2019/02/26
「真っ平らだし、転んでも痛くないし」【ゴムチップ】保育園や老人ホームで加速する【透水性コンクリート】に新たな付加価値

保育園、老人ホームの建築外構に採用が加速する透水性コンクリート。他舗装材との連携はこれまで実現が不可能だった価値も生み出す。ゴムチップを仕上げ面とした透水性コンクリートは、「真っ平らだし転んでも痛くないし」。
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真っ平らだし、転んでも痛くないし
これ、市販のゴムチップ舗装。読んで字のごとくゴムのチップの地面。実は水を通すことはそれほど知られていない。
表面は透水、けれど舗装断面に「不透水」層が含まれれば全体としては不透水、つまり水たまりが発生する。
写真は保育園外構(大分県森友会の保育園施設)で採用された透水性コンクリート。採用理由は、「水勾配をつけなくてもいいから安全」。
保育園、老人ホームで選ばれる安全性がさらに増す。
水勾配、つまり傾斜。
狭い箇所だとその角度は急になる。
勾配がある地面とない地面。
どちらが歩行にストレスを感じるか。
当然、前者。
勾配があると歩きづらい。
それは、
・保育園
・老人ホーム
といった環境においてはより意識されることだ。
だから、透水性コンクリートといって水を透す地面が重用される。
地面に水がたまらないから水勾配もいらない。
水はけのことを考えなくてもいい。
こういった理屈だ。
さらに、ゴムチップを表層仕上げとして採用すれば。
真っ平らなゴムの床。
・保育園
・老人ホーム
懸念されるのは、
・転倒
通常の環境以上に転倒のリスクは高まる。
水勾配がないので、転倒もしづらいとはいえ、仮に何かの拍子に転倒するのは危険。
その地面がゴム。
コンクリート(透水)とゴムチップの意外なコラボ。
人工芝とコンクリートも面白い機能を生み出した。
今度はゴムとコンクリートが不思議な機能を生み出す。
落下が懸念される遊具周り。
運動スペース。
通常よりも転倒リスクの高い箇所に、
・ゴムチップ
・透水性コンクリート
は水もすぐに引くから雨上がりにも水たまりは0。
「真っ平らだし転んでも痛くないし」
そんな地面がいつしか当たり前になる。
それも、生コンでいいこと。
宮本充也