2021/02/14
【茨城】「材料で購入できる舗装材料」大里ブロック工業・エクスショップ

茨城県土浦市。前回バスケットコート部分に続き、今回は駐車場部分にドライテック施工。前後半合わせて220m2の大規模案件でも安定の施工。「材料で購入できる」はアスファルトが主流の駐車場舗装にあって施工者にとっての頼れる材料。
製造:大里ブロック工業(担当:木村真人)、施工:エクスショップ施工店(110m2・駐車場部分、100mm厚、6名、5時間30分)
駐車場200m2程度までならドライテックの方が安い
施工Before。
前回(【茨城】「土間コンの常識を変える」大里ブロック工業・エクスショップ)110m2バスケットコート部分に続き、今回は駐車場部分110m2の施工となる。
同様にスパンを区分けし単位施工面積を小さくする。
ポイントは施工ジョイント部の養生。
まだ、硬化前の仕上げられた材料の上で作業をするため角部分が破損し骨材飛散を生じさせないよう細心の注意を払う。
念のためジョイント部にはリペアマンを注入することで補強を図る。
端部はどうしても骨材飛散(剥離)が施工後発生してしまいがちなのでリペアマン(ポーラスコンクリート舗装専用補修・補強材)を注入して防止する。
施工After。
後半110m2駐車場部分は6名で5時間30分で完成。
このスピードはワイヤーメッシュの敷設がないことから生コン車が直接路盤上に乗り入れできることも大きい。
生コンのように材料を自分たちで購入して自分たちで(左官業者を外注することなく)施工できるというのもドライテックの魅力の1つに数えられる。
自分たちで施工できるから安い?
とあるハウスメーカーの部長さんに聞いたことがある。
アスファルトは材料は安いけれど、結局材料工事共で専門業社に発注する必要があり、重機や回送費などが嵩み200m2程度までの小規模の場合高くなってしまう。
アスファルトにも透水性はあるけれど、トータルコストで考えれば全然ドライテックに分がある。
実際、ドライテックの材料代は高い。
生コンの2〜3倍で流通していたりする。
一見、それだけで高くなるようにも思える。
ある人に言わせれば、「土間コンのコストなんかほとんどが施工費」ともいう。
よくよく聞いてみると自前の作業員ではなく外から左官にきてもらって仕上げねばならない。
この外注費、あるいは配筋、もっといえば排水設備が嵩んで、結局は原価はそれほど変わらない。
場合によってはドライテックの方がトータルで安くなるなんてこともある。
アスファルトも一緒。
材料は安い。
薄くできるから、生コンよりも安いと言っていいだろう。
ただし、施工はほとんど専門の道路会社に依頼することになる。
生コンのように生コン屋さんでに電話で注文という気軽さはない。
もっと閉鎖的。
アスファルトプラントも基本的には決まりきった先にしか材料を供給しない。
結果、よくよく調べてみるとドライテックの方がリーズナブルということになる。
何事も、主体性が大切。
施工店として看板を掲げているのだ。
施工は他人ではなく自分たちでやりたい。
そこで考えると、DIYerや女子2人だけでも施工指導員がしっかりとつけばそこそこの仕上がりが期待できるドライテックはプロ施工者にとっては美味しい材料。
生コンよりも美味しい。
なぜなら、生コンよりも楽に施工できるのに付加価値(水たまりなし、勾配なし、汚れにくい)が提示できる。
お施主さんの「普通の土間コンじゃいや」に応えることができる。
ちょっと上行くプロ施工者になれる。
楽して儲かる!笑。
それだけじゃない。
楽して儲けた上に、自然環境にも貢献しているのだ!(マジで)。
自然と人が調和する、何にも覆われていない大地を再生する。
そんなプロジェクトに、楽して儲けながら自動的に参画できる!
そんなに美味しい話ってあり??
というわけで、これで施工しない理由は無くなったので、全国各地の施工者さんはお施主さんのおいいつけを守ってきちんとドライテックを施工しましょう。
これからの時代、ドライテックを施工できない人はプロを名乗れません。
ともに、新しい時代の新しい材料、ドライテックを普及させることで地球環境に貢献してまいりましょう。
宮本充也