2020/10/06
【和歌山】「最近問い合わせが何件かあったので一度試験的にやってみようと思った」松三建材

和歌山県和歌山市。「最近問合せが何件かあったので一度試験的にやって見ようと思った」。舗装を計画している敷地内の一部をサンプル展示用も兼ねて、透水性コンクリートの製造・施工の練習とした。その模様は地元取引先施工者にも見学会として開放。
製造:松三建材(担当:玉置勇人)、施工:松三建材(18m2、100mm厚、3名、1時間、庭コン)
施工動画はこちら
和歌山でも広がる《土間コンは透水性コンクリート》という常識
施工Before。
松三建材は和歌山県和歌山市の老舗建材グループ。
「最近問い合わせが何件かあった」
生コンポータル(静岡県伊豆地方の生コン屋さん)にこのように問い合わせをくださった和歌山県の生コン屋さん。
「今後のこともあるので見学会を兼ねて一度製造と施工を経験しておきたい」
こうしてとんとん拍子で話は進み見学会と製造・施工の練習を兼ねたイベントが開かれた。
透水性コンクリートという環境コンクリートテックが和歌山市と伊豆をつなげる。
地場産業生コンクリートがこうして地域や枠組みではなく「共感」をベースにつながる。
毎度のことながら感動してしまう。
製造の様子。
材料投入の際に特殊バインダー(F材:フッコー製造)をホッパー口から手投入する。
材料のチェックを終えたら、さあ、いよいよ施工開始。
一輪車で運び込まれた材料を敷設したらトンボで平坦に均す。
地元取引先(施工者)にもこの製造・施工練習の模様は見学会として開放された。
みなさん、スマホを片手に熱心に研修されている。
あっという間の完成、施工After。
完成後の表面を興味深く見つめる施工者各位。
和歌山市内でも積極的な生コン工場・松三建材や駆けつけた施工者たちの手により力強く土間コンクリートの常識は変化していくことだろう。
土間コンといえば透水性コンクリートが当たり前。
こうなって然るべきだと携わる僕たちは真剣にそう信じている。
「最近問い合わせが何件かあった」ってことない?
自意識過剰とかじゃない。
先日訪ねた埼玉県の廣島建材さんでも坂之上工場長が、
「毎週2〜3件《ドライテック》って名指しで問い合わせもらうんだよ」
⚫︎参考記事: 【埼玉】「施工中に凹凸や目詰まりが発生したらどうしたらいいの?」廣島建材施工見学会 #1
と、こう仰っていた。
実際、知人の生コン関係者からも、「最近よく問い合わせありますよ」と聞くことがある。
ここだけの話だが、ブロガーとしてこんなに嬉しいことはない(?)。
ブログを毎日3本書き始めて4年と7ヶ月と6日が経過しているが、やってみるとわかるが、そして僕のFacebookアカウントを見ればわかるが、
「まじで反応がない毎日」
に打ちのめされることになるのだ。
それが、どうだ。
「最近問い合わせが何件かあったので」
ご飯3杯はいける。
砂漠に雨だ。
冗談(?)はさておき、そんな最近話題の透水性コンクリート。
もし、少しでも興味があったら、お願いだから反応して(笑)。
連絡して。
何も怖いことないから(笑)。
そんで、廣島建材さんや今回の松三建材さんのように、敷地内とかお客さん(施工者)の置き場みたいなところで製造と施工の練習会(見学会)しようよ。
そうすると、必ず透水性コンクリートは出荷するようになる。
新しい事業がそうしてスタートするのだから。
「最近問い合わせが何件かあった」そんなことがもしあったなら。
そんなあなたとお目にかかることを心待ちにしています。
宮本充也