2020/03/05
「生コンポータルがniftyニュースで掲載されました!」コンクリートの猫の足跡

大手ニュース配信niftyニュースに長岡生コンクリート(生コンポータル運営)の二見さん(試験室、生コンブロガー)のコメントが掲載された。「生コンが水和熱で暖かいから猫は寄ってくるのか?」その疑問に専門家が答える。さらに、僕も答える。
https://news.nifty.com/article/item/neta/12150-580347/
生コンが水和熱で暖かいから猫は寄ってくるの?
大手ニュース配信@niftyニュースの記事の中で生コンポータル(長岡生コンクリート)二見さんの記事が紹介された。
テーマは「なんで猫ちゃんはまだ固まらない生コンに乗ってしまうの?」という素朴な疑問。
(以下、記事文中からの引用)
「コンクリはあったかいから」ってホント?
まず話を聞いたのは、生コンクリートの製造販売を行う長岡生コンクリート(静岡県伊豆の国市)。
取材に答えてくれた試験室(編注=生コンクリートの品質管理等を行う部署)の二見さんは、「『猫が暖を求めて寄ってくる』という説には疑問を感じる」と話す。
コンクリートに足跡が付いているということは、コンクリートが柔らかいうち、つまり、発熱する前にその上を歩いていると考えられるそうだ。また、
「猫の体温ほどの熱(38度くらい)を発している段階では、その表面は足跡がつくほど軟らかくないと思われる」
と二見さん。さらに、「一般の外構工事(土間コンなど)では、せいぜい厚みも100~150㎜程度で、そのくらいの厚みでは、発生する熱量もそんなに大きくはない」とのことだ。
ただ、猫がコンクリートに足跡をつけてしまうのは珍しくない光景で、「猫の足跡」についての問い合わせもよくあるという。補修することも可能だが、そのメリット・デメリット(仕上がり・効果・費用など)を伝えると、音信が止まることが多いそうだ。職人が数時間ほど作業することになるので、費用は万単位になるらしい。
さすが、生コンポータルの二見メンバー。
見事に専門的知見を背景に「コンクリはあったかいから」という仮説をばっさり斬った。
それでも困る土間コンの猫の足跡ってどうしたらいいの?
さて、ここからは僕の出番だ。
もちろん、文中に紹介されているように見た目の補修という手段もないではない。
つまり、ついてしまった猫の足跡を消す「見た目の補修」。
Before(上)土間コン表面に発生した見た目の問題を、After(下)あたかも何事もなかったかのように解決してしまうコンクリート色合わせ補修と呼ばれる見た目の補修。
ただし、文中にもあるように決して安くはない(DIYなら安くできる)。
この普遍的な問題(猫ちゃんの足跡問題)に生コンポータルは答えを出せる。
それが、透水性コンクリートという次世代の土間コンクリートの標準だ。
施工中、施工直後であっても猫ちゃんはもとより「人が乗っても」足跡のつかない土間コンクリート。
それが、透水性コンクリート。
(参考記事:【埼玉】「猫ちゃんもご来場?!」透水性コンクリート施工見学会)
プレートコンパクタという道具で仕上げ転圧をする。
アスファルトの施工をご存知の方ならそのイメージが一番近い。
生コンのようにペーストがないので転圧した表面はそれ以上沈まない。
そのため、足跡などの問題が解消される。
今急劇に加速し始めた透水性コンクリート。
その効果は、降雨を遮ることなく大地に還元し樹木は生き生きと樹勢を強くし湧水は蘇る。
自然と人が調和する世界を具現化するコンクリートテック。
あらゆる機能の1つに「猫ちゃんが乗っても大丈夫」というちょっと愛らしい機能があることに気づくことができた。
宮本充也