2021/04/11
【千葉】「エクステリアの舗装といえばポーラスコンクリートだよね」ヤマカ建材工業 千葉工場・ガーデンデザインベリー

千葉県茂原市。前面道路に側溝がないので、大雨の時には水溜まりになってしまう。施主は、昨年11月の施工見学会にも参加。透水性コンクリートの性能についてはよくご存知でドライテックが採用された。 (二見メンバー共有)
製造:ヤマカ建材工業・千葉工場(担当:笠原真樹 取締役)、施工:ガーデンデザインベリー(担当:今井保美、120m2/15m3、100mm厚、6名+施主1名、4時間)
念願かなってドライテック
施工Before。
もともとこちらにお住まいのお施主さんはずいぶん以前よりドライテックに関心をお持ちだった。
昨年11月袖ヶ浦で開催されていた見学会にもわざわざ足を運び一輪車押しをお手伝いされドライテックの施工については実体験も積まれていた。
なんでも全面道路に側溝(排水設備)が設置されておらず、大雨の日には水浸しになってお困りだったという。
あれこれお調べになられ、出入りのエクステリア外構施工者とも綿密な打ち合わせを重ね、いよいよ施工本番となった。
施工は大面積の定石、単位施工面積をブロックなど目地材で区分けすることで連続施工を避けることで施工難易度も下げることができる。
スパンごとに休憩を挟むこともできる。
万が一途中生コン材料供給の断絶が起きたとしても即座に対応が可能。
⚫︎参考記事:【茨城】「区分施工をすることで得られる3つのメリット」鈴木建材運輸・DIYer
施工After。
見事な出来栄え。
120m2(使用材料15m3)の広いお庭の舗装は7名(内施主1名)でたった4時間で完成してしまった。
以下は現場に施工指導員として立ち会った二見さんがヒアリングした内容。
お施主さんの声
「念願かなって、自宅にドライテックを施工できました!」
「こうやって終わって眺めてみると、すごい広いですね」
「(施工指導に)来てもらえて良かったです」
施工者さんの声
「水分の調整具合が、動画を見ても分からなかった」
「今回、指導に来ていただいて、(水分の)状態がよく分かりました」
「夏場は乾きが早そうだけれど、冬場は午後からの施工で終わるからちょうどいいね」
ありがとうございました。
どこにでもあるを再定義して届けているから普及する
写真を見てもわかるように、使う道具はどの地域でも手に入るもの。
建材ECやホームセンター、建機レンタルのお店、建材店に行けばどれも「どこにでもある」ものだ。
材料を届けてくれる生コン屋さん。
四角い箱からぴょこんと滑り台みたいなのが伸びている生コン工場は全国3200と言われおよそ全ての街に「どこにでもある」存在となっている。
そして、施工者さん。
お庭づくり。
家周り。
人の営みがある全ての街に「どこにでもある」業態。
どこか特別な地域にしかありません、というものではない。
その既存の「どこにでもある」をインフラストラクチャとして利用させていただきながら流通しているから普及の伸び代も大きい。
どこか特定の企業の特定の特許で一方的に市場に押し付けられるものじゃないから。
水や電気と同じように、スイッチ押せば、蛇口をひねれば、ニーズに応えることができる。
どこにでもあるを再定義して届けているから普及する。
今はまだ「念願かなって」特別な思いにお応えしている存在。
でも、そのうちに、さも当たり前のように、何も考えることなく、「エクステリアの舗装といえばポーラスコンクリートだよね」がお約束になって、わざわざ検討する余地もない世界がやってくる。
そのためにも、既存のインフラストラクチャ(製造者、施工者、建材関連企業ら)にしっかりと認知してもらう必要がある。
「ああ、ドライテックならやったことあるよ」
という生コン製造者、施工者の数を5年以内に6000にまで持っていく。
そのことで日本の地面と常識は一変する。
自然と人が調和する世界が具現化する。
一つ一つの出会いを大切に、産業の再定義を念頭に置いて、引き続き情報発信に勤しんでいきたい。
宮本充也