2020/03/10
【東京】「舗装しても雨水処理は敷地内で!」全国施工見学会

東京都八王子市。駐車場整備工事。もともと側溝(排水)がなく降雨時には前面道路に水たまりが発生していた。敷地内で雨水処理を目的として透水性コンクリートを採用。オリジナルガーデン山下代表が以前見学会に参加されて「施主の希望に応えられる」と提案し採用された。
製造:渋谷建材、施工:オリジナルガーデン(100m2、100mm厚、6名、3時間)、見学:花鳥風月(庭コン登録)
雨水処理は敷地内で!
施工Before。
駐車場舗装整備計画で問題となったのは「排水計画」。
前面道路との境界に排水溝は無く雨が降ると水たまりが多く発生していたそうだ。
駐車場を舗装してしまえば敷地内に降った雨水は全て前面道路に流出してしまい水たまりは助長されてしまう。
以前施工見学会にご参加されていたオリジナルガーデン山下代表がそんなお施主さんの「困った」の解決策として透水性コンクリートを提案、採用となった。
施工開始。
敷地面積がそこそこ広いため施工フロントを短くするために型枠で施工箇所を区切る。
2列に分けて施工することで施工そのものの簡素化が図られる。
1列目が終了しすぐに型枠を撤去して付き合わせ目地としながら2列目の施工。
こうすることで広い面積でも少人数での施工が可能となる。
これも透水性コンクリートの隠れた性能。
施工After。
たった6名で100m2を3時間で施工完了。
通常の土間コンではとてもとても考えられない。
また、一切水勾配の無い真っ平らな駐車場でも排水を心配しなくてもいい。
水はたちどころに地面に吸収されてしまう。
こちらは手付かずのエクステリア外構の様子(参考ブログ:https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_1048.html)。
排水や舗装をしないと降雨時こんな状況になってしまう。
全国で毎日見学会(セミナー)は開催されています
今回のオリジナルガーデン山下さんもお忙しい中ご参加いただいた1人。
(そして今回の現場には花鳥風月の方もご参加いただいている)。
見学会やセミナーは毎日どこかで開催されている。
なかなか腰が上がらないのはよくわかる。
毎日本業で忙しい。
新技術に興味ないでは無いが目の前の仕事を叩くのに手一杯。
聞いたこともない「生コンポータル」とやらの主催する見学会(セミナー)に足を運んで無駄足になったらたまらない。
その気持ちよくわかる。
だから論より証拠。
こうした施工実績を毎日のようにWEBで発信することで少しでも「行ってみようかな」という気持ちにさせる。
参加してくださった方は山下さんのようにこうして提案し現場を作ってくださるのだ。
もう、「来てください」とお願いするのはやめにする。
「来なけりゃ損する」
くらいの気持ちでちょうどいいと思っている。
「最近じゃ素人(DIY)でも施工される透水性(浸透性)コンクリート。プロのあなたが施工できないなんて恥ずかしいですよ」
このくらいの気概でこれからも普及活動に勤しみたい。
今回のお施主さんのように、
⚫︎敷地内排水
⚫︎駐車場整備
2つの希望を満足させる材料は全国どこでも手に入る時代になっているのだ。
それを知らない(あるいは素人しない)施工者はプロとは言えない。
ただちに、1日も早く、透水性コンクリートの施工を見学することがプロとしての責務だ。
宮本充也