は任意の場所に乗り入れることができるのだ。
ワイヤーメッシュがない、ということは施工にもいい影響がある。
余計なものが足元にないので施工がスムーズなだけじゃない。
事前工もカットできるのでコストにも影響がある。
このベニアを使った締め固め(プレートコンパクタ30kgタイプ)は初心者・DIYer向けに推奨している。
プレートの操作に慣れてない人は転回の際にプレートマーク(凹凸、不陸)が仕上げ面に発生しやすい。
そのため、ベニア(4mm厚)で荷重を分散させることで防止することができる。
普段施工をされていない生コン工場職員の方だけの作業なのに見事な真っ平ら。
施工Aftert。
実際に施工に立ち会った皆さんの記念撮影。
本田さんのカメラに向ける人々の表情はいつも素敵だ。
挑戦し続ける生コン工場の実像がそこにはある。
挑戦し続ける生コン工場
「昨日、初めてドライテックを施工される業者様の事前試験施工ということで、エヌエヌシーさんからドライテックを出荷されました。エヌエヌシーさんの名刺にNew Need Challengingとあります。私にはなんとなくのニュアンスしか分かりませんが、言葉通り有言実行、新たな挑戦をされています。」
本田さん(寝屋川コンクリート)からの共有。
大阪(あるいは近隣関西エリア)でのドライテック普及の成否は彼の両肩にかかっていると言っても過言ではない。
非常にひたむきに真摯に仕事に打ち込む20代の本田さん。
その目に曇りはない。
寝屋川コンクリートのヤマジマンやフッコーの杉山さん(大阪営業所長時代)達と過ごした苦しくとも楽しかった大阪ドライテック。
当時の僕は20代だった。
ちょうど本田さんと同じくらい。
生コン業界の閉鎖性に打ちひしがれていた時代だ。
「そんな面倒くさいもん練りたく無い」
鼻先でシャッターを下ろされていた時代だ。
建設、生コンの閉鎖性をラストワンマイル、辺境で骨身に沁みるような気持ちで実感していた。
それでも、先輩や同世代の仲間と協業・連携することで製造や施工のパートナーが次第に増えていった。
今はガラリと世界の景色は変化している。
全く異業種から生コンにやってきた若い本田さんをみているとなんだか胸が熱くなるのも自分自身の20代の姿と重なるからかもしれない。
エヌ・エヌ・シーのように何事にも積極的な生コン工場は極めて稀だ。
これが、生コン産業の現実だ。
だから、生コンの本来の価値は世間になかなか伝わらない。
あまりいいイメージは持たれない。
そんな辺境・ラストワンマイルで目の曇っていない本田さんにはあらゆることが新鮮に映るのだろう。
そんな本田さんが開く大阪ドライテックの挑戦の先行きは明るい。
自然と同類・積極的な生コン製造者が現れる。
そんな彼らの手によって素晴らしい材料が施工業者の手に届くようになる。
関東に遅れをとっていた関西でも舗装の常識は変わる。
地球に蓋しないコンクリートが標準になっていこうとしている。
New Need Challenging.
情熱あるものづくりのラストワンマイルがその世界を創り上げる。
宮本充也