2020/07/07
「いよいよ始まる長岡生コンクリートの残土処分」《生コン屋さんの残土処分》静岡県中東部・神奈川県西部

「生コン屋さんの残土処分」を掲げて残土処分プラットフォーマーDANPOO(杉本代表)との協業が始まる長岡生コンクリートのカバーするエリアは静岡県中東部と神奈川県西部エリア。主な顧客セグメントは一般・DIYerとする。地域と生コン工場の新しい接点が生まれる?
地域と生コンの新しい接点「残土」
DIYによる庭いじりの意外な落とし穴「残土」はすきとり(掘削)という作業に伴い発生する。
ちょっとした作業でもまあまあな量になるこの残土はゴミの日にゴミとして捨てられない。
専門業者にきちんと依頼してその適正な処分を行わなければならないもの。
「でも、どこに、どうやって頼めばいいの?」
作る方にばかり意識は向いてしまうので、こうして付属的に発生してしまう残土に対しての意識は希薄だ。
⚫︎参考記事: 「DIYに欠かせない《残土処分》て実際どんな感じで依頼するの?」ゴミの日には捨てられない残土(建設発生土)
長岡生コンクリートがいよいよ残土処分サービスを開始します「生コン屋さんの残土処分」
DANPOO杉本社長(中)の説明に補足して、実際の現場運用については中島(磯野友人・左)、契約関係は又吉さん(芸人・右)がそれぞれ説明する。
協議のためにわざわざ大阪から静岡県の伊豆の国市まで乗用車(!)で訪ねてきてくださった。
こちらは長岡生コンのスタッフ、実際に運用を担当する遠藤さん(左)と池上さん(右)。
写真から想像はつかないと思うが、一応全員かたぎである。
事業運営はこちらのアジェンダに沿って行われる。
静岡県中東部・神奈川県西部エリアの小ロット(Consumer)残土をメインターゲットに
今後当該エリアを対象にDM・折り込み広告がばら撒かれる。
「知られざる厄介者」残土についてAttentionを促す。
まずは、知ってもらう。
そして、気付いてもらう。
ちょっとした庭いじりに伴い発生してその処分に窮してそのままにしてある残土。
認識してもらう。
そこが全ての第一歩だ。
もちろん、プロ施工者(Business)にも門戸を開く。
「どこに建設発生土(残土)を処分してもらえるかがわからない」
こうしたプロ施工者に見出されてようやっと生コン屋さんの残土処分は業として成立する。
ただ、第一歩はBtoC(最終消費者)への訴求。
その点でDANPOOと生コンポータルは意見が一致している。
残土をきっかけにして生コンはもっと身近になる。
一般の人が生コンを知ってもらえれば、生コンのフィールドはより広がる。
残土処分を手掛けることによって一体何が起きるかなんて正確にはわからない。
採算を割ってしまって途中で挫折してしまうかもしれない。
ただ、やってみなければ何もかもわからない。
生コン工場には一般家庭や小規模現場で発生する残土を保管しておくスペースは十分に確保されている。
小ロットの残土処分を数多くこなしても、砂利を生コン工場に運び込みにきたダンプの空になった荷台ならそれらをまとめて処理場に運搬することができる。
とにかく、始めます。
生コン屋さんの残土処分。
いろんなインターフェイスで「生コンをもっと身近に」。
残土処分も生コン工場に相談してみよう。
生コンマッチングでは残土処分に対応する生コン屋さんも探すことができる。
宮本充也