2021/03/18
【静岡】「どんなにひねくれていたとしても排水計画に困らない」仁科組

静岡県伊豆市修善寺にある半経寺の駐車場で勾配がひねくれていて排水計画に苦慮した。滑り止めをかねて施工仁科組によりドライテックを提案し採用となる。
製造:長岡生コン、施工:仁科組(5m3/40m2、100mm厚)
ひねくれた駐車場
施工Before。
なるほど、「ひねくれた」「よじれた」駐車場になっているため排水計画(どちらに向かって水勾配をつけていくか、どこに排水設備を設置するか)に苦慮することになる。
⚫︎参考記事:「材料は《高い》のにどうして《安い》駐車場になるの?」土間コン vs 透水性コンクリート
こちらなどもまさに「ひねくれている」。
施工仁科組は古くからの生コンポータル(長岡生コン)のお得意さん。
「水勾配に困ったらドライテック」というプログラムができている。
道端で蛇に遭遇したらぎゃあ、怖い、逃げろ、と自動的に逃げるように、水勾配に困った!長岡生コンのドライテックだ!といった具合に笑。
まだまだ土間コンの標準品としての認知がなされているとは言い難いため、ドライテックを「知らない」施工者各位は毎度この手の問題に悩まされている。
お寺の境内へ向かう駐車場ということもあり、スリップ防止にもなるためドライテックが提案されこのたび見事採用となった。
ドライテックであればどんなにひねくれていたとしても、中学生反抗期ど真ん中くらいであったとしても笑、そのままの通りに舗装してOK。
水はたちどころに地面に吸収されてしまうから水たまりの心配はない。
さらに、滞水しないことでコケ・カビの生育も抑えられるためスリップしにくい。
骨材の輪郭がそのまま浮き彫りになっているゴツゴツした表面であることも滑り防止に一役買っている。
仁科組さんのように「知ってる」施工者はいとも簡単に問題解決が行える。
そろそろこちら側(知ってる人)になりませんか?
昨日もオンラインセミナーには4者の参加があった。
北海道、京都府、香川県、山口県と場所も全く異なる人たちだ。
まるで同じ部屋で会話してるかのように17時半、仕事もひと段落した時間にほぼ日で開かれている。
「知らないから、やったことないからできません」
そのように施主の希望を簡単に断る人はプロではありません。
知らないなら、調べましょう。
やったことないなら、やってみよう。
たったそれだけのことができない施工者はプロではないので庭づくりを依頼してはいけません。
その気さえあればいつでも「知っている」になれるのだから。
知らないは言い訳にはならない。
そもそも押し売りではないのだ。
お施主さんが希望されているのだ。
さらに、施工を1度でも試してみれば「楽じゃん。施工にとってもメリットいっぱいあるじゃん」となって手のひらを返したようにその後リピーターになる施工者が続出している。
これまでの土間コンの常識
- ブリーディングや仕上げなどで作業が1日仕事となる
- 左官屋さんと生コン屋さんの予定が合わず工期がずれる
- メッシュ配筋施工の面倒と打設中の足元の面倒
- いつも頭を悩ませる水勾配の問題
- 土間コン表面に発生する「色むら」と「ひび割れ」でお施主さんとトラブル
- そのほか面倒くさいが沢山
新しい土間コンの常識
- 夕方から打てる土間コン→完成までたったの30分(住宅外構)
- 午後なら生コン屋さんの予定も入りやすい
- 水勾配を考えなくてもいい、透水性コンクリート
- メッシュ配筋の設置不要、打設作業も楽
- ペーストがないから「色むら」がない「ひび割れ」が見えない
- その他ハッピーが盛り沢山
そんなわけで、今日も明日もドライテックは少しずつ世界の景色を美しくしている。
失われてしまった自然と人との関係性を再生する。
雨水は舗装に遮られることなく樹木の根系や地下水系に届き人々の暮らしを潤す。
現代の利便性と環境再生を両立するコンクリートテック。
実は身近な生コン屋さんから届くんです。
知らないのであれば、知りましょう。
インターネット時代、「知っている」は簡単になれるものです。
努力も必要ないくらい。
その気さえあれば、こちら側に来れますよ。
ともに、世界の景色を美しくしていこう。
宮本充也