2017/02/27
「アニョハセヨ、生コン海を越える」 透水・ゴムチップ・下地

アニョハセヨ。
韓国は、近い。
日本よりも、近い。
行きの飛行機の中は女子大生だらけ。
とても華やかであった。
さて、韓国である。
日本と韓国、国同士はいろいろあるし、
北朝鮮はぶっとんでるし、
大統領は史上まれにみるスキャンダルに沸いているが、
EDC Lifeの趙さんは変わらずスーパービジネスマンだった。
さて、韓国もそうだけど、生コンブログである。
昔は都内の大型プロジェクトに透水性コンクリートが採用されただけで、
小躍りして喜んでいたものだけれど、
今や海を越えて韓国GS建設(トップゼネコンの1)
の大規模プロジェクトに採用されるまでになった。
つづける
というのは、それだけで価値がある。
※脅威の透水性能で韓国国民のハートを鷲掴み
そのすべてをアレンジしたEDC Life超さんとフッコー(メーカー)杉山さん
日本より緯度が高いため、コンクリート舗装は3月までお預け。
3月からまた次の施工箇所に移るということだった。
この現場では、
ゴムチップ舗装の下地
という用途でドライテックが採用されている。
※ゴムチップとは写真緑色の部分のことを指す。園児が転んでも弾力のある舗装面で安全
韓国の新幹線、KTXの駅の目の前に建設中の、
Xi
というマンションシリーズ。
いわば、億ション、超高級タワーマンションの公園に採用された。
※写真はGoogle画像検索から。Wi-Fiが悪く写真画像が得られず・・
以前のブログでも紹介したように、
今、韓国では水の再資源化が国策となっているそう。
日本ではi-Constructionがそれであるように、
今韓国の建設関係者はすべて国が示す水の再資源化に効果のある、
技術や製品、工法の開発に躍起になっているということだ。
そこに、日本のGNNの生み出した透水性コンクリート、
ドライテック
が見事にはまった。
まだまだ課題は残るものの、まずはスタートを切った。
これからの課題は、協力してくれる生コン工場の存在。
日本ではGNNがあって、当たり前のように工事されているけど、
これから韓国ではそのGNNのようなものを作り込んでいかなければならない。
そして、価格。
スペックは韓国の基準に比べてオーバースペック気味。
できるだけコストを抑えられるような配合を日韓共同で作りあげていく。
それにしても、グローバル化は止まらない。
ここ数年で趙さんをはじめ多くの日本の外の人たちと生コンで共同している。
アンチグローバルがこのところかまびすしいが、
個人の交流に垣根はもはやなくなった。
守ろうとしても守り切れるものではなかろう。
流動性の高まった現代。
自分たちの強みをきちんと認識してそれを最大限に発揮する。
日本の市場で磨かれた技術。
日本の外の市場で磨かれている技術。
これらがまじりあう。
今、釜山に向かうKTXに揺られている。
釜山でも拡大している透水性コンクリートの価値。
それらはすべて人の交流の延長に生み出されている。か