2020/12/26
【静岡】「採用しない(したことがない)ハウスメーカーには問題があります」伊豆植物園・積水ハウス
沼津市本田町。一般住宅の外構工事に採用。積水ハウスの現場。積和建設の監督によれば採用理由は、「施主さんからの要望じゃないかなぁ」とのこと。取引のある伊豆植物園に聞いてみたら、施工実績があるということで依頼をした。
製造:長岡さくら工場、施工:伊豆植物園(4m3/32m2、100mm厚、5名、1時間半)。
積水ハウスで採用
施工Before。
積水ハウスで新築中の戸建て住宅外構駐車場舗装に採用。
現場に立ち会った二見メンバーから現場監督に採用理由を尋ねると、
「施主さんからの要望じゃないかなぁ」
とのこと。
静岡県沼津市は生コンポータル(長岡さくら工場)の生コン供給エリア。
いわば地元の一般の方にも「ドライテック」が認知されていることに改めて感動を覚える。
世界は狭い。
発信し続けることは、世界に必ず伝播する。
そのニーズは積水ハウス(積和建設)、そして取引関係のあった伊豆植物園が受け止め、長岡さくら工場から材料は届けられ施工された。
さすがは無数の施工実績を誇る伊豆植物園による施工。
危なげなく、綺麗に仕上げられる。
もう、10年以上も前から、それこそ透水性コンクリートに駆け出し始めた頃から、同社にはその価値を見出していただいていた。
その証拠に自社展示場の一部にもドライテックは採用され、外構工事のたびに提案されている。
10年経ってようやく認知も広がり、積水ハウスのような大手ハウスメーカーにも施主から注文が寄せられるようになった。
その時に「やったことある」すでに準備ができている伊豆植物園のような積極的な施工者と、新しいことに消極的では明暗が分かれる。
ハウスメーカーでドライテックを採用しない(したことがない)は問題があります。
⚫︎参考記事:「大手ハウスメーカーの現場けっこうやってます!」透水性コンクリート採用事例まとめ
たまにいるんですよ。
お施主さんから「ドライテックでお願いします」という希望が寄せられても、「うちでは取り扱いしてません」と言下に断るメーカー。
15年の歴史を有する透水性コンクリート。
テレビCMをやってるようなおよその大手は総なめ。
逆に、やってないことは恥ずかしいくらいだと思う。
何せ、グッドデザイン賞2020金賞・経済産業大臣賞で見出されたドライテック。
賞をとってから慌てて問い合わせをしてくるメーカーは悪いけど三流以下だ。
積水ハウスはもう以前からその価値に気づいていた。
お隣神奈川県では積和建設はかなり多くの施工実績を有している。
さすが、積水といったところだ。
とはいえ、大企業・大組織。
末端まで一気通貫にドライテックが浸透しているわけじゃない。
今回も「ドライテック?何それ?」という感じで受け付けたであろうそのニーズは「やったことある」伊豆植物園で受け止められ、無事納品とあいなった。
庭に関連するインフルエンサーやYouTuberの情報を眺めるに、「施工してくれる人がいなくて困っている」というのは散見される。
そのため、価格も高止まりでまだまだ消費者にとって敷居の低いプロダクトとはなっていない。
そんな今重要なのは「施工できる人」を増やすこと。
伊豆植物園のような施工者を増やすことだ。
現在対応可能な法人は1,000を突破した。
5年以内に、この数を6,000までに拡充したいと思っている。
地球に蓋しない、大地の呼吸を止めないコンクリートテック。
世界はその普及を求めている。
この勢いは止まることを知らない。
ハウスメーカーで「取り扱ったことないから対応しません」と言ってしまうようではオワコン確定だ。
土間コンと共に時代に取り残されてしまうことだろう。
降雨は遮られることなく地下へ浸透し、樹木や草花の根に水と酸素を届け、地下水系は再び豊かに蘇る。
失われてしまった自然と人との関係性は再生する。
大地を削らない、汚さない、蓋しないコンクリート。
1m2でも多く広がることを世界は求めている。
もし、建設に携わっていらっしゃる方で、まだこの価値を知らない人がいるのなら、早めに見学会やセミナー(オンライン)を受講して「できる」状態になっておくことを勧めたい。
独り歩きを始めた透水性コンクリート《ドライテック》。
建設・舗装に携わる人にとってその取り扱いは義務、責任と言っても過言ではない。
宮本充也







