2021/05/10
【北海道】「まだ施工できる業者数が少なくて土間コンのように気軽にオーダーできない」大世紀生コン・タケザワウォール

札幌市北区。OB客からのご紹介!アスファルトと土間コンとドライテックを比較・検討した結果、駐車スペースにドライテック採用。玄関前アプローチは土間コンとなった。
製造:大世紀生コン、施工:タケザワウォール(担当:竹澤晴也、42m2、100mm厚、4名、1時間)
アスファルトと土間コンとドライテック
左側、玄関前アプローチは土間コンクリートで水切り(排水スリット)へ水勾配。
スリットの中には化粧砂利を入れておしゃれに。
駐車場は全面ドライテック。
42m2(およそ2〜3台分)の面積を何とさすがはタケザワウォール。
たった1時間で完成させる。
同社は札幌エリアを中心にエクステリア外構工事を展開されている。
ドライテックの施工実績は昨年10月時点で何と33件!
⚫︎参考記事:【北海道】「ドライテック施工件数は2年で33件」施工者インタビュー #1(タケザワウォール)
同エリアでは圧倒的(ていうか、オンリーワン?)の施工実績を誇るタケザワウォールは、何もドライテックを一択で施主に迫るのではない。
アスファルト、土間コン、ドライテック、代表的3種類のそれぞれの良し悪しについてきちんと説明。
僕の立場から見て優良な施工店は必ず顧客に「選べる」を提供している。
サプライヤー(僕みたいな)はどうしても一択を迫ろうとしてしまう。
自分が作っている製品に対して思い入れがあるから。
その思い入れはもちろん大切だけど、施主へのラストワンマイルを担当する施工店はその思い入れをきちんと役に立つ形に変換する役割が求められる。
製造者らの思い入れは思い入れとしてきちんと尊重しながらも、施主が何を求めているかをきちんとヒアリングして「選べる」を提供する。
だから、結果的に今回のようにOB客からの推薦が入るんだと思う。
そして、だから、結果的に顧客に支持され、結果的にドライテックが選ばれるんだと思う。
ドライテック一択押ししてたらきっとこうはなっていなかったはずだ。
顧客は仮にその提案が正しかったとしても「自分で決める」を奪われることを嫌がるはずだからだ。
他人の思い通りになってたまるかってやつだ笑。
ちなみに、以下に、僕からアスファルト、土間コン、ドライテック、それぞれのいいところと悪いところについて相当偏見に満ちた笑解説を付しておこう。
⚫︎アスファルト
透水性コンクリートドライテック講座 #1 コンクリートとアスファルト
これ見ときゃ一発丸わかりでコンクリートとアスファルトの基本物性の違いが理解できる。
一言で言えば、アスファルトは樹脂・石油製品で、一方のコンクリートは茶碗やガラスの仲間、無機質。
イニシャルの価格はアスファルトの方が安い(面積による。駐車場2〜3台の面積の場合は高いケースの方が多い)。
けれど、ライフサイクルコスト(10年、15年と経過すると不陸でガタガタになる)についてはコンクリートに軍配。
⚫︎土間コン
現在、エクステリア駐車場といえば、もうほとんど選択の余地なく土間コンクリートという認識がある。
アスファルトに比べたアドバンテージは上述の通り。
ドライテックとの比較については以下を参照されたし。
これまでの土間コンの常識
- ブリーディングや仕上げなどで作業が1日仕事となる
- 左官屋さんと生コン屋さんの予定が合わず工期がずれる
- メッシュ配筋施工の面倒と打設中の足元の面倒
- いつも頭を悩ませる水勾配の問題
- 土間コン表面に発生する「色むら」と「ひび割れ」でお施主さんとトラブル
- そのほか面倒くさいが沢山
新しい土間コンの常識
- 夕方から打てる土間コン→完成までたったの30分(住宅外構)
- 午後なら生コン屋さんの予定も入りやすい
- 水勾配を考えなくてもいい、透水性コンクリート
- メッシュ配筋の設置不要、打設作業も楽
- ペーストがないから「色むら」がない「ひび割れ」が見えない
- その他ハッピーが盛り沢山
⚫︎ドライテック
ここは公平を期すために、悪いところもきちんと残しておこう。
僕は、ドライテックに16年心血を注いできた。
そんな僕にとってドライテックは愛娘みたいなものだ(息子しかいませんけど)。
そんな愛娘の悪口をあなたはこの僕に書けというのか。
仮に愛娘が世間から見たら醜女だったとしても、父親だけは娘のことを誰よりも美しいと思い愛するものではないのか。
わかった。
そこまでいうなら、娘の悪いところを解説しようではないか。
断腸の思いで以下のように書き記そうではないか。
「まだ施工できる業者数が少なくて土間コンのように気軽にオーダーできない」
この一行に尽きる。
ああ、愛娘の悪口を書いてしまった。
今日はこれだけでどっさり疲れてしまう。
生コンポータルではそんなデメリットを解消すべく日夜施工指導やオンラインセミナー、施工見学会に励んでいる。
昨日も日曜日だってーのに、八王子のエクステリア業者さん相手にオンラインセミナーをみっちり勤め上げた。
娘のためだ。
娘が、「土間コンとほぼ変わらず、当たり前にオーダーできる」ようになるため。
お父さんは頑張るよ。
そのためには、製造・施工に協力する製造者・施工者の数がものをいう。
まずは、質より量。
その後に、質量転化がやってくる。
毎日ブログ3本書いてたら、そこそこブログの質も伴ってきたように(自分で言うな!)。
と言うわけで、そんな地道な活動を続けていれば、タケザワウォールさんのように素晴らしい施工者さんに出会えると言うもんだ。
100発打って1発くらいしか当たらないかもしれないが、その一発がとても重要だ。
日々、情報発信、オンラインセミナー、施工指導、施工見学会を実直に続けていきたい。
宮本充也