2021/02/08
【静岡】「自分が入る予定の墓だからドライテックがいいと思ってさ」ワイエイ.ケイ・長岡生コンクリート

静岡県熱海市。お寺の敷地と通路土と草で歩きづらかったため、長岡生コンクリートで主に運転業務に従事する森野さんから透水性コンクリート《ドライテック》を提案したところ採用。「自分が入る予定の墓だからドライテックがいいと思ってさ」と笑顔で語る。(森野さん共有) 。
製造:長岡生コンクリート(担当:まさつぐ)、施工:ワイエイ.ケイ(55m2、80mm厚、ジャミ、5名、4時間)
墓地にドライテックが喜ばれる理由
今回のドライテックは特殊骨材(ジャミ、最大寸法13mm)を配合した。
通常骨材最大寸法20mmに比べ見た目も細かくぎっしり詰まっている。
今回採用された現場は森野さんのご家族も身を寄せる菩提寺の墓地。
普段仕事でドライテックを現場にお届けしていることもありその性能についてはよくご存知。
元々お寺の敷地と通路土と草で歩きづらかったため提案。
墓参りする方々も高齢化していく。
若い頃はなんでもなかった草むしりやぬかるみも怪我や転倒の懸念を孕む。
さらに、信心深い人ならば、「ご先祖さまの頭にコンクリートで蓋してしまったら呼吸ができなくなる」と懸念される向きもある。
⚫︎参考記事:【静岡】「ご先祖様が息してるからコンクリで蓋してはダメだ」「草刈りの時にカマで手を怪我してしまった」墓地・舗装
「自分が入る予定の墓だからドライテックがいいと思ってさ」
檀家である森野さんご自身の太鼓判もあって今回採用に至った。
施工After。
55m2の歩道は車の乗り入れがないため80mmの厚みで施工され5名で4時間で終了。
ご希望通りきれいに舗装され、水も空気も流通する地球に蓋しないコンクリートだから、ご先祖さまの呼吸の妨げにもならない。
雨が降っても地中にそのまま浸透する設計だから周辺環境にも配慮されている。
もちろん、ぬかるまない、現代の利便性はそのままだ。
これが、全国各地の墓地に力強く普及している理由だ。
草取り、ぬかるみ、排水、お墓周りのあらゆる問題解決策
これから新設される墓地の舗装がドライテックでなかったら、モグリです。
ちょっと罰当たりだからあれだが笑、それくらいのことを言いたくもなる。
そもそも、未舗装は絶対にダメだ。
冬場はいいかもしれないが、夏になれば雑草がわんさと繁茂する。
そもそも墓地は普段から人が大勢賑わう場所ではない。
ひっそりと、人目に触れない場所。
だから、メンテナンスも行き届きづらい。
未舗装は全然ダメ。
続いて、アスファルトやコンクリートで埋めてしまうってのもナンセンス。
まず、排水勾配をつけなければならず、そのことで歩道は斜めになってしまう。
路面滞水により表面にはコケが生育する場合もあるだろう。
濡れた地面に苔むしたらそりゃ転倒の危険性がある。
ご先祖さまをお参りに行ったらご先祖さまに近づいちゃったなんて洒落にもならない。
ただでさえ高齢化は進む。
路面に滞水しない、つまりコケが繁殖しにくい、透水性コンクリートで舗装をするのはこれから墓地を新設する人たちにとってエチケットと言っていい。
さらに、ストーリー性。
ご先祖さまたちは呼吸をしているという前提ってなんて素敵なんだ。
その呼吸している頭上に空気も水も遮断する舗装なんて罰当たりもいいところだ。
今回は常にドライテックに従事している森野さんからの推薦で採用された。
どうだろう。
あなたがよく行くレストランにその店の店員さんも客としてよく見かけるとしたらどう思うだろうか。
きっと、店員の皆さんにとってもものすごく価値あるお店なんだな。
素敵だな。
そう思いませんか。
森野さんは普段からドライテックを(もちろん生コンを)現場にお届けしている。
その人が選んだ。
自分のところのレストランで供される料理が美味しいって太鼓判押してるようなもん。
つまり、本物ってことだ笑。
「自分の入る予定の墓だからドライテックがいいと思ってさ」
この一言にその価値に重みがずっしりと含まれているように思う。
僕も、自分が入る予定の墓ならば、絶対にドライテックだなって思う。
だって、呼吸したいもん。
大地の呼吸を止めない舗装。
ドライテック。
これからの墓地のスタンダードになっていく。
宮本充也