2021/09/04
【大阪】「あたかも集う人々の集積が一頭の巨大な獣のようにドライテックを見事短時間で完成させてしまう」久保田建材店

大阪府八尾市。久保田建材店。すげー、前向きな生コン屋さんでビビりました。ここはやばいです。マジで参考になります。チャキチャキの女性社長が率いる男女問わずアグレッシブな生コン屋さんでした。ここが参画してくれたらもうドライテックは安泰です。奈良にも出荷しちゃうぞってことです!(僕からグループに共有)
製造・施工:久保田建材店(見学会)
顧客が必要とするものを作る会社
昨日(2021/09/03)大阪府八尾市久保田建材店さんでは取引施工店、同業生コン関係者を多数集めドライテック製造・施工見学会が開催されていた。
⚫︎参考記事: 【大阪】「大阪のドライテックの輪が広がっていきそうです」久保田建材店
現地寝屋川コンクリートの本田さんや、関西エリアで活躍する大橋栄さんから同社のことは伺っていた。
聞きしに勝るとはこのことだ。
僕が理想として描く生コン工場のあり方の1つが大阪府八尾市にあった。
恐るべし!パッケージセメントはなんと同社がオリジナルで生コン用セメントサイロから設備に引き抜いて製造されている。
「生コン屋さんにいけばなんでも揃う」の最たるものが袋セメントと言っていい。
玉石。
構内を見渡せば「実際に現場で仕事をする人が必要とするもの全部」が随所に所狭しと積まれてある。
残土も引き受けているという。
まさに、コンビニのような生コン工場が久保田建材店。
そして、現場で仕事をする人が必要とするものとして、「ドライテック」が同社で採用されたことはとても素晴らしいことだと思った。
本日に至るまで数え切れないほど事前の製造・施工練習を重ね、「やれと言われたようにやる」ではなく、「やるからには自分たちやり方を確立する」という姿勢が前面に押し出されたドライテックの施工見学会が始まった。
もう、僕の出る幕などない。
同社のドライテックは同社の顧客が何を求めるかをベースに作り上げられた素晴らしいオリジナルプロダクトだった。
これぞドライテックの強み「直接荷下ろし」はやはり久保田建材店でも採用されていた。
生コン車が荷下ろしをしながら徐々に前に動いていく。
それ後ろを施工が均し(レーキ、プラゴテ)、転圧のように追いかけていく。
ものすごいスピードだ。
あくまで久保田建材店は製造のプロ。
だから、普段取り扱いの慣れていないプレート(転圧機)を使うにはベニアを利用して凹凸を防ぐように配慮されている。
施工After。
「瞬く間に」という言葉を辞書で引いたらきっと「久保田建材店のドライテック施工のこと」という意味が見つかるのではないかというくらいのスピード施工。
見学されていたプロ施工者はどのような心境でそれを眺めていたことだろう。
久保田建材店はあくまで建材・生コンクリートのプロ。
製造が彼らの領分だ。
なのに、ハイクオリティで施工され瞬く間に完了してしまう。
男女入り乱れてそれぞれはそれぞれの役割を自覚し、あたかも集う人々の集積が一頭の巨大な獣のようにドライテックを見事短時間で完成させてしまう。
そんな印象を持った。
ボケっと突っ立っている人がいなかった。
生コン工場を支える組織の理想像がそこにあった。
文字や写真よりも動画の方がその臨場感が伝わるかもしれない。
もしあなたが生コン工場関係者で取引先顧客が小口(エクステリアや住宅基礎)を得意としているようならば、一度は訪ねられたらいいだろう工場。
なんと大阪府エリア内ナンバーワンのm3車(リューべ車)数7台を数えるフットワークの生コン工場だ。
「ドライテックやってくれるところが見つからない」
16年目を数えるドライテックですらまだまだ寄せられる「どこでやってくれるかわからない」という相談。
一般消費者に限らず、施工業者もお困りの様子だ。
だから、この16年間僕はひたすら全国各地の生コン工場を訪ね歩いてきた。
生コン工場は地場産業。
側から見ていたら「みんな一緒」みたいに見えるかもしれない。
さながら、坊主頭の中学生がみんな同じ顔に見えるみたいなもんか笑。
生コンのことをよく知る方ならそうではないことはわかるはずだ。
特徴的な生コン工場というのがある。
工業製品のような標準化されたどこを切っても同じ金太郎飴のような生コン工場もあるにはある。
一方、久保田建材店のように訪ねた瞬間に独特の空気を感じてしまうような生コン工場少なからずある。
施工業者はこちらのマップからドライテック製造可能工場を探すことができる。
もちろん、一般の消費者はこちらから同様に施工対応店を見つけ出し直接連絡することができる。
このリストは16年の間成長し続けてきた程度の差はあれど久保田建材店のような積極的な企業や個人が紹介されている。
まだまだ充実はしていないけれど、それでも比較的物事に積極的な製造・施工の企業や個人のネットワークだ。
これまで縦割りな階層の底で埋もれ全体に見出されることのなかった生コンラストワンマイルはこの地図にあるように自らの力で自らの価値を発信し産業構造にかかわらず活躍している。
これまでにない全く新しいものづくりのネットワークだ。
結果として、ドライテックに対応する工場や施工店が増えていき、消費者の元に届きやすくなる。
そんな利便性も嬉しいことだけど、僕がもっと嬉しいのは、今回の久保田建材店さんのように、尊敬すべき素晴らしい生コンラストワンマイルに出会えること。
そんな出会いがこれまでの素晴らしいネットワークを作り上げてきた。
僕自身もそのことでとても成長させてもらった。
その単なる結果としてのネットワークの充実でありドライテックなど各種プロダクトの利便性なのだと思う。
やっぱり目的は人と繋がること。
感動すること。
そんなことを改めて感じさせられた工場訪問と見学会だった。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
宮本充也