2021/05/23
【群馬】「ここから埼玉県・栃木県境にも運びたい」當和

群馬県館林市。社内駐車場に施工。最近ドライテックの問い合わせが非常に多い。生コンビニのリストにはこのあたりに製造プラントがないので、「ここから埼玉県・栃木県境にも運びたい」と、今回の実機練りと施工見学会を開催した。
製造・施工:當和(担当:松本隆志・曽根弘、18m2、100mm厚、3名、1時間、タイムラプスあり)
施工動画
最近ドライテックの問い合わせが非常に多い
施工Before。
「最近ドライテックの問い合わせが非常に多い」
「ここ(群馬県館林市)から埼玉県・栃木県境にも運びたい」
今回も事業意欲が旺盛な生コン工場・當和より生コンポータルにお声がかかり見学会の開催となった。
施工場所は事務所前駐車スペース、来訪者の目に必ず止まる場所にサンプル展示を兼ねて設置。
「車が乗り入れても問題ない」
「水勾配(排水)がいらない」
実物を自然に眺めることで検討される方は納得することができる。
その展示場が生コン工場に設置されていることの意義は大きい。
縦割り階層の産業構造で保守性・閉鎖性が立ち込める業界ではあるが、少数ではあるが中には積極的に事業として取り組もうとする製造者の存在は貴重だ。
「大地に蓋しない」透水性コンクリートで世界の景色を一変させるためには、「蛇口」とも言える生コン工場に1箇所でも多く透水性コンクリート(ドライテック)が施工され展示されることは大きい。
製造・施工の練習には當和社固有の取引先施工者も多数駆けつけ実際の施工フローを体験もできる。
一度体験して仕舞えば彼らは次から「普通の生コンを頼むように」當和に注文を寄せることができる。
「〜〜月〜〜日午後1ドライテック2m3ちょうだい」と言ったように。
途中材料が足りなくなり打ち継ぎが発生する。
施工After。
まだフレッシュな状態(敷設された材料を触って手のひらにペーストが反転する程度)であれば打ち継ぎは目立たない。
なるべく材料供給の断絶は避けなければならない。
製造と施工の連携についても体験することができ、これから全く問題なくドライテックを製造できるようになった。
いよいよ群馬県館林エリアでも本格的にドライテックの普及が始まることだろう。
「ここから埼玉県・栃木県境にも運びたい」
始めた当初から考えると嘘みたいな現象だ。
生コン工場が積極的に製造を申し出る。
当初は「鼻つまみ者」がドライテックのリアルだった。
「透水性コンクリートの製造をお願いしたいのですが・・・」おずおずと連絡をしても鼻先でシャッターを下ろされるなんてザラだった。
「ややこしいことに巻き込まれたくない」
先日フッコーの杉山さんとともにその辺りを振り返ったがこれこそ「隔世の感」というやつなのだと思う。
⚫︎参考記事:「内装から、外装へ。壁から、床へ。内側から、外側へ」フッコー・ドライテック・透水宣言
あの頃生まれた子供がもう高校生ってことなのだから。
うちの上の子が生まれる前から僕は取り組んでいたのだ。
時の彫琢というか長年の積み重ねの大きさは、日々のルーティーン(毎日ブログ3本)のおかげで忘れずに済んでいる。
これまで良くも悪くも関わった全ての人たちがドライテックというブランドを育てた。
諦めず、続けて来なければ、當和さんのような製造者に行き合うことがなかったのだから。
だから、やめられない。
インターネットと企業間連携で見出されたプロダクトはこれまで以上に多くのタレントとの出会いをもたらしてくれるはずだ。
そんなタレントとの交流を通して自分自身も鍛えられ解放される。
1人でも多くのそんなかけがえのない人との協業を願っている。
宮本充也