2020/01/30
【千葉】「プレートマーク対策にポリカはいかが?」置き場出入り口舗装

千葉県船橋市。体験会を兼ねて置場入口舗装に透水性コンクリート採用。ポリカを使いプレートのターンするところに置いて旋回したらベニアと同じように綺麗に旋回ができた。「プレートマーク対策にポリカはいかが?」。
製造:小林建材、施工:アルファホーム・ガーデンKANA(8m2、100mm、3名)。
「新工法完成!」ポリカ工法
施工Before。
まずは、製品の特徴を口頭でご説明。
いつも言っていることだが、
⚫︎30分施工完了
⚫︎水捌け・水勾配から解放
⚫︎ひび割れ・色むらクレーム軽減
⚫︎アスファルトではなくコンクリートわだちはできない(耐久性)
こうした説明を順にしていくと「施工者の痒いところに手が届く」内容なのか自然と笑顔が溢れる。
今回は体験会も兼ねて置き場出入り口の舗装を透水性コンクリートで整備。
アルファホームとGARDEN KANAの2社で施工体験。
施工開始。
まずは、敷設から。
材料を均等に配った後レーキやプラゴテなどで均す。
そして、次の施工方法が圧巻!
施工者がプレートタンパに慣れていないとターンのときに凸凹(プレートマーク)が表面に発生してしまうのをポリカをターンする箇所に敷くことで防止している。
荷重はポリカルボネートの板で分散し凸凹は発生しない。
これ、富山県のあづまコンクリート墨田さんが開発した「ベニア工法」の進化版。
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_558.html
これで素人さんや初心者さんのような施工者であっても表面を平坦に仕上げることが簡単になる。
施工After。
ぬかるみが問題になっていた置き場出入り口に透水性コンクリート完成。
今後同社らでは透水性コンクリートの顧客提案を強化していくという。
多くの人々に施工され進化し続ける透水性コンクリート
生コンポータルでの歴史は15年を数える。
透水性コンクリートはこれまで何千名、何万名という人たちの手によって施工されてきた。
当社らだけで抱え込むのではない。
フルオープンスタンス。
製造方法も、施工方法も、全てオープンにしている。
だから、どんな生コン工場でも施工者でも自由に扱える。
流通をクローズドにする必要を感じない。
代理店しか扱えないような付加価値にしたくない。
誰もが「生コン」のように当然のように利用できる材料。
それが僕たちにとっての透水性コンクリートの理想像だ。
だから自然と多くの人たちの共感を得て多くの人たちに扱われる。
日々大勢の人が関係する。
その人たち一人一人がそれぞれに創意工夫をする。
「プレートマークをつけたくないな」
そう考えた墨田さんは薄ベニアを敷いてみた。
綺麗に凸凹は発生しなくなった。
そして今度は「ポリカもいけんじゃね?」とある人が考えた。
すると、お見事。
ベニアよりも取り扱いが楽で同様の効果を得ることができた。
透水性コンクリートの施工に正解はない。
スマホをそれぞれの好みに応じて扱うように。
いろんなアプリをDLして楽しむように。
透水性コンクリートも世界中の製造者や施工者の知恵と工夫を待ち望んでいる。
宮本充也