2020/10/17
【埼玉】「最近、透水性コンクリートの問い合わせが多く、案件が出てからでは慌ててしまうので」時田建材

「最近、透水性コンクリートの問合せが多く、案件が出てからでは慌ててしまうので」と今回実機練りと試験施工。「途中でプレートが動かなくなったのでまさつぐプレートで対応。実現場では大変だ」(まさつぐ談)。
製造・施工:時田建材(担当:時田忠征、4m2/0.5m3、100mm厚、2名、40分)。
施工動画
問い合わせが多く今のうちから備えておきたい
埼玉県岩槻の生コン製造・時田建材にはこのところ多く透水性コンクリート《ドライテック》の問い合わせが寄せられているという。
以前の廣島建材さんもそうだし、特に埼玉県では特に評判になっている。
何よりもどこよりも、時田建材さんのような生コン工場が出荷してくれなければなにも始まらない。
その意味で、今回のように「最近、透水性コンクリートの問い合わせが多く、案件が出てからでは慌ててしまうので」という前向きな工場が増えることはそれだけ市場と顧客の声に応えやすくなる。
新規の生コンの製造に前向きな工場はおよそ素晴らしい工場。
通常の生コンの仕入れをしたい場合も生コンポータルで紹介している生コン工場は全ておすすめだ。
施工Before。
2m×2mの簡易型枠を用意し、ここに施工する。
せっかく施工するのでなるべく目立つ場所に置いておくことでサンプル展示としても活用する予定だ。
そして、これ!
「アルミナラシトンボ」。
北九州のAll Round新井さんが使っているところを目撃した大分綜合建設の九鬼さんからもその有用性が報告された。
平らに均すのが非常にやりやすくなるという。
⚫︎参考記事:【福岡】「北九州の、小さいけれど、大きな一歩。」All Round・大分綜合建設
施工の様子。
アルミナラシトンボ大活躍中。
平坦に均したら30kgプレートコンパクタが走る。
仕上げはそれだけ。
ただし、今回途中でプレートが動かなくなって随分難儀したそうだ笑。
「途中でプレートが動かなくなったのでまさつぐプレートで対応。実現場では大変だ」(まさつぐ談)。
いちいち報告したくなるのもわかる気がする笑。
施工After。
なんだかんだと完成。
生コン屋さんの職員だけで施工されたドライテックはこのまま訪れる人たち(施工者がメイン)の目に触れそのまま販売促進につながる。
「時田建材さんでも透水性コンクリートやってるの?」
である。
《備あれば憂いなし》透水性コンクリートの出荷をしている生コン屋さん増えてます!
毎月定期的にDM配信されている生コン工場向けの案内。
「御社プラントから出荷しませんか?」
現在、全国3200以上を数えると言われる生コン工場のおよそ13.2%の429工場が透水性コンクリート《ドライテック》の製造に携わっている。
ありがたいことに、1回の配信で数社の工場からリアクションがある。
「継続は力なり」とはよく言ったもので、しつこく繰り返し繰り返しDMを送りつけている笑ので、「ああ、ドライテックね」と業界での浸透は良好だ。
これを、刷り込みというのだろう笑。
繰り返し繰り返し目に触れる「ドライテック」という文字が徐々に生コン工場職員の脳味噌を洗っていく笑。
「ああ、ドライテックやってないの恥ずかしいな」
こう思わせたら勝ちだ笑。
そんなこんなで、毎日3本ブログやSNSでの発信など5年に及ぶしつこい情報発信の効果もあり、いよいよ口コミ効果も出始めている。
「なんか、聞いたことあるよ」
となれば、こっちのものだ。
さらにしつこくやっていきます。
そうやって、徐々に「当たり前」という常識ポジションを透水性コンクリートはゲットするのだ。
「何か、特別なもの」
ではなく、「舗装といえば透水性コンクリート」という雰囲気を醸成する。
そのことで、大地は再生されていく。
降雨は舗装や排水設備に妨げられることなく大地に浸透していく。
樹木の根系や地下水脈に還元され、緑陰や湧水が人々の暮らしを豊かにする。
自然と人が対峙するのではなく調和するサステナブルな社会。
その第一歩は、先端コンクリートテックを「先端」ではなく「標準」にすること。
その使命を帯びているのは僕たち生コン工場だ。
宮本充也