2021/06/26
【京都】「プロダクトではなく、育まれてきた人と人との血の通った交流」京都福田

京都府宇治市。生コン工場供給体制の遅れから関東の後塵を拝していた関西もいよいよ普及が加速し始めた。関西3大主要エリアの1京都では業界を上げてドライテックの供給が加熱し始めている。一般住宅エクステリア駐車場兼アプローチに採用。
製造:京都福田洛南工場(担当:山城修二)、施工:不明(70m2/8.75m3、100mm厚、6名、3時45分)
京都のドライテック
https://plaza.rakuten.co.jp/kyotofukuda/
施工Before。
この時期の注意点、「散水」はたっぷりお願いします。
路盤や型枠など隣接構造物が乾いているとあっという間にドライテック材料の水分を奪いドライアウトが生じる。
硬化に必要な水が奪われれば凝結不良が起きて骨材剥離・飛散などの不具合が生じる。
それだけではなく、施工中の材料がぐんぐん乾いてしまうと言うことは施工難易度が上がることを意味する。
水たまりが生じない程度のたっぷり散水はこれから迎える夏本番の鉄則です!
ドライテックには「初めて施工するので不安」そんな問い合わせが多く寄せられる。
施工プロセスそのものは至ってシンプルで、一輪車、スコップ、あるいは生コン車から直接荷下ろし敷設された材料をレーキ、プラゴテなどで平坦に均し、プレートコンパクタ(30kgタイプ)で追いかけ転圧(締め固め)。
それだけ。
透水性コンクリート ドライテック【ミニドラマ】透水宣言 第4話 始まりから1年 後編
こちらの動画ではその施工プロセスについて非常にわかりやすくまとめられている。
なお、実際に施工に携わっているのはガチの素人さん達。
素人がせっせと施工している様子ほど、プロ施工者の参考になるものはないのではないか。
施工After。
70m2(使用材料8.75m3)のアプローチ兼駐車場舗装は6名で3時45分で完了した。
拡充する京都のドライテック
⚫︎参考記事:【京都】「ドライテック・・・覚えておこう」スマイル・せやねん・ガーデンジャム
きっかけとしては昨年夏に放映された人気テレビ番組「せやねん」が大きかったと思う。
(ガーデンジャムさんのお導きで京都福田の山城さんと連携してドライテックを納品した)
1回の放送、1回の露出そのものは微々たる効果しかないかもしれない。
特にインターネットが引き続き急拡大をしている現代では1回2回露出したところで世間の本質的な注目を得ることはない。
そのチリのような微々たる活動をしつこくしつこく何年も続けることに価値がある。
「京都」「ドライテック」とググってみたら以下のようなトップ画面だった。
すごい。
JIGSAW(宝ヶ池建材)などはWEB広告まで出している!
もちろん、生コンポータルも食い込んでるし、京都福田のブログだって見つけることができる。
https://plaza.rakuten.co.jp/kyotofukuda/
Googleの検索画面にはまさに僕たちが歩んできた歴史がそのまま表現されている。
プロダクトが育まれてきた16年と言う歳月でさまざまな人々の善意・悪意も含めた関心を集め、そのつながりは一方通行ではなく、より多くの人々を巻き込んできた。
その結果として、今もプロダクトドライテックはどこかの地域で生コン工場・施工業者の両輪に支えられて消費者の元に価値を届けている。
これを当たり前だと思ってはならない。
何よりも大切なのはプロダクトではなく、こうして育まれてきた人と人との血の通った交流。
ご縁。
その意味で、パートナーらから寄せられる1件1件の現場共有は大切に責任を持ってインターネットを通じて伝えていきたいと思う。
今では生コンと同様に当たり前の製品として出荷されているからわざわざ現場に足を運ぶことも減っているだろう。
それでも、そんないちいちの現場を埋もれさせることなくきちんと世界に伝えることは僕たち生コンラストワンマイルの活躍のフィールドを広げると言う意味でとても価値のあることなのだと信じている。
宮本充也