2018/09/18
「とにかく面倒くさい冬場の土間コン|透水性コンクリート」

徳島の四国生コンクリート工業林さん当地にて透水性コンクリートの普及に全力で携わる。冬に向けて実績を伸ばす意気込みをFacebook上で表明する。
冬こそ透水性コンクリートの季節!
※材料のレベルはレーキでやる場合もあるし、このように「バカボウ」と呼ばれる簡易な道具で行われるケースもある。
https://www.kenchikuyogo.com/511-ha/004-bakabou.htm
※前回(https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/1_5.html)に続き今回も駐車場。透水性コンクリートが最も有効に貢献できる市場の一つとも言える。
※敷設(ふせつ)敷き均し(レベル合わせ)が終わったら、今度は写真のプレートで仕上げる。ブリーディングといって材料分離に起因する浮水がないので、「直後」から仕上げられる。
※っという間の施工完了。
冬こそ透水性コンクリートの季節
なぜか?
それは、前述したブリーディングに関係する理由。
冬場の土間コン仕事は深夜に及ぶことがある。
さらに、凍結で仕上がりに不具合が発生することもある。
その理由が浮き水(ブリーディング)。
こいつがおさまってくれない限りは土間コンは仕上げ工程に移れない。
さらに。
仕上げは金鏝で3回に及ぶ。
ただでさえ遅くなるのに、そこからまた仕上げは深夜まで続く。
投光器を当てながら凍結防止などの周辺の手間もある。
とにかく面倒くさいのが、
冬場の土間コン打設。
その冬に向けて実績を伸ばす!
林さんの意気込みが素晴らしい。
生コン工場と顧客の関係性。
長年透水性コンクリートなどの新規性の高い生コンに携わっていてわかってきたことがある。
何か新しい価値をその土地の市場に提案する場合、
すんなり行く工場とそうでない工場(いつまで経っても売れない)を分ける何か。
かたやすんなりお客様は採用する(売れる)のに、
かたやいつまでたっても物は売れていかない。
この理由。
それは、
いかに普段からお客様に寄り添って生コンを操業しているかどうか。
に掛かっている。
小口のお客様をバカにしない。
遅めの注文や当日の注文に対して真剣に対処する。
困っているお客様に寄り添う。
そんな工場は市場から信任を得ているから、
だから、新しい何かを始める時にすんなりいくケースが多い。
四国生コンクリート工業さんの躍進を見ていても、
まさに水を得た魚のように市場で生き生きとしている。
冬に向けて林さんの活躍は止まることがないだろう。
そして、生コンポータルもそんな林さんからたくさん学ばせていただく。
物事の本質、道理。
常に目の前のお客様に尽くす。
それが、市場に価値を問う姿勢の基本であるということを改めて思い起こすことができた。
生コンでいいこと。
宮本充也