2021/04/26
【徳島】「基本に忠実に面目躍如の見事な仕上がり」四国生コンクリート工業

徳島県徳島市。昨年施工、再施工の現場。今回はベニヤ板を使用してきれいに打設できました。お施主様もドライテックをとても気にいってくれています。(三木さん共有)
製造:四国生コンクリート工業(担当:三木廉)、施工:匿名(13m2、100mm厚、4名、1時間)
基本に忠実に
施工Before。
今回は昨年施工の不具合箇所の再施工となった。
型枠は余盛り分の高さとした。
今回は前回のこともあるので相当に入念に準備をして臨んだようだ。
ベニアを噛ませることによってプレートコンパクタの凹凸がつかないように留意する。
施工個所を小分けすることで施工難易度そのものを下げることができる。
施工After。
13m2は4名で1時間でこの通り美しい真っ平らなアプローチが完成した。
面目躍如といったところか。
やはり基本に忠実はどの分野でも求められること。
ドライテックの基本とは?
【透水宣言】DIYで透水性コンクリート ドライテック の駐車場を施工するマニュアル
この動画はDIYerにもわかるよう丁寧に作ってある施工マニュアル。
動画シリーズではいろんな現場で施工されている動画がたくさん収録されており、初めて施工する人たちの参考になっている。
材料は敷設(ふせつ)されたら、レーキやプラゴテなどで真っ平らに均される。
この時、余盛りと言って、あと工程で締め固めた時に下がる分を勘定に入れた高さに均す必要がある。
今回は型枠を余盛り(20mm)を見越した高さに仕上げてあるため天端高さに仕上げ角材などで高さ調整をしやすいように工夫してあった。
そして、プレートコンパクタによる締め固め(仕上げ)。
今回は平坦性を追求するためにベニアを噛ませて真っ平らになるよう工夫した。
プレートの操作に慣れない場合、プレートマークと言って転回時の凹凸が仕上げ性能上問題となるケースがある。
さらに、施工スパンの区分け。
⚫︎参考記事:【茨城】「区分施工をすることで得られる3つのメリット」鈴木建材運輸・DIYer
単位施工面積が大きければ多いほど気を使うことが多くなる。
一方、小さければ小さいほど、素人でも難なく施工ができるようになる。
その原則を応用して、今回は意匠(デザイン)と両立させて施工スパンを小分けにした。
これらたくさんの工夫に裏打ちされて見事な仕上げが実現した。
YouTubeでドライテックを検索すればショートも含めて大量のデータを見つけることができる。
あらゆる現場はリアルに撮影されているので、ブログ記事よりもより参考になるだろう。
どの分野でも、「基本に忠実」は常に正しい。
前回失敗をされたということもあり、見事な仕上がりに皆さん胸をなでおろされたようだ。
いくら施工が楽、DIYもできる、とはいえ、失敗しません、という訳ではない。
プロ施工者の姿勢は常に不測を念頭に置いてどんな状況においても再現性を実現することにある。
引き続き徳島の舗装は一度失敗されたからこそ彼らの手により美しくドライテックが普及していくことだろう。
宮本充也