2020/09/24
【埼玉】《前田道路》「《人力施工》と《機械施工》の全プロセス収録動画をいただきました!」東和アークス

以前ブログで紹介した施工事例を撮影した動画をわざわざ大手道路会社・前田道路がお届けくださった。会社は大きいけれど、仕事はきめの細かい、前田道路なら透水性コンクリートもバッチリ仕上げられる!
⚫︎参考記事: 【埼玉】「《生コン屋さんの》透水性コンクリートの強みとは?」前田道路・東和アークス
前田道路の《人力施工》《アスファルトフィニッシャ》による透水性コンクリート施工の全て
48分38秒の超大作。
BtoBで普段一般には馴染みがないと考えられがちな大手道路会社前田道路。
実は大手道路会社の中でも「きめの細かい」「小回りの」で定評があるのは業界ではよく知られている。
「え?そんなに小さな仕事もするの?」
ゼネコンや道路会社には釣り合いが取れないような小規模な仕事でも彼らは嫌がらず積極的な姿勢を見せる。
今回はなんと施工指導に立ち会ったご縁もありわざわざ現場の方が撮影した動画を生コンポータルにまでお寄せいただいた。
この親切さ、どうだろう。
大手と名のつく会社にこんな人あまり見かけることがない。
素晴らしい会社だ。
ビバ・前田道路。
是非、東洋大学(隈研吾設計・戸田建設元請)のドライテック(フッコースペック)も頑張ってくれたまえ。
今回の現場は人力施工とアスファルトフィニッシャ2通りの施工が実施された。
写真は人力施工(と言っても厳密には重機使ってるけど)。
規模が4m2でも、4,000m2でも、フローは変わらない。
今回はバックホー(ユンボ)のバケットで材料を受け一度に大量に敷設する。
その山になった材料をトンボ(レーキ)で均して平坦に整える。
小規模でもフローは一緒。
平坦に均された後ろをプレートコンパクタ(30kg ※ここを強調したい!)で追いかけ転圧。
プレートが効きづらい型枠の際(きわ)はタンパと呼ばれる道具で別途締め固めを行う。
これはアスファルト舗装と同じ要領だ。
道路会社にしてみれば「コンクリート舗装の注意点」(硬化メカニズムの違いなど)さえ念頭に置いておけば透水性コンクリートは「非常に施工しやすい」材料となる。
施工After。
お見事。
お次は機械施工。
透水性コンクリート(ポーラスコンクリート)は転圧コンクリートの一種。
大規模な施工の場合はこうして機械施工と言ってアスファルトフィニッシャが用いられるのが常。
こちらも、アスファルト舗装の施工要領と同じ。
しかも、機械施工だけあってベルトコンベアに載せるかのようにオートメーション化が図られる。
人力施工にある、「敷設」「均し」「転圧」がほとんど機械(アスファルトフィニッシャ)によって自動化されている。
オートメーション化された施工は実に早い。
透水性コンクリートによく寄せられる「ポンプ圧送はできる?」の質問は迅速施工を期待してものだが、ポーラス状であり圧力が抜けてしまうため圧送はできないが、その代わりにアスファルトフィニッシャでの施工ができる。
これが、透水性コンクリート迅速施工の答えだ。
大名行列のように後ろをついて行っているのはタッチアップ補修。
機械施工では手が回らなかった細かな部分のケアにはやはり人の手が多少必要となる。
FIN。
前田道路さん、動画をお寄せくださいまして誠にありがとうございました。
あんま期待してないけど今後追随するであろう前向きな道路会社のための動画マニュアル
大手企業は大体ポンコツが多い。
物事が一向に進まない。
仕入れ会社を下に見る傾向がある。
チヤホヤされたり接待されるのが好き。
馬鹿丸出しが結構多い。
大手道路会社も同様だ。
ゼネコンと一緒になって仕入れ先にパワハラし放題の傾向がある(よね?)。
ただ、全員がそうというわけではない。
今回のように真摯にものづくりに向き合いなおかつ協力業者の1である生コンポータルにその撮影した動画を提供してください。
そもそも撮影しているということは、今後透水性コンクリートの施工の参考に使用という心構えのあらわれた。
立派だ。
褒めて遣わす笑(笑、となっている場合はジョークです)。
エクステリの分野では徐々に一般化されてきた透水性コンクリート《ドライテック》。
今後その領域を広げるためには今回のような機械施工の実績も増やしていく必要がある。
例えば、大型建築の外構工事や駐車場、あるいは道路、街路といった分野だ。
今はまだ思考が停止していて価値に気付いていない気の毒な道路会社各位が価値にようやく気付いた頃には、この動画はきっと役に立つだろう。
そして、先進企業の前田道路や透水性コンクリートの草分け佐藤渡辺(道路会社)はパイオニアとして世界の尊敬を集めることになるはずだ。
それは、それとして、今日も粛々と生コンポータルの情報発信は続く。
宮本充也